駐車場6:46−6:54からまつ園地−7:05かえで園地−7:10おたからこう湿原−7:20もみじ滝_1200m−7:37分岐_700m7:38−7:43分岐_480m−7:59千軒平8:04−8:22もみじ平−8:35県境分岐_480m−8:50園地分岐−8:58Rest9:00−9:01かえで園地−9:11まゆみ園地9:14−9:21駐車場
今日は娘を誘い,森林公園を訪ねる いつものように千軒平(せんげんだいら1090m)を訪ねる登山支度をする 今日は娘を誘っての山歩き 車載温度12℃と少しひんやりするものの私には丁度いい 娘は寒いと言うのでウインドウブレーカを出す 駐車場の廻りを見回すとナナカマド レンゲツツジ ヤブデマリ ミヤマガマズミが咲いている 自動車道を行き園地へ向かう 園地入口にマスク着用でお願いしますと書いた表示がある 管理棟に入ったり 園地で食事したり密になるところは配慮が必要だと思うが 山歩きではマスク無しも許容をお願いしたい 逆に、熱中症の予防対策も頭に入れておく必要があろう
園地入口に森林公園を訪ねる方へ*1)と書いた案内板がある 常識的な記載なので、これまで文字起こしをしていなかったがこの際 書き起こしておこう
園地を行く 管理棟の前の道を数メートル入ったところにツリバナの木がある 可愛らしい花を沢山咲かせていた ニシキギ科でマユミやコマユミと似ているが少し赤味を示している 園地の遊歩道に戻りからまつ園地へ向かう ルート脇に次々と花が顔を見せる ムラサキサギゴケ ウマノアシガタ ミヤマヨメナのような草花が見られるが それらよりタニウツギ カマツカ ミヤマガマズミ サワフタギ マユミ ナナカマド ヤブデマリ ツリバナ ヤマボウシなど樹木の花が多い サワフタギ ヤブデマリ カマツカは数も多く目立った ウツギ ミヤマイボタ バイケイソウは花芽を膨らませ ショウジョウバカマ*(*は実を意味する)は特徴のある実をつけていた
からまつ園地 いぼた園地と花を楽しみながら歩いて行く 廻りにはどなたもおられない 朝の陽射しを受け、見上げると青空が広がる 実に心地良い 空気がおいしい いろいろな小鳥の鳴き声が聞こえてくる 私がわかるのはウグイス ホトトギス カッコーぐらい それでも近くから 遠くから聞こえてくると カッコーが聞こえたねと会話を交わす
かえで園地を過ぎ もみじ滝へ向かう 樹林の中のルート 小鳥の鳴き声などを聞きながら歩く おたからこう湿原に近づくと落葉樹林が新緑を広げ その緑が美しい そしておたからこう湿原に出る 湿原ではオタカラコウが葉を茂らせていたが花茎はまだこれからだ
ルートを行く ギンリョウソウが所々で顔を見せてくれる 渓流を左に見てもみじ滝へ向けて少し登って行く そのルート脇にもギンリョウソウが幾つも固まって花を咲かせていた 足場に留意してカメラに収めたがピンとが甘かった ヤグルマソウが特徴のある葉を見せる かなり広い範囲に葉を確認出来たが花を咲かせているのは1本だけだった そしてもみじ滝に出る
分岐を少し入ってもみじ滝を見てすぐ戻り 千軒平を目指す ここから登りがはじまる ジグザグに高度をあげて行く ブナの木などを見ながら登って行く 花を見つける事なく尾根縦走路に出る 娘は身体が暖まったのだろう、ウインドウブレーカを脱ぐ
尾根縦走路は森林公園を取り巻く山並みの尾根を縦走出来るルート きたけ峰ー千軒平ーもみじ平ー県境三叉路ーすずのこ平と繋がり岡山県と鳥取県の県境となっている 管理センターをホームベースとしてレフトにきたけ峰 センターもみじ平 ライトすずのこ平と言うような感じ いろいろなルートを楽しめる 千軒平が一番見晴らしが良いので、千軒平を含めるルートを選ぶ事が殆どである
大きなブナ樹林のルート ブナを楽しみながらルートを行く 下って登り返したところに分岐があり管理センターへも降りられる 分岐を千軒平へ向かう 分岐には案内標識が整備されているのでルートの心配は不要 管理棟に案内図が常備されており頂ける、いろいろとルートを歩いてみたい方は案内図を持っておかれると良い
分岐を行く 少し下ってから登りにかかる 急な登りを過ぎると傾斜は緩くなり一息入れる事が出来る そして今度は樹林を抜け陽射しの中に出る アカモノが白い花を咲かせ出迎えてくれた ひときわ鮮やかにレンゲツツジが花を咲かせていた 今度は草芝の中を登る ニガナ ハナニガナが顔を見せてくれた マツムシソウやオニユリはまだだった サワフタギが花芽をつけているのを見て千軒平の山頂に出る
早速大山に目をやる くっきりと見える 大山・烏ケ山・蒜山三座が一直線に並び 三鈷峰 矢筈ケ山 甲ガ山などの外輪山が横一列にならび確認出来る 目を左に転じてゆくと270度程度の広がりで山並みを展望出来る 青空が広がり雲がかかっているピークは見られない 景観を楽しみ記念写真を撮り下山する
下山は縦走路をもみじ平を経由し県境三叉路で管理センターに降りる 縦走路ではサワフタギがあちらこちらで顔を見せてくれる コバノフユイチゴ タニギキョウ ハナニガナ イワニガナも顔を見せてくれた 県境分岐からの下りでは花とは出合えなかった
園地に降りる かえで園地に向かうまでに ヤブデマリ トチバニンジンの花芽 クルマバソウ タネツケバナ ヤマボウシ ミヤマヨメナ ユキザサ*などに出合う
かえで園地を過ぎてすぐにまゆみ園地へ向かうルートへ入って行く カラマツの落ち葉がクッションとなり歩くのが気持ちが良い 娘もクッションを楽しんでいた タニギキョウが幾つも固まって咲いていた コマユミ ムラサキサギゴケ マムシグサ ナナカマド ミヤマヨメナ カマツカ タニウツギなどを見てまゆみ園地に出る
マユミははほとんどが花芽の状態 やっと咲いているのを見つけカメラに収める 場所によって花の咲き方が違う まゆみ園地には名木百選に選ばれたマユミの木があり 名木百選 森林公園のマユミ*2)と書いた案内が設置されている バイケイソウが幾つも花芽をつけていた ヤブデマリ サワフタギ トチノキ ムラサキサギゴケが花を咲かせていた トチノキを後にまゆみ園地を出る
管理棟に今見られる花の一覧が掲示されているので寄りたかったが、入口にマスク着用とあったので残念ながら遠慮する 娘がこんなところにギンリョウソウが咲いていると見つけてくれた 苔のような植物に囲まれるようにして咲いていた 駐車場はほぼ満車 これまでに数名の方とはすれ違ったがこんなに多くの方とはお会いしていない いろいろなルートがあるのですれ違ったのだろう まゆみ園地から遊歩道を行かれる方を何組か確認出来た その中にはマスクをされておられる方もおられた
駐車場からもトチノキの花を確認出来た 車載温度は19℃だった しかし、倉敷に戻った時は32℃まで上昇していた
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*1)森林公園を訪ねる方へ
森林公園は県民のみなさんの貴重な財産です。このかけがえのない美しい自然を守り、後世に伝えるため森林公園では次のことを守りましょう。
1、植物採集、昆虫採集、魚つりをしないこと
2、鳥獣などを傷つけたり、とらないこと
3、キャンプをしないこと
4、たき火、花火などの火氣を使用しないこと
5、公園の施設をこわしたり、傷つけたりしないこと
6、物品の販売やこれに類する行為をしないこと
7、危険なことや他人の迷惑になる行為をしないこと
8、タバコの吸いがら、ごみ、缶、ビンなどは指定された場所に捨てるか、自分で持ち帰ること
9、その他、公園の利用や管理に支障になる行為をしないこと
以上のような注意事項に違反する時は 岡山県立森林公園条例により退園していただくことがあります。
なお、管理センターは、展示室、休憩室も兼ねておりますので、入園される方は気軽にお立ち寄りください。
岡山県
*2)名木百選 森林公園のマユミ
マユミ(ニシキギ科)
苫田郡奥津町羽出
推定樹齢270年
岡山県森林公園は、「明治百年記念事業」として昭和50年7月に開園された。
本樹は、毎年秋には見事な赤い実をたわわにつける。
この実はかなり遅くまで残り初雪の頃でも赤い実がよく目立つ。
昔、この材で弓を作ったことから「真弓」の名がある。
薄明るくなる頃倉敷を出発 車載温度22℃ 吉備路429 県道271と走り 再度足守の手前で429に乗り足守 吉備中央町 加茂川と走って行く 道の駅で小休止車載温度16℃ 用事を済まし再出発 小森温泉 旭川ダム 旭町と抜けてゆく 旭川ダムは大分水位を下げていた 旭町を抜けたところで交互通行 信号が赤で待たされる 結構長い 待っている間、対向車は無かった センサー技術等進歩している昨今、ちょっとした工夫があるといいのだが 休み乢トンネルを抜ける きれいな山並みが広がる トンネルを抜けると・・・何だろう 何か書きたくなるようなすがすがしい景観だ 最初の信号を左折 県道159を経由して久米へ 久米で右折し181を行き院庄へ 院庄で左折し179を北上する 雲井山トンネル出口16℃ 奥津役場前16℃を確認 甘木トンネルを出てすぐ、森林公園の案内標識に従って左折する あとは慣れた道 分岐には森林公園を示す案内表示があったと思う 羽出川に沿って登って行く 民宿などがあるところを過ぎ 森林公園2kmの標識を見て 園地に入って行く 早速道路脇にタニウツギのお出迎え 一番奥の駐車場に駐車させて頂く すでに2台駐車 車載温度12℃