森林公園  

森林公園



標高 1090m    難易度 ☆     登り98分 下り76分   岡山県
倉敷からの距離   105Km        登頂日 2022/04/30   ガイドブック   F写真 動画

駐車場7:26−からまつ園地−7:36かえで園地−7:50おたからこう湿原−8:02もみじ滝_1200m−8:20分岐_700m7:38−8:24分岐_480m−8:40千軒平8:44−9:04もみじ平−9:17県境分岐_480m−9:32園地分岐−9:42からまつ園地−9:55まゆみ園地9:57−10:02駐車場

登山
 今日は森林に いつものように千軒平(せんげんだいら1090m)を訪ねる

 車のドアを開け足元を見るとショウジョウバカマの出迎え ここにも顔を出すのだ 登山支度をする 今日は娘を誘っての山歩き 車載温度5℃ 娘は寒いと言うのでウインドウブレーカを出す 駐車場の廻りを見回すとオオカメノキと思われる白い花が所々に見られる 自動車道を行き園地へ向かう
 
 園地入口に森林公園を訪ねる方へ*1)と書いた案内板がある 右手奥に森林公園と記した石碑がある これらを一瞥して遊歩道を行く 歩道脇に幾つもショウジョウバカマが顔を出していた
 
 管理棟を右に見てカラマツ園地へ向かう ルート脇の溝にミズバショウが顔を見せる 次第に増えてきている感じがする カラマツ園地にもショウジョウバカマは多く顔を見せていた タムシバも白い花を咲かせていた そしてミズバショウの群生場所に出る 木道が設置されており木道から楽しむ事ができる ミズバショウは木道周辺よりも湿原の奥に広がっているように思われる 群生地を出たところにはリュウキンカが黄色い花を咲かせている リュウキンカは花の数が少なくなってきたように感じた
 
 からまつ園地 いぼた園地と花を楽しみながら歩いて行く ボタンネコノメソウ オオカメノキ コチャルメルソウ キンキエンゴサク キクザキイチゲなどが顔を見せる キクザイイチゲは花を開いていない状態だった かえで園地のところでカメラを持った男性からキクザキイチゲはどこに咲いているか問われた リュウキンカでは無い事を確認し先ほど見つけたところを説明させて頂いたが見つけられただろうか
 
 かえで園地を過ぎ もみじ滝へ向かう 樹林の中のルート 新緑の中を行く ザゼンソウが顔を出していないか注意していたが見つける事なく湿原に出る タムシバが幾つか花を残していた これまで雲で青空を伺えなかったが陽が射し 青空が顔を出す ブナの新緑が見事であった ルート脇にはツクバネソウ サンインシロカネソウ エンレイソウ ミヤマカタバミ コチャルメルソウなどを見つけた 渓流の音がごうごうと聞こえてくる昨夜来の雨の影響だろう いつも水量の少ないもみじ滝だが今日は水量は多かった
 
 もみじ滝を見て千軒平を目指す ここから登りがはじまる 登りが始まる付近はヤグルマソウの群生地 新芽が地面から顔を出している 蕾のような形をしているが葉がくるまったものようだ なかなか面白い花だ ジグザグに高度をあげて行く ブナの木などを見ながら登って行く イワナシが顔を見せてくれるスポットがある だが残念ながら花も葉もそれらしいものを見つける事はできなかった そして尾根縦走路に出る 
 
 尾根縦走路は森林公園を取り巻く山並みの尾根を縦走出来るルート きたけ峰ー千軒平ーもみじ平ー県境三叉路ーすずのこ平と繋がり岡山県と鳥取県の県境となっている 管理センターをホームベースとしてレフトにきたけ峰 センターもみじ平 ライトすずのこ平と言うような感じ いろいろなルートを楽しめる 千軒平が一番見晴らしが良いので、千軒平を含めるルートを選ぶ事が殆どである
 
 大きなブナ樹林のルート ブナを楽しみながらルートを行く 下って登り返したところに分岐があり管理センターへも降りられる 分岐を千軒平へ向かう 分岐には案内標識が整備されているのでルートの心配は不要 管理棟に案内図が常備されており頂ける、いろいろとルートを歩いてみたい方は案内図を持っておかれると良い
 
 分岐を行く 少し下ってから登りにかかる 急な登りを過ぎると傾斜は緩くなり一息入れる事が出来る そして樹林を抜ける 樹林を抜けたらすぐだと思っていたが結構長く感じる なんとか千軒平の山頂に出る 
 
 山頂からの景観は今一 雲が出て県北の山並を伺う事は出来なかった 周辺の花を探して見たがショウジョウバカマ一輪見つけた 花はこれからのようだ 記念写真を撮り下山する
 
 下山は縦走路をもみじ平を経由し県境三叉路で管理センターへ降りる 縦走路のブナがいい オオカメノキがあちらこちらで顔を見せてくれる ユキザサの花芽 ツルシキミを見つける事が出来た 県境分岐からの下りはイワウチワに期待していたが葉すらも顔を出していなかった まだ早かったのだろうか?
  
 園地に降りる ここからのルート脇も花が楽しみ キョロキョロと探しながらルートを行く ネコノメソウ サンインシロカネソウ ハシリドコロ ボタンネコノメソウを見つけた そしてかえで園地に出る
 
 かえで園地を過ぎてすぐにまゆみ園地へ向かうルートへ入って行く 渓流沿いのルート 今日はイワナシ イワウチワに振られてしまった、ここでザゼンソウに出会えないと淋しいねと娘と話ながらルートを行く ツクバネソウ キンキエンゴサク ミヤマカタバミを見つけ そしてザゼンソウにも出会えた そこには幾つも顔を見せてくれ ここにも あそこにもと見つける事が出来た ここに白い花がと娘が見つける ミヤマカタバミかと思ってカメラに収めたが帰宅して写真を見ると 葉が違いキクザキイチゲだった 眼が悪くなったのか先入観が阻害したのだろうか
 
 まゆみ園地に入るところにタムシバ 白い花を沢山つけていた 青空を背景に輝いている そうか山ではまだタムシバを楽しめるのだ 園地にはバイケイソウが特徴のある葉を一面に伸ばしていた キンキエンゴサクを見つける事が出来た
 
 管理棟には今見られる花の一覧が掲示されているのだが、マスクを準備していないので遠慮する 駐車場はほぼ満車 車載温度は7℃だった 陽射しを受け暖かく感じていたので予想外の温度だった
 
 手前の駐車場にもかなりの車が駐車していた 森林公園に向かっていると思われる車と次々とすれ違い10台を数えた

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*1)森林公園を訪ねる方へ
森林公園は県民のみなさんの貴重な財産です。このかけがえのない美しい自然を守り、後世に伝えるため森林公園では次のことを守りましょう。
1、植物採集、昆虫採集、魚つりをしないこと
2、鳥獣などを傷つけたり、とらないこと
3、キャンプをしないこと
4、たき火、花火などの火氣を使用しないこと
5、公園の施設をこわしたり、傷つけたりしないこと
6、物品の販売やこれに類する行為をしないこと
7、危険なことや他人の迷惑になる行為をしないこと
8、タバコの吸いがら、ごみ、缶、ビンなどは指定された場所に捨てるか、自分で持ち帰ること
9、その他、公園の利用や管理に支障になる行為をしないこと
以上のような注意事項に違反する時は 岡山県立森林公園条例により退園していただくことがあります。
なお、管理センターは、展示室、休憩室も兼ねておりますので、入園される方は気軽にお立ち寄りください。
岡山県
 

*2)名木百選 森林公園のマユミ
マユミ(ニシキギ科)
苫田郡奥津町羽出
推定樹齢270年
岡山県森林公園は、「明治百年記念事業」として昭和50年7月に開園された。
本樹は、毎年秋には見事な赤い実をたわわにつける。
この実はかなり遅くまで残り初雪の頃でも赤い実がよく目立つ。
昔、この材で弓を作ったことから「真弓」の名がある。



アプローチ
 薄明るくなる頃倉敷を出発 車載温度11℃ 吉備路429 県道271と走り 足守の手前で再度429に乗り足守 吉備中央町 加茂川と走って行く 道の駅で小休止車載温度7℃ 用事を済まし再出発 小森温泉 旭川ダム 旭町と抜けてゆく 旭川ダムは相変わらず水位が高い 暗い雲が出て天気が心配になる 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 最初の信号を左折 県道159を経由して久米へ 久米で右折し181を行き院庄へ 院庄で左折し179を北上する 青空が広がり泉山の山並がくっきり見える 青空が出てきたので一安心 雲井山トンネル出口7℃ 奥津役場前9℃を確認 甘木トンネルを出てすぐ、森林公園の案内標識に従って左折する あとは羽出川に沿って登って行く 民宿などがあるところを過ぎ 森林公園2kmの標識を見て 園地に入って行く 一番奥の駐車場に駐車させて頂く すでに4台駐車 車載温度5℃