擬宝珠山と象山



擬宝珠山 1110m  象山 1085m  難易度 ☆     登り40分 縦走66分 下り32分 その他23分   鳥取県
倉敷からの距離   139Km        登頂日 2025/07/01   ガイドブック   動画

駐車位置7:42−8:22擬宝珠山山頂8:28−8:47第2リフト−9:02コル−9:34象山山頂9:42−9:59分岐−10:14湿原登山口=湿原周遊=10:37駐車位置

登山
 今日は鏡ヶ成から擬宝珠山(ぎぼしやま1110m)・象山(ぞうやま1085m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 足元にコウゾリナが咲いている 自動車道を横断 ヒヨドリバナ ヤマツツジが咲いているのを見ながらルートへ向かう 幅広の草芝のルート ルート入口に擬宝珠山コースと書いた標識がある 標識に並ぶようにしてオオナルコユリが幾つも沢山の花を咲かせている 花を見てルートを行く
 
 ルート左手にはサンカヨウが群生していたところを遠望出来るが 眼の高さ程の草が茂り おまけに露がついている ちょっと様子を見て来ようという気にはなれない ルートにはオオナルコユリ ヒヨドリバナ ヤマブキショウマ ノアザミが顔を見せてくれる 樹林に入ると象山や烏ケ山 鏡ケ成の景観としばらくお別れ 寸時、緑豊かな景観を楽しむ
  
 樹林のルートへ向かう ヤマアジサイが出迎え 樹林に入っても次から次と顔を見せてくれた ジグザグにルートを登って行く ブナ樹林の中ではあるがルートに沿って灌木が育ち 眼の高さに花や実を見る事が出来る オオカメノキ*(*は実を意味する) ミヤマハハソ* キブシ* ムラサキシキブ#(#は花芽を意味する) クロモジ* リョウブ# タンナサワフタギ*など見つける事が出来 楽しませてくれた いつもの樹間からガスでぼんやりした烏ケ山を確認し縦走路に出る
 
 出たところでタンナサワフタギ* ヤマアジサイ マタタビがお出迎え 1分も要せずに擬宝珠山山頂に出る 山頂からの景観は近くの山(皆ケ山)がぼんやり見える状態で三平山ですら伺えなかった 山頂広場にはハナニガナ コナスビが顔を見せ ナナカマド* ツルアジサイ リョウブ#を見つける事が出来た 気温が上がっているのだろう汗を随分とかく 麦茶で喉を潤し縦走路を象山へ向かう
 
 山頂から縦走路を見ると 縦走路の先にピークが伺える これから訪ねる象山だ これまで気づかなかった あそこまで行くのかと思うのか すぐそこと思うのか
 
 先ほど飛び出してきた縦走路の分岐に戻る そのすぐ先に緑のロープが 先月花を咲かせていた木々が実をつけたりしている カマツカ* ミヤマガマズミ* タンナサワフタギ* タニウツギ* ウリハダカエデ* ハウチワカエデ リョウブ# ハクウンボク* ヤマボウシ ガマズミ* ノリウツギ#などに出会った 名前がわからないものもあった

 グリーンのロープが終わり 樹林の中へ降りて行く 第二リフトの空間から烏ケ山を確認しルートを降りて行く リフトの所から5分程降りると視界が開け 正面に象山が見えてくる その左には烏ケ山が伺える そして先月見つけたナナカマドのところに出る 緑色の実を沢山つけていた 近くにタンナサワフタギ*も実をつけていた タニウツギも花は終わり実をつけていた そして、コルに出る
 
 コルは分岐になっており休暇村の方にも行けるが直進し象山へ向かう コルからはなだらかな丸太の階段を登って行く 丸太の階段から石段になり また丸太となり石段となる事を何回か繰り返しながら高度を上げてゆく 振り返ると擬宝珠山の山容の変化が伺える 湿原も俯瞰出来る 何か白っぽい固まりが幾つか伺える 後で寄ろう ウツギが花と実を ヤマボウシ ノアザミ コウゾリナ ヤマツツジ アカモノ* カモガヤ アカショウマ ヤマアジサイ オオバギボウシと次々に顔を見せてくれる花や実を楽しみながら登って行く そして山頂への分岐を右にとり山頂に出る
 
 山頂にはどなたもおられない 三角点と山頂標識がある 山頂からは皆ケ山 擬宝珠山 国民休暇村 三平山や毛無山に連なる山並み 烏ケ山と景観が広がるのだがガスで遠景は伺えない アカモノ* ナワシロイチゴ*が顔を見せてくれた 擬宝珠山を背景に記念写真を撮り下山する

 先ほどの分岐に戻り 今度は新小屋峠の方角に降りて行く 正面に烏ケ山が見える 分岐のヤマボウシはまだ姿を留めていた ルート脇にキョロキョロ眼をやり花を楽しみながら降りて行く ヤマツツジ ヒヨドリバナ アカモノ*を見ながら降りてゆく アカモノは赤くなった実とまだ白っぽい薄っすらとピンクがかったものが見られた 
 
 象山展望台に出るが特に花は見られない そのままルートを降りて行く そして樹林帯に入り 分岐を国民休暇村の方向へ左に折れてルートを行く ブナの樹林のルートを行く そして湿原に出る
 
 湿原では何か作業をしている 何をされているのだろう 湿原には入らずルートを行き、分岐に出る 象山登山道と湿原への分岐になっている 分岐を湿原へ向かう
 
 湿原の草刈りをされており、草の間にササユリが伺える 話かけても良さそうな方がおられたので何をされているのか伺う 選択的草刈りをしている 新聞に出ているとスマフォでスキャンされた画面を見せてくれた 家に帰って調べると昨日と今日と2日にかけての作業と判明 5月に野焼きそしてこの選択的草刈り 湿原の維持管理は大変手がかかるようだ
 
 作業をされているのを見ながら木道へ向かう 登山道から見えた固まりはバイケイソウだ 特徴のある花を咲かせている あちらこちらに固まって咲いている その中にオオバギボウシが幾つか咲いていた 花芽が幾つも見られたのでこれからだろう ミヤマイボタを見て木道を降り ゲレンデに沿って歩き自動車道に ゲレンデにもバイケイソウと思われる固まりが見られた また、足元にオカトラノオが花を咲かせていた
 
 湿原の案内図を見て自動車道を横断 鏡ケ成広場の湿原へ向かう しゃれた橋を渡る 先月、芝草の広場に咲いていたムラサキサギゴケはもう姿を留めていない 灌木があるところにはサワフタギ* コマユミ* イヌツゲが顔を見せてくれた サワフタギの実はまだ緑色 稔ってきて色がついたら区別がはっきりする ヒヨドリバナ ノアザミ マムシグサ オカトラノオ オニユリの花芽と思われるものを見つけた ちょっとした水たまりもあり何か一生懸命見ておられる方がおられたので伺うと ヒルムシロと言われたように記憶している 
 
 近くの公衆トイレは利用加能な状態だった 駐車場には車が増えていた 車載温度は27℃を示していたが 鏡ケ成の温度表示は29℃だった あれ?と思って見直したがどちらも見間違いではなかった 標識の部分に陽が射していたようなのでその影響かも(車には陽射しは無かった)


アプローチ
 明るくなり始めた頃、倉敷を出発する車載温度26℃ うーん朝から暑い 酒津から高梁川沿いを走り 川辺橋 総社大橋と抜けてゆく 豪渓泰橋入口23℃、信号を左へ曲がり180号を北上する 井倉24℃(温度表示消えていたので車載温度) 新見25℃ 新見市街地を抜け 更に北上する 小原トンネル 阿福トンネルと2つのトンネルを抜ける 千屋22℃を確認 明地トンネルへ向かう トンネル出口は24℃ ガスで大山は全く見えず 高尾で181と合流そのまま181を日野川沿いに走る 江府で右に折れ482に乗る 下蚊屋ダムまで走り 案内にしたがい右下に降り広域農道を行き鏡ケ成へ向かう いつも見える大山と烏ケ山はガスでぼんゃり 大山蒜山スカイランであった県道45と合流し、鏡ケ成に 温度表示は24℃ いつものように擬宝珠山登山口に近い駐車場に 車載温度も24℃ すでに1台駐車 国民休暇村近くの駐車場にはかなりの数の車が見えた