三平山



標高 1010m    難易度 ☆     登り61分(穴ケ乢から) 下り31分    岡山県
倉敷からの距離   119Km        登頂日 2023/08/03   ガイドブック   F写真  動画

穴ケ乢登山口7:28−7:35穴ケ乢−8:29三平山山頂8:43−9:09穴ケ乢−9:14穴ケ乢登山口

登山
 今日は三平山(みひらやま1010m)を訪ねる

 登山支度をして出発する カエンダケ注意の標識*0)を見て、薄暗い樹林の中に入って行く 樹林に入ったすぐは下草がある樹林の中を登っていったが、斜面が変わり下草のない樹林となり 雰囲気が随分と異なる ルートを追って登って行くと前方が明るくなり、穴ケ乢と書いた標識が見えてくる ここまで花に出会えなかった 標識の右手にある石の地蔵を見て、三平山に向けて登って行く
 
 樹林の中のルートを登って行く 進むに従って傾斜がきつくなる 木の枝や笹の葉を掴み身体を引き上げる 前回にもあった丸太で作った階段のところに出る 知っていても おや何だろう あそうか と一呼吸入る その右にも登って行けそうなバイパスルートがが伺えるので、そのルートを追う 枝を掴んだりしながら急斜面を抜ける
 
 抜けるといくらか傾斜は緩くなり草原の中のルートとなる 登りはまだ続くがここでやっと花が顔を見せてくれた ママコナとノアザミ ここから振り返る景観は素晴らしい 足場を見つけて振り返り景観を楽しむ 谷に落ちていく斜面は見えず その先に朝鍋鷲ケ山に続く尾根道がドンと顔を見せてくれる 
 
 草原のルートを行く ミズナラ*(*は実を意味する) タンナサワフタギ* リョウブ クロモジ* ヤマボウシ*などを見つけながらルートを行く 傾斜が緩くなり前方に三平山の山容が見えてくる 今度は、右手前方に蒜山三座と蒜山の街並みが見えて来る ここから暫くは花を楽しむルート リョウブ ホツツジ ヤマハギ アズキナシ* ミズナラ* ナツハゼ* クロモジ*などを見つけながらルートを行く ゆっくりと右や左 足元や目の高さ とキョロキョロしながらルートを行く
 
 ルートは緩やかに下ってゆき樹林のトンネルを抜ける 抜けた途端、前面に草原のルートが広がる 山頂まで草原のルートを一望出来る ルート脇の花を楽しみながら登る またルートから見える景観もなかなかいい オトギリソウ ウツギ* タニウツギ* ミヤマガマズミ* タンナサワフタギ* ヒヨドリバナ リョウブ オオバギボウシ ウツボグサ オミナエシ シラヤマギクなどを見つける 昆虫も見つけたので写真に撮りGoogleLensで調べたら コマダラカミキリとの事 良く見られると記載されていた
 
 景観は山頂に至る草原ルートそのものがいい 右手方向には蒜山三座が見られるが今日は雲が出て薄暗い感じ 左手方向は毛無山に繋がる山並を追う事が出来、楽しめる ルートはやがて右にカーブし山頂が見えてくる 山頂には山頂標識と豊歳様の石祠が設置されている また、豊年様(とよとしさま)*1)と書いた説明があり、右にカーブした地点からも存在がわかる 緩やかなアプローチを楽しみ山頂に立つ

 山頂に近づくと女性の声が聞こえる 山頂に出たらお二人様 標識の前にスマフォをセットしタイマーでもセットしているのか ポーズを作っていた 撮りましょうかと声をかけ 大山を背景にしたフレーミングでシャッターを押してあげる そちらもどうですかと言われたので お願いするかなと言って撮って戴く それをきっかけに少し話を交わしたが何の話をしたのか記憶に残っていないが 山はいいという話も出たように思う
 
 山頂周辺をうろうろしながら花を探したり 景観を楽しんだりした 景観は360度のパノラマを楽しめる 目前に大山がくっきりと見え 烏ケ山 象山 擬宝珠山 皆ケ山 蒜山三座と繋がる 櫃ケ山などの山々 そして朝鍋鷲ケ山 金ケ谷山 毛無山と一巡する 花はカワラナデシコが多い オトギリソウ オミナエシ ワレモコウ ノアザミが咲いていた
 
 花や景観を楽しみ お先にと声をかけ失礼する 下山は登ってきたルートを戻る 正面登山道を降りて林道を歩くルートも選べるが、陽射しの中 林道の焼けた舗道を歩くのは考えただけでもつらい 林道の花を楽しめないのは残念だが、季節のいい時に楽しもう
 
 このルートを降りるにあたり留意が必要なところは急な斜面の下り いつぞや転倒した事もある ここの部分は丸太の階段が出来たりバイパスルートが出来たりして随分改善されている 足元は乾いており安定している 問題なく通り抜ける 穴ケ乢で左に折れ 登山口に飛び出す 車載温度は26℃を示していた 

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*0)絶対にさわらないで! 猛毒
 毒性の強いきのこ「カエンタケ」が登山道付近で発生しています。
◆さわるだけでも皮膚に炎症を起こし、大変危険です。
◆写真のように赤いきのこを見つけた場合は、絶対にさわらないよう注意してください。
◆コナラやミズナラの根元ちかくで発生しています。
カエンタケの特徴
色:赤やオレンジ(古いのは薄い色をしている)
形:細い筒状や棒状(土から指が生えたようなかたち)
真庭市

*1)豊年様(とよとしさま)
 明治5年(1872年)4月に建立され、豊受大神(食産霊神)を祀って豊年祈願をしてきた。古くは6月11日を祭日としていたが、今は5月11日に、ふもとの白髪部落の人たちによって祭られている。


アプローチ
 薄っすらと明るくなる頃倉敷を出発車載温度27℃ 吉備路429を行き 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走る 道の駅23℃を確認 小森温泉 旭川ダムと走る ダムの水位は平常レベルに下がっていた 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入口29℃(車載温度24℃) 313に乗り久世 勝山と走る 勝山で313と別れ181を直進する 勝山26℃ 美甘25℃ 新庄24℃ 新庄道の駅を過ぎてすぐのT字路を右折し県道58に乗り蒜山へ向かう 野土呂トンネルを抜けてすぐ、左に曲がり 100m程走り 林道川上2号線へ右折する 朝鍋鷲ケ山登山口を過ぎ穴ケ乢登山口まで車を進め 穴ケ乢入口と書いた標識の近くの道路脇に停めさせて頂く 車載温度23℃