福山



標高 302m    難易度 ☆     登り81分 下り30分    岡山県
倉敷からの距離   8Km        登頂日 2025/02/04   ガイドブック F写真 動画

駐車場(下横道南)7:00−7:06分岐(直登コース→)−7:16天神神社相撲場−7:16天神古墳群(rootX↑)−7:29岩壁に社−7:43上の横道(rootX出)・写真7:51−7:55分岐(幸山城跡)−7:56分岐(西郡コース)−7:59分岐(八畳岩)ー8:01八畳岩一番石仏−8:16妙見展望台−8:18root23↑−8:20分岐−8:25西郡コースroot19出−8:29福山山頂8:32−8:35root18↓−8:44root18↓/root13↓−8:52分岐(root13↓)−8:56ゆっくり(root13出)−8:58下の横道−9:02駐車場

登山
 今日は福山(ふくやま 標高302m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 駐車場の出口(登山口へ向かう方)に幸福の小径と書いた遊歩道マップと福山を歩こうと書いた案内地図が設置されている 福山には主要コース以外にもルートがある これまでにも幾つかルートを歩いた 前回訪ねた天神古墳群からのルートはルート標識は無く、わかりにくい所もあったので今日、再度訪ねる
 
 県道を横断する 自動車が絶え間なしに走ってくるのでしばらく待たされる 横断して下の横道南コースを行く 平坦なルートを数分行くと東屋ならびに福山山頂へと書いた分岐がある そのまま直進する 右手に峠古墳群と書いた標識があり、すぐに直登コースの分岐に出る 歴史広場から登ってくるルートを数歩過ぎたところだ ここを登らず直進する
 
 以前歩いたRoot20入口の休憩舎のあるところを過ぎてルートを行く 天神古墳群という標識が右手に見られる辺りから山へ入ってゆくルートが何本か見られるがそのまま進む Root20入口から6分程で自動車道に出る あれ? どこでルートを違えたのか前回と違う場所に出てしまった 前回は少し手前で山に入ったようだ 自動車道を登り天神神社相撲場の広場の前に出、案内板の右手へと前回入ったルートに入る 今日は広場にはどなたもおられなかった
 
 入ってすぐ左手に丸太の階段のルートがあり、そこを入って行く 天神古墳8号墳と書いた標識や古墳を見ながら登って行く 前回歩いたところだ ルートをそのまま進んで行く 古墳を過ぎたあと山に向かって入って行ったように思うが ルートは山を右にして巻くように進み少し心配になる
 
 古墳から4分程進んだところで分岐に出る 直進ルートの方がしっかりしているが下っている この分岐は記憶があり右に折れる 竹林と言う程ではないが竹が何本か見られる結構急な登り 落ち葉が積もり滑りやすい 足元を確保しながら登って行く そうして出たところがお社のある岸壁 ここはしっかり覚えている
 
 迷わず岸壁の左手方向を登って行く ルートだと思って見るとルートに見えるがわかりにくい 急斜面を登って行くとルートがあるのがわかるので安心出来る 急斜面でコウヤボウキの綿毛を見つける
 
 ルートがはっきりしていて追いやすかったが1,2分行くと落ち葉の積もった斜面に入りルートを読めなくなる 第二の難関だ テープナビがあるのを知っていたのでテープナビを探し進んで行く 前回はナビを見落とした事を思い出し 右手方向に留意しながら行くと ルートとは判断しずらい所にあるのを見つける事が出来た ルートの様子を見ると、これでは見つけにくいなと納得した
 
 ここを過ぎたらすぐ上の横道に出るかと思ったが まだ登りは続いており4分程要して上の横道に出た 前回訪ねてから2ケ月程しか過ぎていないのに、記憶が飛んでいるところが多かった
 
 上の横道に出る直前 ルートを行かれる女性の方が私を見つけて声をかけてくれる お疲れ様とのねぎらい なんとか来れましたと答える 伺うとこのルートはご存じでお社があったでしょうと話しておられた 昔の***と説明をいただいたがお社しかわからなかった 
 
 出た所を左に行くと すぐ大きな岩のところに出る 今日はそこで記念写真を撮る そして そこから階段のルートを降りて行く 4分程で幸山城跡への分岐に出る そのまま直進 次の分岐を右折し西郡コースを行き、八畳岩を目指す
 
 幅広の西郡コースを登ってゆくと右手に八畳岩と書いた案内標識があるのでそこから入って行く 東屋が見えてきて大きな岩の前の広場に出る 石仏が並び大岩の一番奥の壁面に一番石仏がある
 
 八畳岩の大岩を左に見ながら登って行く 八畳岩の上に立つ事が出来、清音の市街地が見える そこから右に折れ岩が重なりあった 岩の下を潜る 出たところにヒサカキの木があり花芽をつけているのを確認する そして、ちょっとした岩の斜面をロープを使って登る
 
 そこを登ると先ほど潜った岩の上に出る ここからも清音の眺望が得られる また、見上げると更に、大きな岩が重なっているのが見える 岩を右手に回り込むようにして登って行くとその大岩の裏手に出る 大岩の上には石の三重の塔がある
 
 岩を後にルートを登ってゆく ロープが設置されているところもあり結構急斜面 でもロープを使わずに登って行ける ルート脇にツルアリドウシ*(*は実を意味する)の赤い実 を見つけた ヤブコウジが幾つも顔を見せていたが赤い実は見つけられなかった そして妙見展望台に出る
 
 ここからも清音の市街地を展望できる 時計は電池切れのようで時刻は違っていたし、温度表示は消えていた
 
 すぐにルートを行き山頂を目指す いつものところにソヨゴ*が赤い実をつけているのをやっと見つける その近くにヒサカキが花芽をつけていた Root23を行く(やはり標識は見当たらなかった) このルートは上の横道からのRoot19と繋がっており合流点を左にとると山頂手前の西郡コースに出る コース出口には19と書いた標識がある
 
 西郡コースを行くと山頂広場に出る 広場には湊川決戦一週間前備中福山合戦*1)と書いた説明板がある 大きなヤブツバキの木があり花芽を幾つも膨らませていた 少し離れたところにサザンカ もう勢いはない ここからも清音の市街地を展望できる 正面から風を受け、冷たい 東屋にある温度計を見るとー3℃を示していた 反対側の東斜面へ向かう 東斜面からは倉敷方面の景観が得られる 正面から太陽を受けまぶしい 
  
 東屋の方に戻り 広場の外周ルートを行く 1234段の階段ルートは降りずRoot18から降りる 右手に留意しながら行くと数分でRoot入口に出る 目立たないが小さい標識がある そこを降りて行くと9分で上の横道に出る 出たところにも標識がある
 
 上の横道を斜めに横断するような形でRoot13を降りるて行く ルートが落ち葉で埋もれているところが多い でもなんとなくルートと判別できる 結構急で、足元に留意しながら降りる 8分程降りたところに"14→"と書いたオレンジ色の標識がある分岐に出る 左に折れ、13と書いた標識を見て降りて行く 4分程でゆっくり回り道コースに出た
 
 ゆっくりコースを降りる 左に入れるルートを見つけたのでそこを降りる 東屋のある分岐をショートカットした感じで下の横道に出る そのまま駐車場へ 駐車場は大部減っていた 車載温度2℃だった

 そうそう 山頂東屋の柱にチラシが貼ってあった、第5回総社高滝山トレイルラン大会 の案内 高滝山には登った記憶があるが トレイルランが出来るような所だったかなと帰宅して調べる 登山記録なども見つける事が出来 登山ルートが整備されている様子が伺えた 倉敷から近いし機会を見て訪ねてみたい

−−−−−−−−−−−−−−−−以下は標識に記載してあったもの−−−−−−−−−−−−−

*1)湊川決戦一週間前備中福山合戦

海抜302mのこの福山は往古 神奈備(カンナビ)山、加佐米山、百射(ヒモイ)山とか言われたが、山岳佛教が栄えた奈良平安期 報恩大師が頂上に福山寺及び十二坊を建て伽藍(ガラン)が全山に並び繁栄を極め福山と呼ばれるようになった。

後醍醐天皇念願の親政が復活したが建武中興に加わった足利尊氏が論功行賞に〇〇(フンマン)を抱き天皇支持勢力の新田義貞、楠木正成等と対立した。この結果、尊氏勢が九州へ敗走し軍勢を立て直して再び京都を目指して東上を開始した。福山合戦はその途上の延元元年五月におこった。

足利直義十六日 朝原峠より攻撃を開始したが、城兵撃退す、十七日四方より総攻撃をかけ、城兵は石火矢、岩石落し、弓矢にて二万餘の死傷者を出したが 新手入り変り立ち変り遂に乱入され火をかけられ落城となった。大井田氏経一千騎引連れ山下の直義の本陣になぐり込み奮戦したが、味方は百騎程になり山上は火の海、氏経はこれ迄と部下を集め三石の本陣に加わらんと一方切り破り逃れた 福山城落城後直義は敗走する氏経を追い板倉より辛川まで十余度交戦を続け三石城へ逃れ去った。

直義は足利勢をここで休養させ首実験をして戦功を賞した。討首千三百五十三を数えたという。


アプローチ
 薄っすらと明るみはじめた頃倉敷を出発 車載温度0℃ この冬一番の寒気との事 429に向けて走る 浜ノ茶屋北の交差点で429にのりすぐ次の交差点で県道469へ左折する 前方に見えてくる山が福山だ 安養寺を示す案内表示を見送り ピークを超える 左手に駐車場があるのでそこに入る 今日も、平日にもかかわらず多くの車が駐車していた 私の後からも続いて来られた車が2台 車載温度ー1℃