駐車場6:38−7:00丸木橋−7:03標識_分岐まで90分−7:28標識_分岐まで50分−7:39渓流7:42−8:19尾根分岐−8:33大空山山頂8:35−8:51尾根分岐−9:16富栄山山頂9:29−9:44尾根分岐−10:19標識_50分−10:38標識_90分−10:44丸木橋−10:50麦茶休憩10:51−11:05駐車場
今日は大空山(おおぞらせん1103m)と富栄山(ふえいざん1206m)を訪ねる登山支度をして出発する 周辺にクマシデ*(*は実を意味する) タニウツギ*を見つけるが花は見られない 登山口には岡山市市制80周年記念造林地と書いた石碑があり 右手に登山のルール*1)と書いた模造紙程度の大きさの案内があり 登山ルートや登山に関しての注意書きが記載されている クマ注意の表示は無かったがクマ避けの鈴をセットする 注意書きにはクマの目撃情報は無いが念の為対策をしておくようにとの記載がある
擬木の階段を登って行く ここに来るとママコナが咲いていた事を思い出すがまだ時期が早いのか見られない 擬木の階段は階段のステップをきざむのは段差があってきつい 階段の左側に適度な歩幅でステップがきざんであるのでそれを利用する 幾つか階段を登って行く 10分程すると左に折れるようにカーブし少し下る 下ってからはなだらかな登り 大きな杉の木に沿ったルートとなる 杉の落ち葉がクッションとなり心地よい 注意と書いた標識がある その先にぬかるんでいる所があるので、足元注意の意味だろう
渓流の音が聞こえてきて、丸木橋の所に出る 前回訪ねた時にあった丸木橋は撤去され その前にあった場所に新たな丸木橋が設置されていた ロープガイドも備えられていた 丸木橋を渡ってルートを行く ルートを行くと分岐点まで90分の表示がある
案内に従ってルートを行く ルートは右手方向が開け霰ケ山・入道山に連なる山並みを伺う事が出来る 樹林から抜け、短いながら花が期待出来るところ だが、何も見つけられなかった
ルートは左にカーブして樹林の中の登りとなる 鐘の音が聞こえてくる 何だろうかと思っていると音はどんどん近づいてきた 男性の登山者 ルートを開けお先にと譲る あっと言う間に追い抜いて行かれた 若いパワーだなと感心する ルート脇にノギラン 星山で出会ったがここでも出会う事が出来た その後ももう一輪見つけたがどれも撮った写真はピンボケだった マクロで狙ったがだめだった 何ケ所かロープが設置されている ロープを使わずに登って行けかと、登って行ったが 足元が緩い 滑ってしまってロープにしがみつく ルートにはなだらかな登りのところもあり一息入れられる 分岐まで50分と書いた標識のところに出る ここを過ぎるとふぐるみ原生林と呼ばれるブナ樹林の中のルートとなる
これまでと雰囲気が変わり ブナ等の大きな樹が顔を出す 樹齢約600年のブナ樹林と説明があるとおり見応えがある 暫くは山を巻くようにした緩やかなアップダウンのルート 木を輪切りにして飛び石替わりにしているところなどがある 木の上で滑った経験があるので利用しないようにして足場を選ぶ 靴は泥で随分汚れてしまった 原生林に入って10分程歩いたところに細流がある 今日はそこで麦茶休憩 休憩中にイヌトウバナを見つけた
そこを過ぎるとルートは登りとなりジグザグに登って行く ブナの樹林が見事である 2と4と1 樹林のジグザグに登る時の左カーブの数字 2回曲がると 大きな倒木のあるところを越え そして4回曲がり これでジグザグの登りを終えたかなと思うともう1回あった というもの 同じようなルートを登っているとどの辺りにいるのか判断しにくいので数えながら登り 忘れないよう動画機能を使って吹き込んでおく 幸い動画を再生せずともこの数字を思い出す事が出来た ルートには大きなブナの倒木があり 跨いだり ステップを作って踏み越えられるようにしたり バイパスルートを作ったりと手を加えて頂いており 支障なく抜けて行く事が出来る
渓流を過ぎて 2と4と1 のジグザグの登りを終えると傾斜は緩くなり 一息入れられる ツルアジサイ* リョウブを見つける リョウブはルートに白い小さな花弁が散乱しており なんだろうと見上げてわかったもの ルートは左にカーブする 樹間から大空山が見えないか留意しながらルートを行く ガスがかかっているようで判別出来なかった
ここまでが ふぐるみ原生林と呼ばれており 分岐を過ぎると 根曲がり竹を切り開いたルートとなる 分岐を右にとり、まずは大空山を訪ねる 少し下って登り返す 緩やかなアップダウンを行く 樹林または根曲がり竹に囲まれたルートで視界が開けるところは無い 時々吹いてくる涼風は実に気持ちが良い そして、大空山山頂に出る
山頂には山頂標識と三角点があるがここからは眺望は得られない 電波塔のあるピークはガスの頭に構築物らしきものを伺える 残念ながら花も見られず すぐに富栄山へ向かう
尾根分岐まで戻り 富栄山へ向けてルートを行く 緩やかに登り少し下る 樹林を抜け根曲がり竹を切り開いたルートを行く 強い陽射しを受ける 暑い! 湿気をおびた笹の葉からはむっとするような蒸気 これが続いたらたまらない 幸いすぐに樹林の木陰へ導いてくれる ああ何と心地良い事だろう 涼風のプレゼントもあった ルートは左にカーブし、前方に富栄山のピークが顔を見せる しかしガスでぼんやり ルートは根曲がり竹に囲まれて視界は限られる 前方だけが伺える 緩やかな登りを行く ツルシキミ* カマツカ* リョウブ オトギリソウを見つけるが花は少ない
山頂に近づくとルート右手が開け 振り返ると大空山に繋がる尾根が見える そして山頂展望台が見えて来て 山頂に着く 早速、展望台に登り 周辺の景観を楽しむ 一部樹木があるがほぼ360度のパノラマを楽しむ事が出来る 登ってきた大空山からのルートも見る事が出来る 大山はガスで判別出来ない 展望台で記念写真を撮る 展望台を降りて山頂広場の花を探す リョウブ オトギリソウを見つけた 麦茶で喉を潤し下山する下山は尾根分岐に戻り そこから登ってきたルートを降りて行く ジグザグルートの 2と4と1 は早速役にたった ロープ設置場所ではロープを利用し降りた 丸木橋を過ぎ 最後の登りは結構バテた 途中でリュックを降ろし残っている麦茶を飲み あともう少しと一歩一歩登っていった 無事登山口に下山 車載温度は25℃だった
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*1)登山のルール富栄山・大空山は白賀渓谷を取り囲む北西側の同じ稜線にあり、富栄山山頂の展望台からは条件によっては、大山・日本海・さらには四国の山の遠望が楽しめます。途中にある「ふぐるみ原生林」の紅葉は美しく、ブナ・ミズナラなどの広葉樹の大木や四季に咲く可憐な草花など楽しめる山となっています。
以下のルールを守って安全な登山を楽しみましょう。
1.このルートは健脚向きで、全ルートの走破所要時間の目安は往復で約6時間です。情報を交換し合いながら無理せず、自分のペースで登りましょう、また、自然を守るため、安全のためにも決められた登山道以外には踏み込まないでください。
2.前もって家族などにコースや行程を知らせておきましょう。
3.天気予報を聞いて入山しましょう。山の天気は変わりやすく悪天候の時は危険です。
4.トイレはありません。入山前に「のとろキャンプ場」か「のとろ温泉」で済ませておいて下さい。
5.自分の出したゴミは必ず持ち帰りましょう。
6.火の取り扱いには十分注意しましょう。たき火やたばこの投げ捨ては厳禁です。
7.ふぐるみ原生林は国有林で特別保護地域に指定されています。自然を大切にするよう心がけましょう。また、国有林内での植物・岩石等の採取は禁じられています。
8.狭い登山道ではお互いに譲り合いましょう。また、落石をしないように注意して下さい。
9.山頂まで行くと携帯電話は使えません。(山頂まで行く間に一部使えるところもあります。)
10.クマの目撃情報等はありませんが、念のため鈴やラジオ等を携行しましょう。
薄っすらと明るくなる頃倉敷を出発 車載温度23℃ 429吉備路を行き、県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅で小休止19℃を確認 道の駅を出発して小森温泉 旭川ダムと走る 旭川ダムの水位は定常状態 7月からの降雨で7/22から取水制限を一時解除したとの事 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入口23℃を確認し313に乗り久世へ 久世の三叉路を右に行く 181を左折してすぐ次の信号を右折し県道65へ進む 余川に沿って川を遡る 道なりに走って行く 分岐にはのとろキャンプ場を示す案内があるのでそれに従う のとろ温泉天空の湯の大きな案内板を見て右折、急な坂を登り キャンプ場へ向かう キャンプ場には沢山の車 早朝の散歩を楽しんでいる方々が見られた キャンプ場を右に見て直進し登山口の駐車場に 登山口は18℃ 駐車している車は無かった