象山〜擬宝珠山



象山 1085m  擬宝珠山 1110m  難易度 ☆     登り39分 縦走50分 下り23分 その他27分   鳥取県
倉敷からの距離   140Km        登頂日 2024/10/01   ガイドブック   動画

駐車位置7:37=湿原=8:04象山登山道入口−8:19分岐−8:43象山山頂8:52−9:08コル−9:25展望spot−9:42擬宝珠山山頂9:45−10:08駐車位置

登山
 今日は鏡ヶ成から擬宝珠山(ぎぼしやま1110m)・象山(ぞうやま1085m)を訪ねる

 登山支度をする 駐車場の周辺にマツムシソウが咲いているのを見て出発する 今日は湿原を周回し、象山 擬宝珠山を訪ねる予定
 
 まずは先々月コオニユリが咲いていた草芝の中の湿原へ向かう マツムシソウ ゴマナ イタドリをルート脇に見て湿原に出る 湿原を右に見て芝草の上を行く ミゾソバやアキノウナギツカミが小さな花を散りばめている キセルアザミはまだ咲いていたがヌマトラノオ*(*は実を意味する)と思われるものを見つける ネットで調べやはりそうだった コオニユリ* コバギボウシ* クロバナヒキオコシ*は姿を変えていた イヌツゲ タニソバ アカバナそしてススキを見て湿原を後にする
 
 橋があるのに気づき 橋を渡って案内板のある湿原入口へ向かう ゴマナが川沿に真っ白い帯のように固まって咲いていた
 
 案内板のところに出る 足元にはマツムシソウがリフトへ向かうルートに沿って咲いている 左手にはススキの原 ルートを行くと リフトを運転する小屋に出る 小屋をつっきて真っすぐゆけばコルに向かうルートに繋がっているのだが この時点ではそのルートが読めず道なりに象山へ向かうルートを行く
 
 ヨモギ アキノキリンソウ オミナエシ ヤマハギ*などを見つけながらルートを行くとT字路に出る そこを右に折れて進むと木道に出た なんの事はない先月訪ねた所だ 仕方がない木道を行き コルの方には行かずリフトの所に戻るルートを確認 改めて象山へ向かう登山口へ向かう その間 ヒヨドリバナ キセルアザミ クロバナヒキオコシ* ノリウツギ アブラガヤ* ミゾソバ シシウド*を見つけた
 
 標識に象山1,350mと記載されているのを見てルートを行く すぐにブナ樹林帯の中のルートに入る 頭上注意 枝が落下する危険木がある との表示がある 自然の中に入るという事はこうした事も考慮が必要なのかと考えさせられる どう対処したら良いかわからないが異常な音には留意しよう
 
 まだ紅葉には早い 木漏れ日が射し込むブナ樹林の中を行く 緩やかな登り 丸太の階段だ 15分程行くと分岐がありそこを右に折れる ここから少し傾斜のある丸太の階段となり、ジグザグに登って行く 分岐から4,5分登ると樹林を抜け 振り返ると烏ケ山を伺える 更に数分登ると擬宝珠山の全容を伺える 樹林を抜けたあたりから花が顔を出す アキノキリンソウ リンドウ ゴマナ マツムシソウと顔を見せてくれる リンドウは朝が早いのかまだ開いていない
 
 丸太の階段が終わるとなだらかな土の道となりマツムシソウが増えてくる ミヤマガマズミ* ミヤマコゴメグサも見つけた 象山展望広場を抜ける 前回ころんだ所がある事を思い出し 足元に留意して歩く どうやらここだったらしい ルートは今でも滑りそうだ ルート外に足場を求めなんとか乗り切り、山頂への分岐に出る 分岐を左に折れ丸太の階段を登ると象山山頂に出る
 
 今日はセンブリに出会えないか足元に留意して登ってきたがここまで見つけられずに来た ここで見つけられないなら擬宝珠山では期待できないな思いながら 一方、どこで記念写真を撮ろうかと三角点や標識の付近を探す 烏ケ山が見えるので烏ケ山を背にと思いながら 標識のところに来たら 何と センブリがお出迎え まだ咲き出したばかりだが しっかり花を咲かせていた こんな事もあるのかと喜んでカメラに収める 記念写真も烏ケ山を背に撮る事が出来た
 
 記念写真を撮り 麦茶で喉を潤し 山頂の景観をカメラに収め 擬宝珠山へ向かう 先ほどの分岐に戻り 今度は烏ケ山を背に 休暇村奥大山と案内されている方角に降りて行く 石の階段 丸太の階段と交互に続く 花はリンドウ アキノキリンソウ ゴマナ ノアザミなどを見ながら降りて行く 前回のようにガスに包まれておらず 鏡ケ成や擬宝珠山などが伺える コルに近づいてくると 前面にこれから登る擬宝珠山の斜面がぐんぐんと近づいてくる
 
 コルに出て 分岐を直進気味に左方向を行く コルから擬宝珠山に登る人が少ないのかルートは狭くなる アカソ ノアザミ クロバナヒキオコシ サンインヒキオコシ ヤマアジサイ* オトコエシ ゴマナなどが顔を見せてくれる ここではクロバナヒキオコシはまだ花を咲かせていたが写真はピンボケだった
 
 ルートは烏ケ山の展望が得られるスポットに出る 右にカーブする位置でカーブせずに直進すると前方が開け 烏ケ山の山容を伺う事が出来る 右肩に大山が見えるのだが今日はガスがかかっていた
 
 ルートを戻り登って行く リフトの終点が右手にあるのだが、今日は気づかなかった ルート両側にグリーンのロープが張られているところを過ぎると 展望が得られるスポットに出 ルート先に山頂標識が見えてくる ここでもルート脇にマツムシソウの歓迎を受け 擬宝珠山山頂に出る

 山頂にはどなたもおられない 麦茶を飲みながら山頂からの景観を楽しむ ここからは烏ケ山は伺えない そして下山する
 
 登ってきたルートを戻るとすぐ分岐があり 分岐を左にとりブナ樹林の中を降りて行く ジグザグに程よい傾斜のルートでテンポ良く降りてゆける 今日は疲れが少ないのか足も軽く 下りのテンポを楽しめる ここでもサンインヒキオコシが多く顔を見せる 象山では出会えなかった 逆にリンドウはこちらの山では出会えなかった
 
 樹林を抜けると視野が広がり 駐車場も見えてくる 随分と車が増えている 人が集まり大型バスがやってきた 団体様のようだ
 
 ルートはススキの原の中を行く シロヨメナ シシウドの花と実 ツユクサ サンインヒキオコシ コアジサイ ヤマアジサイなどが顔を見せてくれる コアジサイ ヤマアジサイはGoogleLensで調べた候補 2番花とでも言うのだろうか? コアジサイの白い花は特に目立った
 
 ルートを降りたところに自然保護憲章発祥の地と書いた石碑が建立されていた 近くにブタナ セイヨウタンポポが咲いていた 


アプローチ
 まだ暗い時間に倉敷を出発する車載温度22℃ 酒津から高梁川沿いを走り 川辺橋 総社大橋と抜けてゆく 豪渓泰橋入口20℃を確認し、信号を左へ曲がり180号を北上する 高梁を過ぎた辺りから幾らか明るくなってくる 井倉19℃ 新見21℃ 新見市街地を抜け 更に北上する 小原トンネル 阿福トンネルと2つのトンネルを抜ける 千屋17℃を確認 明地トンネルへ向かう 山際にはガスがかかり陽射しは得られない 明地トンネルを抜けた途端、陽射しが そして雲海が見えたので駐車場に入り景観を見る 雲海に浮かぶ山容が朝陽を受けて素晴らしい 大山は伺えなかったが、駐車場に大山が写った雲海の写真が掲示されていた
 
 雲海に出会えたのを喜び引き続き180を行く 正面に陽射しを受けると路面が見えなくなる 慎重に車を走らす 高尾で181と合流そのまま181を日野川沿いに走る 江府で482に右折すし、急坂を登って行く 急坂を過ぎれば走りやすい道 482を下蚊屋ダムまで走る ダム回りの道路は様変わり 鏡ケ成に向かう案内にしたがい右下に降り 旧道に出 そこから広域農道を行く 前方に大型トラックが3台 どこに行くのだろうと不思議に思いながら後を行くと しばらく走るとSuntoryの工場に入っていった 調べてみると天然水の工場のようだ
 
 正面に烏ケ山の山容を楽しみながら車を走らす 実に気持ちがいい 大山蒜山スカイランであった県道45に合流 鏡ケ成の駐車場に 湿原の近くの駐車場に駐車 ここにはまだどなたも駐車していない 車載温度は19℃だった