金ヶ谷山 



 金ヶ谷山 1164m   難易度 ☆☆    登り114分 下り73分   岡山県
倉敷からの距離   112Km        登頂日 2022/07/28   ガイドブック  写真  動画

駐車場6:58−7:23標識_1.8Km−7:32標識_1.4Km−標識_1Km−7:51登山口入口7:54−8:14階段−8:30縦走路合流8:31−8:44階段−8:56金ヶ谷山9:07−9:16階段−9:20縦走路分岐−9:29階段−9:44登山口入口−9:54標識_1Km−9:59標識_1.4Km−10:03標識_1.8Km−10:20駐車場

登山
 今日は新庄村みずもり(旧山の駅あじわいの宿)から金ヶ谷山(かねがたにさん1164m)を訪ねる 金ケ谷山には8回目になるが、金ケ谷山だけを目標に登るのは初めてだ

 登山支度をして出発する 「みずもり」の案内標識をカメラに収め、駐車場を右に見て県道を歩く すぐに金ヶ谷入口と書いた標識がある 標識が設置されている道路の反対側が林道となっており 道路を横断し林道へ向かう 林道入口には標高630メートルと書いた標柱があり その脇にいつもの ツキノワクマ生息地域*1)の標識がある 改めて熊避けの鈴をセットする 林道は入口部が舗装されているがすぐ土の道になる

 林道を行く ルート脇は草が茂り 花も顔を見せる イヌトウバナ ドクダミ ツユクサ キツネノボタン イタドリ ダイコンソウ ウツボグサ おや! ノブドウだ結構広い範囲で花芽をつけている 良く見ると咲いているものもある 花を楽しみながら10分少々行くと 注意*2)と書いた標識がある チェーンがあったと思われる場所だ チェーンは無く 社有林につき無断立入禁止と書いた標識も撤去されていた 注意書きには 入山する時は連絡するようにと電話番号の記載があった
 
 ルートには要所要所に登山道の案内標識がある 金ヶ谷1.8Km 1.4Km 1Kmの標識がある この数値は山頂までの距離かと思ったが登山道入口までの距離のようだ(帰路もここを戻った ほぼ同じペースで歩いたのでその間の所要時間から判断出来た) その間 オトギリソウ キツネノボタン ダイコンソウ ヒカゲミツバ ヤマアジサイ*(*は実を意味する) ヒヨドリバナ モミジガサ オカトラノオ ミヤマイラクサ シシウドの花芽 ウツボグサ ミヤマホウソ*と思われる実 キブシ*に出合う 名前のわからない実もあった ルートは大きく左にカーブし金ケ谷山登山道入口に出る この付近は周辺の景観が得られるのだが木々が茂り 山頂方面はガスがかかりこれという景観は得られなかった
 
 入口には大きな説明板が設置されている 「緑資源機構ロゴマーク」が描かれ 緑豊かな未来のために−水源林を造成する緑資源機構−*3) とあり造成林を示すイラストと説明がある 駐車場の「みずもり」は水守りの意味のようだ この事業とも関連があるのかも知れない

 登山道入口は丸太の階段 階段の脇に Trail Runの標識がある 9/23(日)とある カレンダーを調べると2019年がそれに該当する 前回ここを訪ねたのが2019/11/05だがTrail Runがあったのか気づいていない ネットで調べると 今年開催されるようで参加募集がなされていた
 
 麦茶で喉を潤し、登山道の階段を登る すぐに土の道になる アップダウンを繰り返しながら登って行く 尾根に沿って登って行く 登るにつれガスが濃くなってくる 登山口から20分程登った地点に丸太の階段があり更に15分程登ると縦走路と合流する 合流地点の少し手前が景観が得られる場所だが生憎ガスで何も見えなかった この間 花は見つけられなかった
 
 合流点で2度目の麦茶休憩をとり 改めて、縦走ルートを登って行く ブナ樹林の中を行く ヤマジノホトトギスが花芽をつけていた 尾根分岐から10分程登ったところに丸太の階段がある そこから花や実が顔を見せてくれる ヤマアジサイ* オトギリソウ コバノフユイチゴ*の赤い実 ミヤマタニソバ ヤマジノホトトギス ハガクレツリフネなどに出会う 花に出会えてラッキーではあるがルート脇の笹が迫ってきて ついにルートを占有する 仕方がない ここまで来たのだからと カメラを上に上げ 笹の中を押し分けて行く 10数メートルだったのだろう割とすぐに抜ける そして、そこに山頂標識があった 標識の周りにも笹が大分迫っていた
 
 山頂には山頂標識と並んで二等三角点(今日は気づかなかった)がある 眺望はガスが無くても得られない 周辺の花や実を探すとサワフタギ* オトギリソウを見つけた 標識のところで記念写真をとり下山する 
 
 下山は登ったルートを戻る ガスは相変わらずで期待した景観は得られなかった 足元に留意して降りる やはり下りは楽だ 登山口に降りてからの林道ウオーク いくらか下り勾配な事もありいい感じでウオーキングを楽しむ 毎朝5km程歩いているので、その感じでテンポ良く降りて行く そして無事駐車場に 車は陽にあたり車載温度は31℃を示していたが走行しているうちに27℃に落ち着いた 
 
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*1)ツキノワクマ生息地域
 ・音の出るものを持参しましょう
 ・明け方・夕暮れの入山には特に注意しましょう
 ・爪痕や足跡を発見したら引き返しましょう (岡山県 美作県民局)
 
*2)注意
 これより先は社有山林です。伐採作業中、危険な場合がありますので、入山の際には必ずご連絡ください。
 0867-56-2635(代) 国六株式会社

*3)緑豊かな未来のために−水源林を造成する緑資源機構−
 この森林は、鳥取県と接する岡山県真庭郡新庄村の北部、毛無山山系・金ケ谷山の南斜面中腹に位置し、旭川水系・新庄川の源流域にあります。
 この契約地では、天然生のブナ・ミズナラ・ケヤキ等多くの広葉樹を保残し、水源かん養機能等の公益的機能をより一層高めるため、スギ・ヒノキの針葉樹を植栽し、天然性の広葉樹と一体とした針広混交林を目指して森林を造成しています。
 この森林で育まれた水は、下流域住民の飲用水は生活水として利用されるほか、農業用水等にも幅広く利用されています。
 造林所有者 国六株式会社 造林負担者 独立行政法人 緑資源機構 中国四国整備局

 
アプローチ
 薄っすらと明るくなる頃倉敷を出発 車載温度26℃ 今日も暑い日になりそうだ 吉備路429を行き 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走る 道の駅24℃を確認 小森温泉 旭川ダムと走る 旭川ダムの水位は定常状態 水面の濁りは消えていた 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入口26℃を確認し313に乗り久世 勝山と走る 勝山で313と別れ181を直進する 勝山26℃ 美甘24℃ 新庄23℃ 新庄の道の駅を過ぎてすぐ県道58へ右折する 旧山の駅あじわいの宿を目指す 大きな案内板には「みずもり」と記載されていた その駐車場に置かせて頂く 車載温度23℃