朝鍋鷲ヶ山〜金ヶ谷山 縦走



朝鍋鷲ヶ山 1078m  金ヶ谷山 1164m   難易度 ☆☆
朝鍋鷲ヶ山 登り55分 下り26分 金ケ谷山 縦走45分 帰り32分    岡山県
倉敷からの距離   117Km        登頂日 2020/08/18   ガイドブック  写真  動画

朝鍋鷲ヶ山登山口6:40−7:28尾根分岐−7:35朝鍋鷲ヶ山山頂7:41−7:47電波塔−8:26金ヶ谷山山頂8:35−9:02電波塔−9:07朝鍋鷲ヶ山山頂9:12−9:16分岐−9:38登山口駐車場所

登山
 今日は朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん1078m)から金ヶ谷山(かねがたにさん1164m)へ縦走する

 登山支度をして出発する 6:30を少々過ぎた時刻 薄っすらと霧がたなびき 優しい朝の陽射しが伺える 登山道は自動車道を横断した位置にある 丸太の階段となっておりいきなりの急登 木々が覆うようにして茂っており樹林の中を行く 木漏れ日がところどころに映っている 
 
 樹林の中のルートは花や実はあまり期待できない ノギランを見つける ルートは緩急を繰り返す どういう訳かセミや小鳥の声が聞こえない ガスが出てまだ目覚めていないのだろうか しばらくすると遠くに小鳥の鳴き声が聞こえてきた
 
 少し下るところがある あまり変化の無い登山道で合目の標識も無い そうした中で目安になるポイントである ここを過ぎた地点でシーズンにはイワカガミが顔を見せてくれる イワカガミの葉と実のようなものを見つけた また丸太の階段の登りが始まる モミジハグマの花芽 ヒヨドリバナ オトギリソウ ムラサキニガナ ユキザサ*(*は実を意味する)が顔を見せてくれる ルートは緩やかに左にカーブして丸太の階段は終わる
 
 傾斜が緩くなり 足も軽くなる 霧の中を行く 空気もおいしく感じられる ナナカマドの枝が頭にかぶさるようしして垂れている ナナカマド*の実を沢山つけていた そして尾根分岐に出る 分岐を左にとり朝鍋鷲ケ山へ向かう
 
 分岐から朝鍋鷲ケ山山頂までのルートも花や実が期待されるルート ガスも雰囲気を醸し出してくれる ソヨゴ* サワフタギ* キンミズヒキ ウツギ* オオカニコウモリ オトギリソウを見つけて 山頂広場に出る
 
 山頂広場には感動の碑と書いた石碑があり 広場が形成されている 周辺にはシュロソウ ツリガネニンジン ダイコンソウが咲いていた また展望台が設置されている ガスが出ており視界はききそうも無いが、リュックを下に置いて展望台に登る 案の定足元の山頂広場がなんとか見える状況で周辺の眺望は全く得られなかった これから金ケ谷山まで行き戻ってくるので、その時を期待しよう
 
 展望台を後にルートを行く 幅広の登山道 タニウツギ* ヒメヤシャブシ* ヒヨドリバナを見てすぐに分岐があり 分岐を右へ入って行く ルートは左にカーブして草原に出る そこにはマルバタケブキのお出迎え 黄色い大きな花を広げ大歓迎 霧に霞む草原の笹原にも幾つもマルバタケブキが頭を出して出迎えてくれた 思いもかけない、且つ沢山の花に出合え大喜び そしてルートは右にカーブし深い霧がかかる樹林の中へ入って行く
 
 この辺りは紅葉が良かった記憶があるが濃い霧で視界はきかない 少し降りたところに電波塔があり そこから大山が伺えるのだが、電波塔の存在がなんとかわかる程度で遠望は全くきかない コバノフユイチゴ* ツユクサ オトギリソウ クリ*を見てルートを行く
 
 朝鍋鷲ヶ山の標高は1078mで金ヶ谷山は1164mなので80m少々の登りとなる 電波塔から少し降りた所から登り返す 傾斜はゆるやか 少し傾斜があるところには丸太の階段があるがそうきつくない ペースを維持しながら登って行く ブナ樹林帯の中のルートで、霧の中のブナ林は味わいがある ヤマジノホトトギス ヤブデマリ* ツリガネニンジン ミヤマタニソバ タンナサワフタギ* など見つける事が出来た ヤブデマリの赤い実が露に濡れ彩(いろどり)鮮やかであった そして金ヶ谷山山頂に出る
 
 山頂での眺望は得られない 山頂標識のところで記念写真を撮る 写真を撮っている時、足元にオオナルコユリ*を見つけた 周辺を見てみるとツリガネニンジンの花芽 サワフタギ* ヤブデマリ* タニウツギ*を見つけた 麦茶で喉を潤し下山する
 
 下山は登ってきたルートを戻る これまでガスがかかっていたが気温があがった為かガスは消えた 電波塔のところからは大山のピークを楽しむ事が出来た まだ残っているガスの上に頭を出していた マルバタケブキが咲く草原もガスが消え その先に鉄塔が写っていた 朝鍋鷲ケ山の展望台にも再度登り景観を楽しむ事が出来た 大山の手前に三平山も薄っすらと確認出来た 反対側の金ケ谷山や毛無山への縦走路も伺う事が出来た 広場にネジバナが咲いているのに気付いた
 
 そして朝鍋鷲ケ山山頂から川上林道登山口へ直接降りる 朝鍋鷲ケ山には今日で13回登ったがこのルートを降りるのは2006/11/13以来で2度目 階段の下りをこなせるだろうかと心配であったがそこそこの時間で降りる事が出来何よりだった 下山時の車載温度は29℃と上昇していた

 
アプローチ
 まだ暗い時間に倉敷を出発 車載温度27℃ 吉備路429を行き 県道271を経由し足守市街地手前で再度429に乗る 足守 吉備中央町 加茂川と抜ける 加茂川道の駅で22℃を確認 ガスが出てきた 小森温泉の前を抜け旭川ダムに 周辺が明るくなり見易くなる 道路附近のガスはいつの間にか消えた 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走り落合へ 落合入口23℃ 落合で313に乗り 久世 勝山と市街地を走る 勝山で313と別れ181へ直進 美甘 新庄と走る 勝山22℃ 美甘21℃ 新庄20℃ 新庄道の駅を過ぎてすぐのT字路を右折し県道58に乗り蒜山へ向かう 野土呂トンネルを抜けてすぐ左に曲がり 100m程走り 林道川上2号線へ右折する 林道左手に朝鍋山登山口がある 見逃さないよう注意しながら車を走らす 登山口の斜め前方に車一台置ける空地がありそこに車を置かせて戴く 車載温度20℃