雌山〜雄山 縦走



雌山 標高 1067m    難易度   ☆     登り82分 下り53分        岡山県
雄山 標高 1153m    難易度  ☆☆     登り---分 下り---分           
倉敷からの距離   104Km        登頂日 2022/08/01  ガイドブック   F 写真 動画

駐車位置6:38−6:59分岐−7:22登山口7:26−8:02展望岩8:03−8:05雌山山頂8:07−8:27GiveUp8:32−8:49展望岩8:57−9:22登山口−分岐−9:50駐車位置 

登山
 今日は雌山(めんぜん1067m)雄山(おんぜん1153m)を訪ねる  

 登山支度をする 周辺に幾つか花が咲いている 登山靴を履いたところで花を確認する ダイコンソウ ウツボグサ ヒカゲミツバ 道路反対側に黄色い花の固まり ズームで撮り調べたところコヒマワリらしい 目立つ花だ 車に戻り リュックを背負い 登山者の方へ ここから先は車では危険です徒歩で登山してください との標識が設置されているのを見て出発する 舗装は切れ、砂利道であるがトラックが通れる道幅はある ドクダミが顔を見せてくれる しばらくは林道ウオーク どんな花や実に出合えるか楽しみだ
 
 道路は緩い登り 前方にこれから訪ねる山並みが伺える 朝の陽が射し、緑が美しい この林道からの景観はいつ見てもいい ルート脇にワルナスビ ヒヨドリバナ オオバギボウシ ヤブデマリ*(*は実を意味する) ヤブマオが顔を見せる 道は右にカーブし、カーブの先に雌山が顔を見せる 試験場だろうか建屋がある ムラサキツメクサが顔を見せてくれたが意外と花は少ない
 
 樹林の中のルートを行く ダイコンソウ キツネノボタンが顔を見せる また草原が左手に広がる タニウツギ*を見つけ草原に沿って行くと分岐に出る あれ? ここを入ったのかな?と一瞬迷う 分岐の笹原の奥に標識を見つけ 直進すれば良い事を確認する 何回も訪ねてきても 標識を見て問題を感じずにいた 笹が茂り標識が見にくくなっただけで随分と戸惑った
 
 標識を確認し直進して行く ルートはえぐれたり 法面が崩落したりして荒れている 水が溜まっているところや渓流のように道路を水が流れているところもある ここは記憶がある 樹林入口に登山道を示す標識があり、樹林に入って行く
 
 倒木があり潜ったり 跨いだりして抜けて行く 草の道になる ミヤマタニソバ ノブキ キツネノボタン オカトラノオ などを見つけながらルートを行く 草が増えルートを狭めているところもあるがルートはついており抜けてゆく オオカニコウモリ ノブキ イヌトウバナ ガンクビソウ ウマノミツバなどが顔を出す ノブキの花をマクロで撮るとなかなか美しい 今日は咲き始めたものを撮る事が出来た ウマノミツバは写真に撮るのが難しい 今回も数枚撮ったがなんとか判別出来そうなものは1枚だけだった 草が茂りルートが狭くなる もう少し行くと最後の左カーブの場所 土砂崩れの影響を受けた場所 心配していたが左にカーブするよう導かれ支障なく抜ける

 左に折れて5分程行くと雄山・雌山登山道*1)と書いた案内板がある 案内板周辺は草が茂っていたが花は見つけられなかった ここで麦茶休憩をとる
 
 喉を潤し出発する ここから山道になる 傾斜もあり一歩一歩登って行く 少し登ると山を左にしてトラバースするようにルートが作られており 一息入れられる ルートは左にカーブし登って行く 狭いルートではあるがルートはしっかりしており失う心配は無い 直登気味に登って行くが2ケ所程左に回り込むようにして登って行く箇所がある この間笹が茂り足元が見えないところがある また倒木もあり跨いで抜ける 抜けたところで振り返って見る 良く見ると近くにテープのマークがある このテープを目印にして降りれば良いと状況をインプットする そして左手方向に登って行く ツユクサ オトギリソウがこうした中でも花を咲かせていた
 
 ルート幅が広がったところに来ると 山頂は近い キンミズヒキ シラヤマギク ヌスビトハギなどが顔を見せてくれる 山を右手にして登って行くと展望岩への分岐に出る
 
 ルートを左に数歩入ると展望岩のところに出る 180度程の展望が広がり 左手にはこれから訪ねる雄山を伺う事が出来る 雄山山頂にはガスが流れている様子が伺えた 正面に見える山は花見山のようだ ゲレンデが確認出来る ルートに戻り笹道を登と 雌山山頂に出る
 
 山頂には山頂標識と三角点がある 笹が広がり山頂標識は笹の中 三角点のちかくにあった(2020/06/16確認)NHC新見ハイキングクラブの特徴ある山頂標識は無くなっていた 風が強くいい気持ち ヒヨドリバナが大きく揺れている 片手で揺れを止めようとしてもダメだった 山頂標識の先に大佐山を伺う事が出来る 笹の中に雄山縦走路と書いた標識がある 前回訪ねた時も笹が茂っていた事を思い出しながら笹の中を行く すぐに笹を抜ける だが いつもの樹林帯の中のルートではない
 
 樹林は切り払われ丸坊主 植林がされているようだ どこへ向かって行こう 何か標識のようなものがないか探しながら降りて行く 右手下の方に白い標識のようなものがチラット見えた そこに向かって適当にルートを選び降りて行く 標識は雄山登山道を示すものだった 標識の裏手の方から近づいてきた事になる 帰路はこちらからだなと理解する
 
 そしてルートに入る すぐに山火事注意の横断膜が掲載されていたところに出る 横断膜は前回訪ねた時すでに片側が外れ一部地面に落ちていたが そこも外れ 横断膜がすべて地面に落ちていた 
 
 コアジサイ*を見つけるもルートの笹は結構茂ってきている でもしっかりルートを追える ルートの感触を覚えている所があったり 標識も所々に顔を見せる ここまでは笹の上に手を出しカメラをかばう事が出来ていたが、笹の丈は更に高くなり丁度背丈位となる 身体ごと笹を押し分けるようにして進む こんな感じの時もあったな でもすぐ抜ける筈 と思っていたら 笹を押し切れない 足元のルートを見ると ここまでは狭いながらも土の道が見える しかし その先に繋がっていない ルートにも笹が生えてきているのだ 見覚えのある木があるのでそれを目印に向かってもいいが そこまでして山頂を目指さなくてもいい と あっさりGiveUp 笹の茂みを抜けたところで麦茶休憩して帰路に向かう
 
 雄山山頂で記念写真を撮ろうと思っていたが どこにしよう そうだ 展望岩で撮れるかもと考えながらルートを戻る タンナサワフタギ*を見つけ 先ほどの植林地帯に出る 標識に示す方向に進んで行く 雌山ピークを右手に見て山肌を巻くようにした緩やかな登り そして植林地帯が終わり 樹林帯となる ルートを示す案内表示は無い この辺りにあっても良さそうだが と周辺を見回すと 樹林帯の中にルートが見える 登って行くルートと下って行くルート 登ってゆけば雌山に出られるだろうと登って行く なんとなく見覚えのあるルートだなと思っていたら 展望岩に出る たどってきたルートは雌山登山道だったのだ
 
 展望岩に出て改めて前面に広がる景観を楽しむ 花見山のゲレンデもズームで撮る 記念写真は雄山を背にした写真を撮る 岩の近くにヤマユリと思われる蕾を見つけた ヤマウルシ* ヤブデマリ*も見つけた 最初訪ねた時は景観にとらわれたのか気づかなかったなと苦笑い
 
 記念写真を撮り 雌山には寄らず下山 雄山からの合流点を確認 あとは登ってきたルートを足を滑らさないよう留意して降りる 登山道を降りれば 草が繁っているとは言え歩きやすい 青空と緑の草原 大井野の景観を楽しみながらステップ軽く降りて行く 紅色のゲンノショウコが咲いていた 今日はどなたともお会いする事は無かった 車載温度は27℃だった
 
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*1)雄山・雌山登山道
 雌山山頂(標高1067m)
 所要時間 徒歩で30分程度
 
 雄山山頂(標高1153m)
 所要時間 徒歩で1時間30分程度
 
 登山者の方へ マナーを守りましょう
■ご自分で持ち込んだゴミはすべて各自でお持ち帰り下さい。
■貴重な植物等を持ち帰らないで下さい。
■山火事の原因になりますので、煙草を吸わないで下さい。
 火気の取り扱いは十分注意下さい。



アプローチ
  明るくなり始めた頃倉敷を出発 車載温度27℃ 高梁川に沿って県道24を走る 川辺橋 総社大橋と走って行く 車の流れは順調 豪渓泰橋24℃を確認し180号に乗り北上する 高梁市に近づくと濃いガスが山際を覆う 路面にもガスが漂う箇所もあったが視界は問題ない 井倉24℃を過ぎ絹掛け滝で小休憩 井倉トンネルを抜け新見(24℃)に 新見市内で県道32に降り 右折する 中国自動車道と交差するようにして走る 大佐山の案内標識のある交差点を直進し、次の交差点を県道58の方向へ左折する 県道58新庄への分岐で58と別れ県道317へ直進する トンネルを抜けると右手に大佐ダムが見えてくる ダムに沿って走り 惣ヶ原トンネルを抜けた先の三叉路を左にとり県道317へ 対向車に留意しながら大井野川沿いの道路を行く 大井野の集落が見えてきて 集落を抜けたところに雄山登山道を示す案内板を確認 そこを左に曲がり、舗装の切れるところまで行き 道路脇の空地に駐車させて戴く 車載温度は23℃