森林公園



標高 1090m    難易度 ☆     登り73分 下り102分(奥ぶなの平経由)   岡山県
倉敷からの距離   106Km        登頂日 2024/04/18   ガイドブック   F写真 動画

駐車場7:00−7:04からまつ園地−7:17かえで園地−7:24おたからこう湿原−7:33もみじ滝7:36−7:55分岐−8:00分岐−8:16千軒平_1090mH8:26−8:43もみじ平_1059mH−8:57県境分岐−9:10尾根分岐−9:21大杉−9:28奥ぶなの平_980mH−9:39ぶなの平園地_960mH−9:51分岐−9:53いぼた園地−10:02まゆみ園地−管理棟_840mH−10:08駐車場

登山
 今日は森林に いつものように千軒平(せんげんだいら1090m)を訪ねる

 登山支度をする 駐車した車の近くにナナカマドの木がある その木の下にキクザキイチゲが固まって咲いている まだ陽射しがなく花は開いていない 帰路には開いているかも知れない 幸先良い出迎えを喜び出発する
 
 園地入口に森林公園を訪ねる方へ*1)と書いた案内板がある だが園地入口には立ち入り禁止のイエローテープ まだ開園前だった 少し右手に通れる所があったのでそこから入園させて頂く 右手に森林公園と記した石碑があり岡山県立森林公園*2)と書いた説明ボードがあった また、園内は残雪が多く大変危険なので安全確認が出来るまで入らないで下さい との記載もあった 危険を感じたら引き返そう

 管理棟を右に見てカラマツ園地へ向かう ルート脇の溝にミズバショウが顔を見せ見事な花を咲かせている 増えているように感じられる カラマツ園地はショウジョウバカマがいつも顔を見せてくれるのだが、まだなのか伺えない バイケイソウが特徴のある葉を伸ばしている そしてミズバショウの群生場所に出る 木道が設置されているが木道入口には立ち入り禁止のテープ 仕方がない木道に入らず鑑賞する ズームで撮った写真を見ると 多くの花が咲き競っていた 色褪せたものはわずかで、今がピークなのかも知れない 木道のある群生地の左手にもかなりの数のミズバショウが咲いており こちらは遊歩道から充分楽しめる
 
 今度はリュウキンカと左手に眼をやるが黄色い花は見られなかった 2019年にも4/18にここを訪ねている その時の記録には ”からまつ園地 いぼた園地と花を楽しみながら歩いて行く オオカメノキ ネコノメソウ ボタンネコノメソウ コチャルメルソウ キンキエンゴサク ミヤマカタバミ キクザキイチゲなどが顔を見せる” と記しているが 今日はコチャルメルソウを見つけただけで寂しい ザゼンソウと思われる葉を見たが特徴ある苞は見つけられなかった 
 
 いぼた園地の一番奥に白い固まりが伺える タムシバのようだ 遊歩道を一歩入ってタムシバを楽しむ 枝先にびっしりと花を咲かせている 実に見事だ 曇り空でピント合わせが難しいようで何枚か撮った写真の殆どがピンボケ 1枚だけなんとか撮れた
 
 遊歩道に戻りルートを行く かえで園地のルート脇にキンシベボタンネコノメソウとキクザキイチゲを見つけた
 
 かえで園地を過ぎ もみじ滝へ向かう 樹林の中のルートを行く オオカメノキが咲いていた おたからこう湿原に出る直前の渓流沿いにザゼンソウが顔を見せてくれた 喜んでカメラに収める 湿原に出る 湿原を取り巻く樹林の中に白い固まりがぽつぽつ タムシバのようだ
 
 おたからこう湿原を後にもみじ滝へ向かう ルート脇の花を期待していたが、こちらもまだカンスゲに出会っただけで 目立つミヤマカタバミすら見つける事が出来なかった
 
 もみじ滝を見て千軒平を目指す ここから登りがはじまる ルート脇にショウジョウバカマが頭を出しているのを見つける やっと出会えた ジグザグに高度をあげて行く ブナの木などを見ながら登って行く そして尾根縦走路に出る 
 
 尾根縦走路は森林公園を取り巻く山並みの尾根を縦走出来るルート きたけ峰ー千軒平ーもみじ平ー県境三叉路ーすずのこ平と繋がり岡山県と鳥取県の県境となっている 管理センターをホームベースとしてレフトにきたけ峰 センターもみじ平 ライトすずのこ平と言うような感じ いろいろなルートを楽しめる 千軒平が一番見晴らしが良いので、千軒平を含めるルートを選ぶ事が殆どである
 
 大きなブナ樹林のルート ブナを楽しみながらルートを行く 前方樹間に山頂である千軒平のピークが伺える 下ってゆく途中にオオカメノキが花を咲かせていた まだ若い木 枝を引き寄せて花の写真をgetする 装飾花が開き始めたところだ 少し登り返したところに分岐があり管理センターへも降りられる 分岐を千軒平へ向かう
 
 分岐を行く 少し下ってから登りにかかる 急な登りを過ぎると傾斜は緩くなり一息入れる事が出来る そして樹林を抜ける 樹林を抜けてからのダラダラ登りが結構きつい なんとか耐え千軒平の山頂に出る この間花はまだツルアリドオシ*(*は実を意味する)を見つけるにとどまる
 
 山頂からの景観は霞で今一 近くの山並みしか伺えない 山肌にヤマヤナギが顔を見せていたのでズームで撮る 景観今一の山頂だが、きたけ峰を背に記念写真を撮り下山する
 
 下山は縦走路をもみじ平を経由し県境三叉路で管理センターへ降りる予定 縦走路のブナはまだ新芽が出ていない もみじ平を過ぎたところでオオカメノキを見つけたが装飾花がこれから開くところだった 県境三叉路の手前では沢山の花をつけていた 場所が少し違うだけで随分と異なる
 
 県境三叉路に出る 避難小屋を左に見て下山ルートを見ると なんと立ち入り禁止のイエローテープ 潜って行けそうではあったが、遠慮する 戻るのはつまらないので、すずのこ平へ向かう 
 
 すずのこ平へ向かうルートを歩くのは実に久しぶりだ すずのこ平手前のイワウチワはどうだろうと考えながらルートを行く 何回かアップダウンを行く すずのこ平はすぐだという感触があったが あれこんなだったかなと負荷を感じる 分岐に出る コルの位置に分岐がある 分岐にすずのこ平まで1300mとある まだそんなにあるのか イワウチワは雨乞山で見たからいいやとその先へ登るをを見合わせ下山する事に
 
 下山ルートすぐの斜めにおりるルートは記憶にある そうだったと思いながらルートを行くが それから先 思い出せない 大杉に出も こんな大きな木があったかと記憶が薄れている事に驚く ルートは結構アップダウンがある 県境三叉路からは下るだけだが ここはアップダウンがあり このルートで良かったのかと心配になる そして 奥ぶなの平と書いた分岐に出、覚えのあるところに出一安心
 
 分岐をぶなの平へ降りて行く 10分程でぶなの平に出る そこに5名程の方がおられた 挨拶を交わす 開園前の点検をされておられる由 立ち入り禁止のテープがあったがと伺うと倒木等あり危険なのでとの事 すれ違いでの話なので詳しくは伺えなかった この先は降りれますねと伺い すれ違った
 
 ぶなの平から10分少々で次の分岐に出る 中央園路50mの案内に従って降りると見事に咲いていたタムシバの木のところ いぼた園地とかえで園地の境界に出る
 
 いぼた園地を左に見ながらルートを行き 北展望台へ向かう分岐に入り渓流沿いにまゆみ園地へ向かおうとした だが ここも途中で立ち入り禁止のロープが この先ザゼンソウがいつも顔を出してくれるところで期待していたが残念 遊歩道を経由してまゆみ園地に
 
 まゆみ園地に入る 園地にはバイケイソウが特徴のある葉を一面に伸ばしていた ザゼンソウがちょこっと頭を出しているのを見つけた
 
 管理棟の前に自動車が2台 開園準備の作業をしておられるようだった 園の出口近くにショジョウバカマが顔を出しているのを見つける その近くに頭を少しのぞかせているものもあった 駐車場には5台増えていた 車載温度は16℃だった

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*1)森林公園を訪ねる方へ
森林公園は県民のみなさんの貴重な財産です。このかけがえのない美しい自然を守り、後世に伝えるため森林公園では次のことを守りましょう。
1、植物採集、昆虫採集、魚つりをしないこと
2、鳥獣などを傷つけたり、とらないこと
3、キャンプをしないこと
4、たき火、花火などの火氣を使用しないこと
5、公園の施設をこわしたり、傷つけたりしないこと
6、物品の販売やこれに類する行為をしないこと
7、危険なことや他人の迷惑になる行為をしないこと
8、タバコの吸いがら、ごみ、缶、ビンなどは指定された場所に捨てるか、自分で持ち帰ること
9、その他、公園の利用や管理に支障になる行為をしないこと
以上のような注意事項に違反する時は 岡山県立森林公園条例により退園していただくことがあります。
なお、管理センターは、展示室、休憩室も兼ねておりますので、入園される方は気軽にお立ち寄りください。
岡山県
 

*2)岡山県立森林公園
Okayama PrefecturaI Forest Park
 鏡野町の北部から鳥取県境にかけて広がる中国山地の森林は、標高1、000m、面積は334haで、甲子園球場約90個分の広さを誇ります。全長21kmの自然歩道が整備され、春は残雪とミズバショウやザゼンソウが観られる他、ブナやミズナラなどの落葉広葉樹やカラマツ林、真っ赤な実をつけるマユミの古木など、数百種類の花と野鳥に出会える公園です。[12月−4月中旬は休園]



アプローチ
 まだ暗い時間に倉敷を出発 車載温度17℃ 吉備路429を走り180を横断して県道271(工事個所をバイパスして)を経由 足守の手前で再度429に合流 足守 加茂川と抜けて行く 加茂川道の駅で小休憩車載温度11℃ 小森温泉 旭川ダムと抜けて行く ダムは水位を下げ定常より低い程 旭町を抜け 休み乢トンネルを行く 霞がかかったようで山並みは伺えない 最初の信号を左折 県道159を経由して久米へ 久米で右折し181を行き院庄へ 院庄で左折し179を北上する 晴れの予報だったがラジオでは午後になるようだ 泉山の山並みもぼんゃりしている 雲井山トンネル出口10℃ 奥津役場前11℃を確認 甘木トンネルを出てすぐ、森林公園の案内標識に従って左折する あとは羽出川に沿って登って行く 森林公園2kmの標識を見て 園地に入って行く 一番奥の駐車場に駐車させて頂く どなたも駐車していない 車載温度8℃