駐車場所6:58−7:17分岐A−7:18分岐(上の横道)−7:20root16−7:23浅原コース−7:29root17−7:35上の横道−7:38root18−7:47浅原コース−7:51福山山頂8:00−8:01(root20)−8:03(root19)−8:04分岐−8:09(root23)−8:09妙見展望台−8:15八畳岩最初の岩ー8:21八畳岩一番石仏−8:22分岐(西郡コース)−8:26分岐(上の横道)−8:35(root19)−8:38(root20to20)−8:41交差(直登コース)−8:44(root18)−8:46(root12to17)−8:49(root16)−8:52分岐A−9:09安養寺−9:12駐車場
今日は福山(ふくやま 標高302m)を訪ねる登山支度をする そう寒むさを感じないのでウインドウブレーカーはリュックに入れる 中国自然歩道とは*1) 浅原郷土自然保護地域*2) 福山ハイキングコース*3)の案内板をさっと見て出発する いつもは安養寺境内を抜けて行くのだが 駐車場の延長に道路があるのでそこかを行ってみる すぐに合流するのかと思ったら幅広の舗装道路に出て回り込むようにして登って行く 左手には県道が見える 結構傾斜はある そして合流する 合流地点は羅教堂を少し過ぎた地点 瀬戸内海の方角の景観が伺える 空に赤みが広がり山並が雲間に浮かんでいるように見える ズームで撮り楽しむ
少し行くと分岐があり経塚群がある山道コースへの分岐があるが ここも分岐に入らず直進する すぐに合流し霊魂不滅と書いた石像のある墓地を見ながらルートを行くと広い道に出る 道なりに登って行くと前方が明るくなり果樹園が見え、福山山頂が見えてくる
安養寺の境内を通らなかったり 経塚を見なかったりしたので朝原山安養寺4*)や安養寺裏山経塚群*5)の説明は見ていないのだが記述に残しておく
朝の陽射しが注ぐ 陽射しを浴びながらルートを行く ルート脇に顔を見せてくれたのはホトケノザ 春の訪れは近い 少し行くとラッパスイセンも咲いていた
果樹園を過ぎるとまもなく福山を歩こうと書いた案内図がある分岐(便宜上分岐Aとする)に出る 今日は上の横道コースへ向かう 前回訪ねた時に福山の案内図に記載の無いルートがありルート入口に番号の記載があった そうしたルートが幾つあるのか確認する計画である
ルートを行くとすぐに下の横道から登ってきたルートと合流し上の横道を行く 右手に入って行けるルートが無いか注意しながらルートを行く すぐにルートを見つける ルート入口付近を探してみたら16という標識を見つけた
早速そこに入る しっかりしたルートがついており迷う事なく追って行ける そして安養寺コースに合流する 合流点出口に標識が無いか探したが見つけられなかった 記録を見ると3分程だった 今度は左側に入って行けるルートが無いか留意して登って行く
そこから6分程登った地点に17という標識を見つけた 大分山頂に近づいてきた位置のように思う 今度はそこを降りる ここも難なくルートを追う事が出来 6分程要して上の横道に出る 出たところにも17という標識があった
上の横道を行く 丸太の階段を下りそして登り返したところに 18という標識を見つけたので そこに入る 同じようなルート ルート途中に18という標識があったが構築物があった様子は伺えなかった 今度は9分を要し 安養寺コースに出る 合流出口にも18の標識があった 出た所は山頂広場の西端辺り 右手に山頂広場を見ながらルートを行くと4分で山頂に到着山頂から清音の市街地を一望出来る 東屋にある温度計は2℃を示していた 反対側の東斜面へ向かう 東側斜面からは倉敷方面の景観が得られる 金甲山や小豆島を伺う事が出来る
東屋に戻り ルート左手に降りれるところが無いか留意しながら行く 広場には湊川決戦一週間前備中福山合戦*6)と書いた説明板があるが その裏手のルートとなる 広場のサザンカは花を終わらせていたがヤブツバキが咲きだしていた
すぐに20と書いた標識を見つける 八畳岩に寄る予定なのでこのルート探索は別の機会としよう そのままルートを行く 今度は標識19 前回出てきたルート ここを行けば妙見展望台に行けるが 他にルートが無いか確認をする為そのまま進む すぐに広場反対側からのルートと合流 すぐに妙見展望台300mの案内標識のところに出る
案内に従って左に入って行く 途中分岐が幾つかあるがいずれも右手方向に向かっている 標識番号は見つからなかった 道なりにルートを行く 23と書いた標識のルートがある ここは以前入った事がある(ルートを行くと分岐があり左へ行くと山頂 右へ行くと上の横道に出る) そして東屋が見えてくる その手前にソヨゴの木があるが実を見つける事が出来なかった
妙見展望台からも山頂同様清音の市街地を展望出来る
すぐにルートを降りて行く 展望台を少し下ったところに分岐がある 分岐を左にとり八畳岩を目指す ルートは狭く、傾斜もきついがしっかりしたルートである ロープを設置しているところもある 足元に留意しながら降りて行くと三重の塔を乗せた大きな岩に出る 手前の岩にあがると三重の塔が良く見える ルートに戻り岩を左に見て回り込むようにして降りる 急な岩の斜面(高さは数メートルだが)がありロープが設置されている ロープを掴み後ろ向きに降りて行く 降りるとすぐ岩の下を潜って行くところに出る 岩の下を潜り抜けると八畳岩の岩の頂上に出る 岩を右に見てその脇を降りて行くと広場に出る この山ではこのルートが一番変化があり面白い
広場には東屋があり 大きな岩の面に石仏が彫られている 私が降りてきたところ(広場から見て右端)に一番と書いたかなり大きな石仏が彫られている その反対の左端には二番の石仏が彫られている サイズはかなり小さい 三番から五番は更に小さな石像として並んでいる 前にも記したが ”猿田彦神社から、北方にある「八畳岩」と呼ばれる巨岩にかけて、西国三十三観音が祀られている”との事
http://kazesasou.com/hotoke_ka/okayama/soujya/_010_soujya_sarutahikojinjya33.html
八畳岩を後にルートを行くとすぐ西郡コースに出る ルートを降りて行く 少し行くとT字路に出る ここを上の横道へ向けて左折する すぐにまた分岐がある ここも上の横道コースへ直進する 結構登りがあるルート 左手山側に脇道がないか留意していると 大きな岩を過ぎた地点に脇道を確認 19の標識がある ここは前回歩いたところ そのままルートを行く 19の標識から3分程で20の標識があるところに出た 右手方向を確認するとこちらにも20と書いたルートがある 下から登ってくるルートもあるようだ こちらもいずれ確認してみよう そのままルートを直進すると3分で直登コースと交差する
上の横道を行く 登ってくるルートもある事から右手にも留意する 丸太の階段の下りが始まる地点で18を確認 降りて登ったところで17を確認 17のところには下からのルート12があった そして16も確認 ここには下からのルートは確認出来なかった
結局上の横道には 19 20があり 直登ルートを挟み 18 17 16 とある事が判明した 下からは 20 12を見つけたが見逃しがあるかも知れない いずれ下の横道からの入口も探ってみよう こうしたルートがわかるといろいろな変化を楽しめる
登ってきたルートを降りて行く 果樹園を過ぎて少し行くと分岐がある ここで登ってきたルートとは別の山道を経由して安養寺に出るルートへ直進する
縦走コース 安養寺→ と書いた標識に従いルートに入る ルート幅がぐんと狭くなり山道を楽しむ雰囲気となる ルートを追って行く 展望が開けたところで右にカーブする ルートを追って降りて行く やがてお宮さんが見えてきて 八幡宮と書いた標識のところに出る 安養寺の境内には入らず 神社の急な階段を降りて行く そして天王池に出る 弁天堂を見て駐車場に 駐車場には随分増えていた 車載温度7℃−−−−−−−−−−−−−−−−以下は標識に記載してあったもの−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*1)中国自然歩道とは
中国自然歩道は、中国5県を一周し、それぞれの地方に残された美しい自然のなかを歩いて、豊かな自然に親しみ、また、郷土の歴史や又化にふれて、私たちのふるさとを見直すための長距離自然歩道です。
岡山県では、自然歩道を5つのルートに大別し、さらに各ルートを1日で楽しめるよう、合計43のコースに区分しています、主な見どころ
●軽部神社(かるべじんじゃ)
延宝六年(1678)建立。昔、境内に垂乳根の桜と呼ぱれる、枝垂れ桜があったことから、乳神様として庶民の信仰を集めた。安産や母乳の出を願うため手作りの絵馬が数多く奉納されており、女性達の信仰を集めている。
●福山城跡(ふくやまじょうせき)
「太平記」に記された「福山合戦」の地として有名。室町幕府が開かれる少し前(1336年)、、京都の戦いで敗れた足利尊氏は九州に逃れ、再び都を目指し、瀬戸内海と山陽道にわかれて攻めのぽった。このとき、後醍醐天皇方の新田義貞軍の武将・大井田氏経は福山を占拠し、その東上を阻むためにこの城へ立てこもった。
●安養寺(あんようじ)
安養寺は平安時代より、朝原寺は更に古く、徐福渡来の蓬来山、七福神の里とLて、祈りを現代に受け継いでいる、弘法大師空海修行の地、栄西国師出家の地として、また全国十選の花の寺、倉敷探鳥会発祥の地など、自然を愛好する人々の安らぎの場ともなっている
*2)浅原郷土自然保護地域
この地域は、郷土のすぐれた自然を保護するため、岡山県自然保護条例に基づき指定された地域です。
1 位置 倉敷市浅原
2 面積 5.22ha
3 指定年月日 昭和48年(1973年)11月29日
4 特徴
安養寺を中心とするこの地一帯は、平安時代には大小数十の寺院が霊地を形づくり、中国地方の仏教の聖地として栄えたと伝えられ、また、国指定重要文化財である毘沙門天立像や吉祥天立像、県指定史跡である経塚など、多くの歴史遺産が残されています。
周囲を取り巻く山林は、アカマツを主体として、アラカシ、ソヨゴ、ヒサカキなどの常緑広葉樹を混じえた植物層が、都市近郊に残された価値ある自然環境を形成しています。
5 行為の制限
土地の形質変更、土砂の採取、木竹の伐採、工作物の設置等を行うときは、あらかじめ届出が必要です。
責重な自然の保護にご協力をお願いします。
岡山県
*3)福山ハイキングコース
所要時間 山頂まで約1時間
山頂より幸山城跡往復釣1時間半福山は、倉敷周辺では一番高い山で、古戟場として有名、遠い昔をしのびながら家族連れハイキングきするには最適な山です。山頂より小鳥の嘲りを聞き、樹林帯の中を下って行くと、幸山城に着きます。
幸山城跡より眺める吉備路の展望はすばらしく、往時の城を空想してみるのもヌ楽しいではありませんか。
福山山頂からは、晴れていれば遠く四国山脈を、又吉備平野から中国山脈に連なる山並みも美しく眺めることができます。山頂直下の猿田彦神社には古井戸があり、冷めたい井戸水を飲むこともてきます。一日中のんびりとしたハイキングき楽しんでみて下さい。
倉敷市
*4)朝原山安養寺
安養寺の創建は奈良時代 仙人 救世の行者と賛される高僧報恩大師(−795)国家祈願の寺として開山 朝原千坊の中院として存在し 13世紀には現在の浅原の谷一帯に朝原寺と総称される寺院が建ちならんでいたと思われる 安養寺裏山経塚出土の応徳3年(1086)の瓦経願文に「安養寺」の文字が刻まれている また 13世紀に書かれた「源平盛衰記」に 鹿が谷の変で治承元年(1177)、備前に流された大納言藤原成親が 備中国安養寺に調御坊という僧を請して備中国朝原寺にて出家受戒したとある
安養寺は、享保2年(1717)以前には、現在地より二町(約220m)あまり南にあり、池田家文庫などから、客殿・庫裏を備えた 朝原寺一山の本坊であったことがわかっている。
*5)安養寺裏山経塚群
平安時代末期に流行した末法思想のより正しい経典を後世に残そうと、経文を地中に埋納する風習が行われた。ここは、このように経文を埋納した経塚群として知られている。調査された経塚は三基あるが、一基は経筒に納めて石組みの室に埋納したもので、他の二つは板瓦に経文を刻みこんで埋納した「瓦経塚(がきょうづか)」とよばれるものである。
第一経塚は昭和十二年(1937)に、第二経塚は昭和三十三年(1958)五月に、第三経塚は同年六月に発見され、第三経塚は同年十二月正式発掘調査された。
第三経塚から発見された経瓦の願文の中に「應徳三年春二月於安養寺」と記されているが、この年号は、西暦1086年にあたり、この経塚の年代を知る貴重な資料となっている。
なお、第一経塚から出土した一括遺物は、国指定重要文化財となっている。
倉敷市教育委員
*6)湊川決戦一週間前備中福山合戦
海抜302mのこの福山は往古 神奈備(カンナビ)山、加佐米山、百射(ヒモイ)山とか言われたが、山岳佛教が栄えた奈良平安期 報恩大師が頂上に福山寺及び十二坊を建て伽藍(ガラン)が全山に並び繁栄を極め福山と呼ばれるようになった。
後醍醐天皇念願の親政が復活したが建武中興に加わった足利尊氏が論功行賞に〇〇(フンマン)を抱き天皇支持勢力の新田義貞、楠木正成等と対立した。この結果、尊氏勢が九州へ敗走し軍勢を立て直して再び京都を目指して東上を開始した。福山合戦はその途上の延元元年五月におこった。
足利直義十六日 朝原峠より攻撃を開始したが、城兵撃退す、十七日四方より総攻撃をかけ、城兵は石火矢、岩石落し、弓矢にて二万餘の死傷者を出したが 新手入り変り立ち変り遂に乱入され火をかけられ落城となった。大井田氏経一千騎引連れ山下の直義の本陣になぐり込み奮戦したが、味方は百騎程になり山上は火の海、氏経はこれ迄と部下を集め三石の本陣に加わらんと一方切り破り逃れた 福山城落城後直義は敗走する氏経を追い板倉より辛川まで十余度交戦を続け三石城へ逃れ去った。
直義は足利勢をここで休養させ首実験をして戦功を賞した。討首千三百五十三を数えたという。
薄っすらと明るみはじめた頃倉敷を出発 車載温度2℃ 429に向けて走る 浜ノ茶屋北の交差点で429にのりすぐ次の交差点で県道469へ左折する 前方に見えてくる山が福山 信号機のある交差点を過ぎて登りとなって間もなく安養寺を示す案内があるのでそれに従って右折 対向車に留意してくだって行くと安養寺の駐車場 すでに駐車している車が数台あり 車載温度1℃