雌山〜雄山 縦走



雌山 標高 1067m    難易度   ☆     登り72分 下り43分        岡山県
雄山 標高 1153m    難易度  ☆☆     登り118分 下り77分           
倉敷からの距離   104Km        登頂日 2020/06/16  ガイドブック   F 写真 動画

駐車位置6:39−7:00分岐−7:22登山口7:23−7:49展望岩−7:52雌山山頂−8:38雄山山頂8:52−9:26雌山山頂−9:43登山口−分岐−10:09駐車位置

登山
 今日は雌山(めんぜん1067m)雄山(おんぜん1153m)を訪ねる  

 登山支度をする 登山者の方へ ここから先は車では危険です徒歩で登山してください との標識が従来通り設置されているのを見て出発する 舗装は切れ、砂利道であるがトラックが通れる道幅はある 早速コナスビ キケマンが顔を見せてくれる しばらくは林道ウオーク どんな花や実に出合えるか楽しみだ
 
 道路は緩い登り 前方にこれから訪ねる山並みが伺える 朝の陽が射し、緑が美しい 左手法面を見るとスイカズラが花を咲かせているのを見つけ近づきカメラに収める その近くにマタタビが花芽をつけていた 足元にはムラサキツメクサ ハナニガナが顔を見せる 今度はウリノキだ 特徴のある花だ ブッシュに白い花 ノイバラのようだ サワフタギも白い花を咲かせていた 道は右にカーブし、カーブの先に雌山が顔を見せる 試験場だろうか建屋がある ムラサキツメクサが陽射しを受けて輝いていた コナスビも結構咲いている ガマズミ スイカズラ コアジサイが顔を見せる コアジサイは幾つも咲いている 小さい花がしっかりと自分を主張している姿がいい ノアザミ ササユリが花芽を膨らませていた
 
 樹林の中のルートを行き また草原が左手に広がる 草原に沿って行くと分岐になっており分岐には雄山雌山登山道と書いた標識が設置されておりその廻りにウツギが咲いていた 標識にそって直進して行く アカショウマ ヤマアジサイが顔を見せ ルートはえぐれたり 法面が崩落したりして荒れている 水が溜まっているところや渓流のように道路を水が流れているところもある 
 
 山に入ってくると草が増えてくる 私は何回か登っているのでルートを失う事は無いが 1ケ所心配なところがある 登山口の標識があるところに出る最後の分岐?のところ 以前は分岐に標識があり左に折れて行く表示があった この分岐のところが土砂崩れを起こし 標識の手前で左に折れて行く 直進出来るのか不明だが、ここがわかりにくい所ではないかと思う

 左に折れて5分程行くと雄山・雌山登山道*1)と書いた案内板がある 案内板周辺はノブキ ミゾソバなどが葉を茂らせていたが花は見つけられなかった
 
 ここから山道になる 傾斜もあり一歩一歩登って行く 少し登ると山を左にしてトラバースするようにルートが作られており 一息入れられる ニワトコ*(*は実を意味する)が蒼い実をつけているのをみつける ルートは左にカーブし登って行く 狭いルートではあるがルートはしっかりしており失う心配は無い 直登気味に登って行くが2ケ所程左に回り込むようにして登って行く箇所がある そして左手方向に行き ルート幅が広がったところに来ると 山頂は近い 山を右手にして登って行く タニウツギが出迎えてくれ 少し行くと展望岩の前に出る
 
 ルートを左に数歩入ると展望岩のところに出る 180度程の展望が広がり 左手にはこれから訪ねる雄山を伺う事が出来る 下を向き山肌を見るとヤマボウシが花を咲かせていた ズームで撮る その近くにヤブデマリ*が実を付けていた ルートに戻り笹道を登と 雌山山頂に出る
 
 山頂には山頂標識と三角点がある 笹が広がり山頂広場は狭くなっている感じがする 山頂標識が設置されている場所は笹の中だった 笹が繁っているとは言え 縦走路は判別出来る 軽く笹を分けて数メートル行くと しっかりしたルートが見え樹林帯の中のルートとなる
 
 降り口にあたるところにヤマツツジが咲き ノイバラが花芽を膨らませていた 樹林に入ると花は見られない ルートを選び、腐葉土のクッションを楽しむ ルートにはルート標識が要所要所に設置されているし テープマーカーもあるので、確認しながら降りて行く 雄山まで数回のアップダウンがあり標高差は90m程の登り 最後の登りが少し長いものの、途中はそう長くなく歩きを楽しむ事が出来る
 
 笹が繁っているところもあったが、距離は短く 幸い露もついておらず特に支障は無かった 雄山山頂に出るまでに ヤマアジサイの花芽 エンレイソウ* ウリハダカエデ ナルコユリ タニギキョウ マユミ* ウツギの花芽 ツルアジサイ タニウツギを見つける事が出来た 花が少ない中でツルアジサイが見事な花を咲かせており目を惹きつけられた 特に真っ白な大きな装飾花は目立つた
 
 山頂に向かう登りを行く 笹のルートとなると山頂は近い 腰の辺りまで笹が伸びている ルートは読めるのでルートに沿って登って行くと山頂に出る 山頂からは360度の展望が広がる 大山を伺えるのだが今日ははっきりしない 花見山や毛無山は見える 反対側には大佐山を眼下に見る事が出来る 山頂周辺にはヤブデマリ タニウツギ マユミ ミヤマイボタ(花芽) コナスビ ムラサキサギゴケが顔を見せてくれた ヤブデマリを背に記念写真を撮り下山する
 
 下山は登ってきたルートを戻る 今日はどなたともお会いする事は無かった 車載温度は22℃だった
 
 帰路に県道317に設置されている雄山・雌山登山道の案内標識を確認する 所要時間が1時間加算されていたが、登山口のものと同じ内容だった
 
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*1)雄山・雌山登山道
 雌山山頂(標高1067m)
 所要時間 徒歩で30分程度
 
 雄山山頂(標高1153m)
 所要時間 徒歩で1時間30分程度
 
 登山者の方へ マナーを守りましょう
■ご自分で持ち込んだゴミはすべて各自でお持ち帰り下さい。
■貴重な植物等を持ち帰らないで下さい。
■山火事の原因になりますので、煙草を吸わないで下さい。
 火気の取り扱いは十分注意下さい。



アプローチ
  明るくなり始めた頃倉敷を出発 車載温度21℃ 高梁川に沿って県道24を走る 川辺橋 総社大橋と走って行く 東の空が赤く染まる 山並みにはガスがかかっている 車の流れは順調 豪渓泰橋18℃を確認し180号に乗り北上する 高梁 井倉(16℃) 新見と180号を走る 新見市内で県道32に降り 右折する 中国自動車道と交差するようにして走る 道路脇の温度表示は15℃を示していた 大佐山の案内標識のある交差点を直進し、次の交差点を県道58の方向へ左折する 県道58新庄への分岐で58と別れ県道317へ直進する トンネルを抜けると右手に大佐ダムが見えてくる ダムに沿って走り 惣ヶ原トンネルを抜けた先の三叉路を左にとり県道317へ 対向車に留意しながら大井野川沿いの道路を行く 大井野の集落が見えてきて 集落を抜けたところに雄山登山道を示す案内板と小さい標識があるのを確認(注意しないと気付き難い) そこを左に曲がり、舗装の切れるところまで行き 道路脇の空地に駐車させて戴く 車載温度は18℃