鬼城山  

経山 



標高 経山373m     難易度 ☆  登り 67分(#352鉄塔ルート)  下山54分(#350鉄塔ルート) 岡山県
倉敷からの距離    16Km        登頂日 2021/11/03   ガイドブック  F  写真 動画

砂川公園6:56−7:23鉄塔#353入口−7:24鉄塔#352入口−7:45鉄塔#352_7:48−7:55鉄塔#351_7:59−8:10経山山頂−8:24鉄塔#350−8:38分岐−8:47自動車道−森林公園砂川の森−9:06砂川公園

登山
 今日は娘を誘い経山(きょうやま373m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 朝の陽が射し込んでくる 撮った写真を見ると赤味がかっている 長波長の赤が届きやすい 砂川公園に入り水路に沿って進む ウメモドキ*(*は実を意味する)の赤い実を見つけ自動車道に出る
 
 鬼ノ城駐車場まで3000mと書いた標識を見て道路を登って行く ヌルデ* ウメモドキ*を見つけながら登って行くと赤坂池に出る 池の対角線にこれから登るルートにあたる鉄塔を確認出来る 湖面には湖沼霧が伺える 蒸発霧とか蒸気霧と言うらしい
 
 自動車道を登って行く ソヨゴ* ヌルデ* アキノキリンソウ シロヨメナ サルトリイバラ* ナツハゼ* カキ* イタドリ ウメモドキ*など見つけながら登って行く ソヨゴが沢山の実を稔らせている
 
 鬼ノ城駐車場まで2000m標識を過ぎるとまもなく鉄塔#353巡視ルート入口に出る 今日はここを右に見て過ぎ 更に1,2分登った左手に鉄塔#352巡視ルートがある 十五番石像のすぐ手前である そこへ入る 
 
 鉄塔#352巡視ルートを行く 道幅は人が通れる程度とぐっと狭くなる コシダやシダが多い アキノキリンソウ ヒメヤシャブシ* ヤマウルシ* ヒサカキ* サルトリイバラなどを見つけながら登って行く 結構きつい傾斜だ ズルズルと足が滑りそうな箇所もある 同じような感じのルートを繰り返す もうすぐかなと思うとまだで気持ちをとりなおし登って行く 振り向くと樹間から瀬戸内海が伺える 小豆島が見えているようだ そして鉄塔が見えてきてやっと鉄塔#352に出る
 
 記録を見ると20分程だったが汗をかいた 娘も結構疲れたと言う 麦茶休憩をとる ここからも瀬戸内海の景観を伺う事が出来る ソヨゴ*が沢山の赤い実を稔らせていた
 
 ここから山を右に見て、トラバースする感じで左手方向に進む 前方に#351鉄塔が見える なだらかな登り そして鉄塔#351に出る 出た所にヤマウルシ*が実をつけていた
 
 鉄塔#351の展望スポットに立ち 倉敷市街地を一望する 雲は無く青空が広がる 時刻は7:55 朝霧がまだ残り景観に味をつけてくれる 瀬戸内海の島々などを見渡す事が出来気持ちがいい 景観を一望し、三角点のある山頂標識を経由して鬼城山へ向かう 山頂標識のあるところからは眺望が得られない 少し行くと経山城跡*1)と書いた標識がある
 
 案内標識を後にして、ルートを降りて行く ネズ* アキノキリンソウを見つける この辺りはタムシバを楽しめると説明しながら分岐に出る 予定では右に折れ鬼城山へ向かうつもりであったが 疲れたという娘の声から鬼城山には行かず、ここで砂川公園へ降りて行く事とした
 
 緩やかな下り 歩き易い コウヤボウキ* アキノキリンソウ リョウブ*を見つける 正面から朝陽が射し込み 色づいた木々の葉を楽しむ事が出来た ルートは左にカーブし、鉄塔#350に出る 景観を得られるのはここが最後となる あとは樹間の中を下って行く 石がゴロゴロしていたり 急傾斜のところもある 足を滑らさないよう留意して降りて行く
 
 降りたところは三叉路になっており案内表示がある 案内に従い砂川の森へ向かう 道路幅は広くなるものの石がゴロゴロしており足元に注意しながらむ 渓流を2ケ所越えて行く 1か所は丸太を組んだ橋 歩く時、少し変形するので気持ちが悪い もう1か所は飛び石伝いで渡って抜ける(昔は趣のある橋があった)そして自動車道に出る
 
 道路脇にウメモドキ* サルトリイバラ* ウツギ* オオバヤシャブシ* などを見つけ 大きな案内板:総社のふるさと自然のみち総合案内図*2)のところに出る 途中リュックを背負った女性の方と挨拶を交わす 案内板を左に見て遊歩道を行く 遊歩道には木道があったのだが撤去されたようだ そして砂川公園の駐車場に戻る 岡山ナンバーの車が一台駐車いていた先ほどの方の車かも知れない 車載温度は14℃
 
−−−−−−−−−−−−−ここから−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*1)経山城跡
 経山城は、守護大名の大内氏が天文年間に築いたといわれる山城です。天文十二年(1543)に赤松春政、元亀二年(1571)に尼子晴久の城攻めがあり、天正十年(1582)の高松の役後に廃城となったと考えられます。
 城は、山頂の主郭を囲むように壇や郭、曲輪を配し、さらに石垣や石塁、堀切を備えるなど、城の形状がよく残されている山城です。

*2)総社のふるさと自然のみち総合案内図
 この一帯は、國指定史跡鬼城山をはじめ貴重な文化財と豊な自然環境が残ると共に、人の暮らしと自然が調和した里山が広がり、「自然と歴史あふれるフィールドミュージアム」として位置づけられます。 


アプローチ
 4月に入り気温も大分上昇してきた 日の出の頃に倉敷を出発 車載温度5℃ 429吉備路を行く 桃の花も咲き沿道は華やかになってきた 正面に見える経山や鬼城山をとらえながら車を走らす 180号を横断し、県道271へ進む JRの踏み切りを抜け 道なりに右へカーブ 次の交差点で砂川公園の案内を確認して左折 そのまま山に向かって走って行くと砂川公園に出る まだ早いのに結構車が駐車している 一番奥の第7駐車場に駐車させて頂く 車載温度は3℃ 帰路に気付いたのだがキャンプ用テントがあちらにもこちらにも多数設営されていた