渋川港駐車場7:32−7:34登山口−7:56標識_1200m−8:19ニコニコ岩8:32−8:45パークセンター8:48−8:50山頂8:52−8:58下山口−9:20倉敷保養センターせとうち=9:50駐車場
今日は王子ヶ岳(おうじがたけ234m)を訪ねる登山支度をする ウインドウブレーカーは着たまま出発する 猪対策として熊避けの鈴はセットしておこう 朝焼けの空が広がる きた道を戻るようにして自動車道を行く 正面には朝焼けの山肌が伺える 信号機のある三叉路の角が登山道入口 ハイキングマップと書いた案内図を確認し、その右手のフェンスを開閉し、ルートに入って行く
丸太の階段を登って行く いつものところにみられるコマツナギ*(*は実を示す)を確認 すぐ近くにネジキ*も見つけた 背に朝の陽ざしを受けながら登って行く 時々振り返ると逆光でまぶしいが大槌島や瀬戸内海の景観が伺え 登るに従い渋川海水浴場などが見えてくる いつも顔を見せてくれるところで シャシャンボ*が実をつけているのを確認する ヒサカキは小さい花芽をつけていた 残念ながらサルトリイバラには出会えなかった
丸太の階段の登りが終わると傾斜がゆるくなり ぐっと歩きやすくなる 瀬戸内海のおいたち1と書いた案内板*1)と ”休憩舎1200m 渋川海岸700m”の標識がある その標識に矢出山159mと書いた板があるのに気づいた この標高差を一気に登ってきた計算になる
案内板から数分歩いたところにそのつづき 瀬戸内海のおいたち2と書いた案内板*2)がある 左前方に留意しながら進むとニコニコ岩が見えるところがある 岩に人がいるように見えたのでズームで撮ってみた やはり立っている人が写っていた アップダウンを行くと、王子が岳の岩石 と書いた案内板*3)がある そこを過ぎるとすぐにニコニコ岩の裏に出る ルートではメラノキシロンアカシアの花芽を見つけるに留まった ソヨゴの木を幾本も見たが赤い実は見つけられなかった
ニコニコ岩の裏手を行き 岩場に出る 眼前に瀬戸内海の景観が広がる 瀬戸大橋や四国の屋島などを伺う事が出来る お二人連れがスマフォをかざし自撮りを楽しんでおられた お邪魔しないようにニコニコ岩を背景に記念写真を撮る お二人は降りて行かれたがすぐに子供連れの男性が登って来られる 元気に岩の間を登ってくるので何年生と聞いたら1年生との事 元気だねと言うと よくそう言われると受け答えもしっかりしている
ニコニコ岩を後にルートを行く ルートの途中にベンチが設置されているところがある そこからは瀬戸内海の景観やこれから訪ねようとしている岩峰を側面から伺う事が出来る 特徴あるだんご岩 ねずみ岩も伺える また 振り返るとニコニコ岩も見える 更に行くと展望所など展望の得られる場所が随所にある
景観を一望し、パークセンターへ向かう 大きな岩の間を抜けて行く ルートを行くと遊歩道に出る このすぐ左手に行者道下山口がある まずは、パークセンターへ向かう
パークセンターのテラスに沿って左方向へ進む ここでヌルデ* ヘクソカズラ*を見つける 本四架橋連絡橋(児島・坂出ルート)と題した 橋の名前や島の名前を書いた説明板のところに行き 瀬戸大橋を展望する そして更にそのまま進むとパラグライダーの練習場に出る 今日は飛んでいる様子は見られない
パラグライダー練習場から草芝の斜面を山頂に向け登る 山頂には休憩小屋(観月堂と言うらしい)や三角点がある また 王子ケ岳と書いた大きな案内板*4)があり 八人の王子のはなし と 役の行者と王子権現のはなし が日本語と英語で記載されている
山頂を後に下山する 野外広場に向けて降り遊歩道をパークセンターへ向かう 黒っぽい粒をつけた実を見つけるGoogleLensが示す候補を見るとシオデ*かもしれない ヤブツバキが蕾を膨らませていた 遊歩道ではサザンカが幾つも花を咲かせていた そして、先ほど記載した行者道下山口に出る標識に従いルートを降りて行く 狭いながらもしっかりしたルート ジグザグに降りて行く 何か祭ってあるところを過ぎ 前方に瀬戸内海が見えるところで振り返ると岩峰を見上げる事が出来る 時々振り返り変化を楽しむ ルートに大きな岩が現れる 次いで壁画のある岩 そして修験場といろいろと変化がある これらを楽しみながら降りてゆく 前方に瀬戸内海の景観を見ながら降りて行くのは、なかなか気持ちが良い 御嶽山行者窟と書いた石柱の所を抜け 倉敷保養センター ホールサムインせとうちの脇に出る 出たところに行者道登山口と書いた白いボードが岩の上に 石がその上に乗せられていた いつ置いたのだろう? これまで気づかなかった
あとは国道430に沿って約2kmの海岸線を花や実を探しながらのウオーク 今日はコセンダングサ メラノキシロンアカシアの花芽 シャリンバイ* タカサゴユリ* ハマゴウ*を見つけた ハマゴウはGoogleLensに教えてもらった 心地よいウオークを楽しみ車のところに 車載温度は7℃ 駐車場はほぼ満車状態−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*1)瀬戸内海のおいたち1王子が岳からは、おむすび形をした美しい大槌島を中心に、その奥に四国本土の五色台やお皿を伏せた形をした屋島、さらに西の方には瀬戸大橋がかかる塩飽諸島の島々が見えます。 では、現在のような瀬戸内海の美しい風景は、いったいどのようにしてできたのでしょうか。 環境庁・岡山県
*2)瀬戸内海のおいたち2今から数万年前の氷河期のころは、海面が現在より100m以上もひくかったため森林におおわれた湖の点在する陸地でした。 また、そのころの日本列島は大陸と陸続きであったため、大陸からの大形の動物が瀬戸内海一帯の原野にも生息していたといわれています。ナウマンゾウなどの化石が漁師の網にかかり、海底から引きあげられることがあります。 環境庁・岡山県
*3)王子が岳の岩石
この地域の岩石は花崗岩といい、瀬戸内海地方の代表的岩石です。この花崗岩が長い年月の間に、風や雨などの作用により風化されこのような大小の岩が重なりあった姿になりました。 また、花崗岩には、長石、石英という白い母岩が多く含まれているので、風化し、海に堆積すると、渋川海岸のような白く美しい砂浜となるのです。 環境省・岡山県
*4)王子ケ岳 山頂の案内板
八人の王子のはなし
むかし、ここに王子がいました。王子は百済姫の子どもであるともいわれています。紫坂の王子、坂手の王子、筈割の王子、峰の王子、日の王子、錫投げ王子、谷の王子、瓶割王子の八人です。それでここを王子ケ岳とよぶようになったのです。
役(えん)の行者と王子権現のはなし
むかし、紀州(今の和歌山県)に役の行者という大変な霊力をもった山伏がいて、熊野権現のお社で大ぜいの山伏と修業していました。
あるとき山伏たちは舟にのって瀬戸の海にやってきて、ここに王子権現のお社をたて、役の行者をおまつりして、いっしょうけんめい修業に励んだということです。
薄っすらと明るくなり始めた頃倉敷を出発、車載温度0℃ 倉敷川沿いを走り 国道2号と立体交差し、次の三叉路を県道21へ直進する 粒江トンネルを潜り水島インター西に出る そこから2車線の道路を走り 稗田(ひえだ)の交差点を左折し県道276を行き、国道430に出る 国道を左折し渋川方面へ向かう 海岸沿いを走る 正面に日の出の様子を楽しみながら渋川港駐車場に 駐車している車は数台 車載温度は3℃