駐車場7:46−7:48登山口−8:10標識_1200m−8:31ニコニコ岩8:44−8:56パークセンター−9:00山頂−9:07下山口−9:29倉敷保養センターせとうち=10:00駐車場
今日は新年初登山 王子ヶ岳(おうじがたけ234m)を訪ねる登山支度をして出発する 今日も眼の前に三角おにぎりの形をした大槌島が光の中に輝いている 自動車道を少し戻ったところに登山口がある 左手前方に瀬戸大橋が見える
三叉路の角に案内図*1)が設置されている その右手のフェンスを開けてルートに入って行く 丸太の階段を登って行く エニシダが黄色い花を咲かせ ヤマツツジが何故か沢山花をつけている サルトリイバラ*(*は実を示す) シャシャンボ* ヒサカキ*などを見つけながら登って行く 振り返ると瀬戸内海の景観を楽しむ事が出来る 太陽の位置とも関係していると思うが撮った写真は太陽光線の影響を受け見栄えがしなかった 登るにつれ渋川海水浴場の砂浜が広がる
丸太の階段の登りが終わると傾斜がゆるくなり ぐっと歩きやすくなる 瀬戸内海のおいたち1と書いた案内板*2)と休憩舎1200m 渋川海岸700mの標識がある 休憩舎のすぐ先に王子ケ岳山頂があるので全工程約2Kmとなる説明板から6分ほど歩いたところにそのつづき 瀬戸内海のおいたち2と書いた案内板*3)がある その案内板から3分程歩いた地点で左前方に留意するとニコニコ岩が見える ズームで捉える サザンカが咲いているのを見 フサアカシアが花芽をつけているのを見つけアップダウンを行くと、王子が岳の岩石 と書いた案内板*4)がある
王子が岳の岩石の説明板を過ぎると 1分もかからずにニコニコ岩の裏に出る
ニコニコ岩の正面に回り 岩場に出る 眼前に瀬戸内海の景観が広がる 瀬戸大橋や四国の屋島などを伺う事が出来る 360度の景観が得られる 景観をカメラに捉えたが太陽に向けた瀬戸内海側の景観は光に負けて撮れなかった 逆光を避けニコニコ岩を背景に記念写真を撮る
ニコニコ岩を後にルートを行く ルートの途中にベンチが設置されているところがある そこからは瀬戸内海の景観やこれから訪ねようとしている岩峰を側面から伺う事が出来る また 振り返るとニコニコ岩も見える 更に行くと展望所など展望の得られる場所が随所にある ルートでアセビが花芽をつけているのを見つける
景観を一望し、パークセンターへ向かう 大きな岩の間を抜けて行く 岩に立つと野外広場を伺う事が出来る この岩に立つのは何でもないと思っていたが身体が上がらない、それでも何とかして上に立ったが、身体能力は随分と落ちている 手前の樹木が生育し、園地の全貌は伺えなかったが 野外広場の三角屋根を伺う事ができた 岩を降りてルートを行くと遊歩道に出る このすぐ左手が行者道下山口になる まずは、パークセンターへ向かう
パークセンターのテラスに沿って左方向へ進み 本四架橋連絡橋(児島・坂出ルート)と題した 橋の名前や島の名前を書いた説明板のところに行き 瀬戸大橋を展望する そして更にそのまま進むとパラグライダーの離陸地点に出る
パラグライダー練習場にはどなたもおられなかった 草芝の斜面を山頂に向け登る 休憩小屋や三角点がある 山頂からは草芝の斜面の先に瀬戸内海と児島の街並みを伺う事が出来る また ここからも樹間に大槌島を伺う事が出来る 王子ケ岳と書いた大きな案内板*5)に 八人の王子のはなし と 役の行者と王子権現のはなし が日本語と英語で記載されていた 読みがわからない字は英語を見るとローマ字読みが出来る
山頂を後に下山する 野外広場に向けて降りる ネズ*を見つけた 遊歩道にはサザンカが沢山咲いていた パークセンターへ向かう 先ほど記載した行者道下山口に出る標識に従いルートを降りて行く 狭いながらもしっかりしたルートが出来ている ジグザグに降りて行く 何か祭ってあるところを過ぎ 前方に瀬戸内海が見えるところで振り返ると岩峰を見上げる事が出来る 振り返る都度見える範囲が変化してくるのも面白い ルートに大きな岩が現れ、壁画のある岩や修験場がある これらを見て降りてゆく 前方に瀬戸内海の景観を見ながら降りて行くのも気持ちが良い 途中ヒサカキ* サルトリイバラ*を見つける 御嶽山行者窟と書いた石柱の所を抜ける ノジギクが一輪咲いていた ここでもサルトリイバラ*を見つけ 倉敷保養センター ホールサムインせとうちの脇に出る 出口にも 行者道登山口と書いた小さなボードが枝にくくられていた
下山途中3名の方とすれ違った ここですれ違う事は滅多に無い 3人目の方もすれ違う時に ここでは滅多にすれ違わないのだがと声をかけて頂いた
出口付近に車が1台駐車していた すれ違った方の車かも知れない ここからも、振り返ると岩峰を見上げる事が出来たあとは国道430に沿って約2kmの海岸線ウオークを楽しみながら駐車場へ向かう センダングサの花と実 コマツヨイグサ メラノキシロンアカシアの花芽 オオバヤシャブシ* シャリンバイ* アキニレ* タカサゴユリ*などに出会えた 調べてもわからなかった花芽や花とも出会った
車載温度は12℃を示していた
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*1)王子が岳渋川地区案内図
王子が岳地区は、標高234.5メートルの新割山を最高とする丘陵で、稜線からの内海の展望は雄大で、レストハウス、園地、宿舎などあります。渋川地区は延長1キロの白砂青松の渋川海岸が中心で、海水浴場、園地、駐車場、宿舎など整備されています。 環境庁・岡山県*2)瀬戸内海のおいたち1
王子が岳からは、おむすび形をした美しい大槌島を中心に、その奥に四国本土の五色台やお皿を伏せた形をした屋島、さらに西の方には瀬戸大橋がかかる塩飽諸島の島々が見えます。 では、現在のような瀬戸内海の美しい風景は、いったいどのようにしてできたのでしょうか。 環境庁・岡山県
*3)瀬戸内海のおいたち2今から数万年前の氷河期のころは、海面が現在より100m以上もひくかったため森林におおわれた湖の点在する陸地でした。 また、そのころの日本列島は大陸と陸続きであったため、大陸からの大形の動物が瀬戸内海一帯の原野にも生息していたといわれています。ナウマンゾウなどの化石が漁師の網にかかり、海底から引きあげられることがあります。 環境庁・岡山県
*4)王子が岳の岩石
この地域の岩石は花崗岩といい、瀬戸内海地方の代表的岩石です。この花崗岩が長い年月の間に、風や雨などの作用により風化されこのような大小の岩が重なりあった姿になりました。 また、花崗岩には、長石、石英という白い母岩が多く含まれているので、風化し、海に堆積すると、渋川海岸のような白く美しい砂浜となるのです。 環境省・岡山県
*5)王子ケ岳 山頂の案内板
八人の王子のはなし
むかし、ここに王子がいました。王子は百済姫の子どもであるともいわれています。紫坂の王子、坂手の王子、筈割の王子、峰の王子、日の王子、錫投げ王子、谷の王子、瓶割王子の八人です。それでここを王子ケ岳とよぶようになったのです。
役(えん)の行者と王子権現のはなし
むかし、紀州(今の和歌山県)に役の行者という大変な霊力をもった山伏がいて、熊野権現のお社で大ぜいの山伏と修業していました。
あるとき山伏たちは舟にのって瀬戸の海にやってきて、ここに王子権現のお社をたて、役の行者をおまつりして、いっしょうけんめい修業に励んだということです。
薄っすらと明るくなる頃、倉敷を出発、車載温度2℃ 倉敷川沿いを走り 国道2号と立体交差し、次の三叉路を県道21へ直進する 粒江トンネルを潜り水島インター西に出る そこから2車線の道路を走り 稗田(ひえだ)の交差点を左折し県道276を行き、国道430に出る 国道を左折し渋川方面に向かう 国民宿舎王子ヶ岳を過ぎ 渋川港駐車場に駐車させて戴く 車載温度は6℃