森林公園



標高 1090m    難易度 ☆     登り72分 下り70分   岡山県
倉敷からの距離   106Km        登頂日 2022/11/03   ガイドブック   F写真 動画

駐車場7:51−7:56からまつ園地−8:07かえで園地−8:12おたからこう湿原−8:21もみじ滝_1200m−8:39分岐_700m−8:46分岐_480m−9:03千軒平9:18−9:38もみじ平−9:51県境分岐_480m−10:07園地分岐−10:15からまつ園地−10:23まゆみ園地10:25−10:30駐車場

登山
 今日は娘を誘い森林公園に いつものように千軒平(せんげんだいら1090m)を訪ねる

 ナナカマドの木の脇に駐車している 登山支度をしながら実を探すが見つからない 周辺の花も見られない 自動車道を行き園地へ向かう 園地入口に森林公園を訪ねる方へ*1)と書いた案内板がある 右手奥に森林公園と記した石碑がある 石碑の入口付近に岡山県立森林公園*2)
 と書いたガイド QRコードも表示している 帰宅して良く見ると 観光&移住総合サイト との記載がある 観光と移住がキーワードとなってきた これらを一瞥して遊歩道を行く 歩道脇を見るが花は見られない お出迎えがないのは寂しい
 
 管理棟の周辺は赤テープで囲われている あちらこちらにこうしたものが見られた どうやら囲っている場所を保護しているようだ 管理棟正面森の家に向かうルートがあり、ルートに入りツリバナの木を見るが実を見つける事は出来なかった そこから先も前回同様テープで閉鎖していた ルートを戻りカラマツ園地へ向かう 頭上にハチの巣があります。近寄らないで下さい。 との注意書きはまだ設置されていた 寒くなってきたので動きがにぶくなる、心配しなくても良さそうだ 隠れるようにしているマムシグサ*(*は実を意味する)を見つけた
 
 まゆみ園地を左に見てからまつ園地に向かう からまつ園地に花は見られない ミズバショウが群生していた場所に出る ここも赤テープで周囲が囲まれており、木道は撤去されている
 
 からまつ園地からいぼた園地へと遊歩道を行く 右手には湿原 左手には低灌木があり実をつけているもを見つける事が出来る 湿原の草は刈られている 自然に任すのではなく、こうした手入れが必要なのかと 湿原の維持に感謝する ルート脇に サワフタギ* タニウツギ* コマユミ* タンナトリカブト ツリバナ*を見つけた ガスが消え 青空が見えてきた 紅葉した木々が彩を見せてくれる 娘とは久々の登山 青空が顔を出しほっとする 六本杉に向かうルートの入口だったかと思うが 来園者の皆さまへ*3) と書いた カエンダケの写真入りの標識があった
 
 かえで園地に出る ここには、森林公園案内図と書いた案内板がある その近くに カエンダケ*3) ハチやブトに対する注意*4) 枯れ木に関する注意*5) が掲載されている 枯れ木に関する注意は何を意味するのだろうか? カエンダケが絡んでいるかも知れない 分岐をもみじ滝へ向かう 樹林の中のルート 紅葉した木々がいい 朝の空気もいい 不思議な事に小鳥の鳴声が聞こえない リョウブ* タニウツギ*を見つけながらルートを行く 左手に湿原が見えてきておたからこう湿原に出る 湿原の木道に入り 湿原全体を見回す ここの赤テープは見られなかったが湿原の草は刈られていた
 
 おたからこう湿原を後にもみじ滝へ向かう 渓流に沿って登って行く ここまでほぼ平坦なルートであったが滝まで少しの間だが山道もどきのルートになる ここにも赤テープの囲いがあったが ヤグルマソウが顔を見せるところは撤去されていた
 
 もみじ滝を見て千軒平を目指す ここから登りがはじまる ジグザグに高度をあげて行く 紅葉した木々を見ながら登って行く ツルアリドウシ*をやっと見つけ、尾根縦走路に出る 
 
 尾根縦走路は森林公園を取り巻く山の尾根を縦走出来るルート きたけ峰ー千軒平ーもみじ平ー県境三叉路ーすずのこ平と繋がり岡山県と鳥取県の県境となっている 管理センターをホームベースとしてレフトにきたけ峰 センターもみじ平 ライトすずのこ平と言うような感じ いろいろなルートを楽しめる 千軒平が一番見晴らしが良いので、千軒平を含めるルートを選ぶ事が殆どである
 
 大きなブナ樹林のルート ブナを楽しみながらルートを行く 下って登り返したところに分岐があり管理センターへも降りられる 分岐を千軒平へ向かう 分岐には案内標識が整備されているのでルートの心配は不要 管理棟に案内図が常備されており頂ける、いろいろとルートを歩いてみたい方は案内図を持っておかれると良い
 
 分岐を行く 少し下ってから登りにかかる 急な登りを過ぎると傾斜は緩くなり一息入れる事が出来る そして樹林を抜ける リンドウが顔を見せてくれた 陽当たりの良いところに咲いているものは花びらを開いていた 山頂標識の近くでマツムシソウを見つけた、なんとか花の形を残していた そして千軒平山頂に出る
 
 山頂に出ると見晴らしがきく時は、大山が見える 今日はどうだろうかと期待を込めながら山頂にでる 大山が見える 三鈷峰や矢筈ケ山も確認出来る 青空が広がっている ガスが裾野にまだ残っている様子も伺える 大山をズームで撮ってみたが雪とガレ場の差異は判断出来なかった 反対側の泉山の方角はガスが出ており遠景は伺えなかった 記念写真を撮り シートを出してしばしの休憩をとる 男性が登って来られ挨拶を交わす 一眼レフのカメラと三脚を持参されており、撮影を楽しまれておられた
 
 お先に失礼と声をかけ県境分岐の方へ縦走路を行く 縦走路のブナがいい 残念ながら、ブナの紅葉は終わっている 落ち葉が幾層も重なった上をサクサクと歩いて行く 根曲がり竹や樹林に囲まれ周辺の眺望は得られないものの 真っすぐ下るところでは前方の眺望が開け 景観を楽しめる ツルシキミ*の赤い実を見つける サワフタギのエメラルドブルーの実に出会えぬかと探したが見つからなかった 県境分岐に出る ここから園地に降りる ここもブナ等を楽しみながら降りて行く 高度を下げて行くと紅葉した木々が顔を表す 見上げるようにして青空を背景とした彩をカメラに収める そして園地に降りる
  
 かえで園地に向け遊歩道を行く 花は見当たらない 紅葉した木々を楽しみながらルートを行く かえで園地の三叉路を左に折れ いぼた園地に向かい 途中で右に折れ まゆみ園地へ向かう 渓流沿いのルート カラマツの落ち葉のクッションがいい まゆみ園地ではコマユミ* マユミ*を見つけた マユミの赤い実をつけているのは若い木一本だけで 名木百選に選ばれているマユミ*6)を含め、多くの木には見られなかった ケヤマウコギのあるところまで行ってみたが、何も見つけられなかった マムシグサ*が一本形をとどめていた
 
 管理棟には寄らず駐車場に 駐車場は満車 駐車する場所を探しているのか先に行き 戻って来られる車もあった 車載温度は13℃ 暖かく感じたがそう気温はあがっていなかった 帰路に向かう 途中の駐車場も満車 大分下ったところにもすでに5,6台駐車しており そこから歩いて来られたと思われる方々とすれ違った また 次々と対向車ともすれ違った 園地では何人かすれ違ったりしたが、こんなに沢山の車が来ているるとは思わなかった 皆どこに行ったのだろうか?
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*1)森林公園を訪ねる方へ
森林公園は県民のみなさんの貴重な財産です。このかけがえのない美しい自然を守り、後世に伝えるため森林公園では次のことを守りましょう。
1、植物採集、昆虫採集、魚つりをしないこと
2、鳥獣などを傷つけたり、とらないこと
3、キャンプをしないこと
4、たき火、花火などの火氣を使用しないこと
5、公園の施設をこわしたり、傷つけたりしないこと
6、物品の販売やこれに類する行為をしないこと
7、危険なことや他人の迷惑になる行為をしないこと
8、タバコの吸いがら、ごみ、缶、ビンなどは指定された場所に捨てるか、自分で持ち帰ること
9、その他、公園の利用や管理に支障になる行為をしないこと
以上のような注意事項に違反する時は 岡山県立森林公園条例により退園していただくことがあります。
なお、管理センターは、展示室、休憩室も兼ねておりますので、入園される方は気軽にお立ち寄りください。
岡山県
 

*2)岡山県立森林公園
Okayama Prefectural Forest Park
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 鏡野町の北部から鳥取県境にかけて広がる中国山地の森林は、標高1、000m、面積は334haで、甲子園球場約90個分の広さを誇ります。全長21kmの自然歩道が整備され、春は残雪とミズバショウやザゼンソウが観られる他、ブナやミズナラなどの落葉広葉樹やカラマツ林、真っ赤な実をつけるマユミの古木など、数百種類の花と野鳥に出会える公園です。[12月−4月中旬は休園]
かがみの旅とくらし 健康のまち岡山県鏡野町 観光&移住総合サイト https://kagamino.holiday
 

*3)来園者の皆さまへ
カエンタケ(猛毒)食べると死にます。
園内に出ています。
危険です、触れない、近寄らないで下さい
 

*4)注意とお願い
 只今、こうえんでは、ハチ・アプ・プトの発生が多く見受けられる時期です。虫よけ等を準備され、長袖・長ズボン等での入山をお願いします。
 もし刺された場合管理センター内には、毒吸出し器、消毒液等を用意しておりますのでお申し出て下さい。尚、必要な場合においては、病院等での早期診察をお願い致します。
岡山県立森林公園
 

*5)注意!!
危険ですので園内の枯れ木に触ったり、近づいたりしないで下さい。
森林公園管理センター
 

*6)名木百選 森林公園のマユミ
マユミ(ニシキギ科)
苫田郡奥津町羽出
推定樹齢270年
岡山県森林公園は、「明治百年記念事業」として昭和50年7月に開園された。
本樹は、毎年秋には見事な赤い実をたわわにつける。この実はかなり遅くまで残り初雪の頃でも赤い実がよく目立つ。昔、この材で弓を作ったことから「真弓」の名がある。



アプローチ
 まだ暗い内に倉敷を出発 車載温度12℃ 吉備路429 県道271と走る 東の空に明るみが見えてきた 足守の手前で再度429に乗り足守 吉備中央町 加茂川と走って行く ガスが出てくる 道の駅車載温度10℃ 倉敷との温度差が少ない ガスの為だろうか? 小森温泉 旭川ダム 旭町と抜けてゆく 旭川ダムは通常水位 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける ガスで山並は見えない 最初の信号を左折 県道159を経由して久米へ 久米で右折し181を行き院庄へ 院庄で左折し179を北上する 前方に見える筈の泉山もガスの中 雲井山トンネル出口8℃ 甘木トンネルを出てすぐ、森林公園の案内標識に従って左折する あとは羽出川に沿って登って行く 民宿などがあるところを過ぎ 森林公園2kmの標識を見て 園地に入って行く 一番奥の駐車場に駐車させて頂く すでに3台駐車 皆登山支度をされていた 車載温度6℃