雨乞山



標高 889m    難易度 ☆    登り91分(Eコース) 下り51分(Eコース) その他34分  岡山県
倉敷からの距離   96Km        登頂日 2020/08/25   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所6:16−6:35登山口−6:48尾根取付き−7:23反射板ピーク(おおうね頂上702m)−7:43展望台(かみがしら山頂789m)7:45−8:08山頂8:20−8:35展望台−8:47反射板−9:04尾根終点−9:11登山口−9:26駐車場所

登山 
 今日は雨乞山(あまごいせん 標高889m)を訪ねる  

 登山支度をして出発する 国道を横断し雨乞山登山道入口と書いた標識のある林道を登って行く 標識の前に草が繁っており、意識しないと標識に気づかない 林道も両脇から草が伸びており、自動車だと接触を避ける事は難しそうだ 林道脇の花や実を探しながら登る 林道は往復する予定 道の両側の花を探すのは結構大変 行きは左手に集中して見ながら登り 帰路は反対側としよう ヌスビトハギ ツリフネソウ ヤブマオ ヒカゲミツバ ダイコンソウ カエデドコロ*(*は実を意味する) ヤブラン ワルナスビ ヨウシュヤマゴボウ ヘクソカズラ オトコエシ ヒヨドリバナと幾つもの花を見つける ヒカゲミツバは結構多かった 多くの花と出合えた事もあり 20分近くかかって雨乞山と書いた標識のところに出る 標識のすぐそばに 小さく登山道と書いた標識がある
 
 登山道に入って行く 入口部分にハグロソウかと思える花が見られる ハグロソウは上下に花びらを開いた形をしているのだが少し違う 取りあえずカメラに収めて先に行く 薄暗い樹林の中のルートを登る ヌスビトハギ ノブキが顔を見せてくれる ノブキの花はマクロで見ると面白い 右にカーブする辺りにマツカゼソウが咲いていた 

 桧の木に沿ってルートを行く 2004年に風倒木があり植林されたもの 随分と大きくなってきた 雨乞山山頂はこちらです という標識に従い右にカーブする 標識の近くにガンクビソウが顔を見せていた 植樹された桧のルートが続く そうしてまた雨乞山 雨乞山山頂はこちらですと書いた標識がありそこから尾根ルートとなる 

 尾根を行く ルート左手は風倒木で全滅になり、植林された斜面 今はルート脇の木が茂り 斜面の様子を伺う事は出来ない ジグザぐに斜面を登ってきた時代が思い返される 樹林が成長してきたのはいいのだが、ルートには蜘蛛の巣が多い 顔にかかると気持ちが悪い 仕方がない、小枝を失敬して、蜘蛛の巣除けにする 目の前に小枝を差し出し それに絡めて除きながら登って行く 小枝に蜘蛛の巣が絡むと手ごたえがある 足を停め支障の無いよう除き また進む やがて植林したゾーンを抜け、樹林の中のルートとなる 蜘蛛の巣との戦いはここで解放された
 
 頂上まで1kmと書いた小さな木の札が取り付けられていた 樹林の中のルートを行く こんなに傾斜がきつかったのかな? どこかで間違っていなかったかなと思いながらも樹林を抜けると枯草の茂ったルートになり 間違ってはいなかった ヨウシュヤマゴボウが咲いているのを見てルートを行く 胸の辺りまでススキが伸びてきている中を行く 草は露を残しており、結構濡れた そして反射板のあるピークに出る 
 
 反射板のあるピークから櫃ケ山などの山々が伺える筈だが生憎のガス 櫃ケ山の山容すら判別がつかない 仕方がない すぐに先へ進む

 反射板を左手に見てすすきの中のルートを行く 初めてだとルートがどこかか判別しにくいかもしれない 桧の樹林の中へ降りてゆく 樹林に入れば草はなくルートははっきりしている 風が通り抜け心地よさを味わう事が出来た 桧の樹林を抜けると灌木樹林がありルートを覆うようにしている実を見つけたイヌザンショウだ トゲが交互に出ているのがサンショとの違いだそうだ そして再度桧の樹林の登りがあり、次いで灌木樹林の中の登りとルートを行く ツユクサ ヌルデを見つける 展望台ピークに近づくと傾斜はきつくなり 草を掴んだりしながら登る そして展望台ピークに出る

 展望台から霰ケ山 大空山はなんとか伺う事が出来るが櫃ケ山は相変わらず見えない 反射板ピークは眼下に伺う事が出来た 麦茶で喉を潤し山頂を目指す
 
 ルートを90度左に折れるようにして山頂へ向かう ここもススキが結構繁っている タニウツギ* キンミズヒキを見つけルートを行く この辺りから大山が見えたと思われる場所も草が繁ってアプローチが難しく ガスが無くても見えない可能性が高い
 
 ルートは左にカーブして少し下って登り返す 樹林の中のルートで山頂まで登りが続く 所々倒木があったが迂回したり跨いだりして登って行く ツルシキミ*に出合う カシワの樹林帯を抜けると山頂は近い 傾斜が緩くなり 桧の樹林帯に沿ってルートを行くと山頂に出る

 山頂には三角点がある 雨乞山頂上と書いた木の標識が立てかけられていたがもうない 朽ちて地面に置かれていた 山頂からの眺望はは木々が育ち得られない 周辺を探すとママコナ オトギリソウ クリ* カシワ*を見つける事が出来た 記念写真を撮り下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 蜘蛛の巣と戦った場所は何の抵抗も無く無事通過 登山口ではハグロソウがいつもの顔で上下に花を開いて出迎えてくれた この花は開閉するようだ 林道では反対側を探す ミズヒキ ゲンノショウコ イヌトウバナ ヘビイチゴ* セイヨウミヤコグサと思われる黄色い花 クズ ヤマノイモなどを見つけた 車載温度は30℃だった



アプローチ
 今日も暗い中倉敷を出発する 車載温度27℃ 吉備路429 県道271そして再度429に乗り足守 吉備中央町 加茂川と抜ける 道の駅の信号の先で小停止し車載温度23℃を確認 小森温泉 旭川ダムと走る 大分明るくなってきた 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走る 落合入口24℃ 313に合流し 落合&久世市街地を抜ける 旭川に沿って走り 勝山市街地を抜け313を北上する 勝山の温度24℃ ガスで櫃ケ山は伺えない 湯原23℃ 湯原温泉に向かう三叉路を過ぎてすぐの国道脇の空地に駐めさせて戴く 車載温度24℃