擬宝珠山と象山



擬宝珠山 1110m  象山 1085m  難易度 ☆     登り37分 縦走70分 下り32分 その他31分   鳥取県
倉敷からの距離   132Km        登頂日 2025/08/18   ガイドブック   動画

駐車位置8:16−8:53擬宝珠山山頂8:57−9:16第2リフト−9:35コル−10:07象山山頂10:20−10:37分岐−10:52湿原登山口=湿原周遊=11:23駐車位置

登山
 今日は鏡ヶ成から擬宝珠山(ぎぼしやま1110m)・象山(ぞうやま1085m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 周辺には花は見られない 自動車道を横断 ツユクサがひっそりが咲いているのを見つけルートへ向かう ルート入口に擬宝珠山コースと書いた標識がある 幅広の草芝のルートを行く
 
 ルート右手はちょっとした丘 草が茂り 茂っている中に背丈を伸ばしている固まりがいくつか見られる ズームで撮ったものを見ると ウド シシウドだ また左手のサンカヨウが群生していた辺りにも固まりが見られる こちらもズームで見るとシシウドのようだ
 
 ルートにもヒヨドリバナ ヨモギ ウド ヤマブキショウマ サワオトギリなどが顔を見せてくれる 樹林に入ると象山や烏ケ山 鏡ケ成の景観としばらくお別れ 寸時、緑豊かな景観を楽しむ 烏ケ山は先ほどまでは山頂付近にガスがかかっていたが、この時間は裾野もガスで山容は伺えなくなっていた
  
 樹林のルートへ向かう 早速シシウドが出迎え 目立つ花だ ジグザグにルートを登って行く ブナ樹林の中ではあるがルートに沿って灌木が育ち 眼の高さに花や実を見る事が出来る ムラサキシキブ#(#は花芽を意味する) ヤマアジサイ*(*は実を意味する) リョウブ クロモジ* キブシ* ウドなど見つける事が出来 楽しませてくれた そして縦走路に出る
 
 出たところでタンナサワフタギ* ムラサキシキブ#がお出迎え オトギリソウ キンミズヒキ ヒヨドリバナが咲く中、1分も要せずに擬宝珠山山頂に出る 山頂からの景観はガスで近くの皆ケ山すら見えなかった 山頂広場にはリョウブが咲いており ナナカマド*を見つける事が出来た 麦茶で喉を潤し縦走路を象山へ向かう 縦走路の先にちょっことピークが頭を出す 象山のピークだ
 
 先ほど飛び出してきた縦走路の分岐に戻る 花や実を楽しみながらルートを行く 分岐を過ぎる時、カランコロンと言う音がかすかに聞こえた 何だろう、聞き間違えかなと思いながらも花や実に注意がとられた ルートでは カマツカ* イタドリ クロモジ* ミヤマガマズミ* マツムシソウ ヤマジノホトトギス ハウチワカエデ* リョウブ ウメモドキ* タンナサワフタギ* ハクウンボク* コシアブラ ナナカマド* ガマズミ* ノリウツギ*などに出会った

 歩いている途中であれ? グリーンのロープがないと言う事に気づき 確かこの辺りはロープで囲われていた筈と思われるところをカメラに収める しばらく行き ロープの終わりと思われる辺りに新しいグリーンのロープの束が置いてあった そんなに傷んでいたとは思えなかったが更新までされているのかと頭が下がる
 
 ルートは樹林の中へと降りて行く すぐに第二リフトの地点に出る 荒廃したリフトステーションの空間から烏ケ山が頭を見せていた ガスは消えていた リフトの所から少し降りた所に視界が開け展望が得られるスポットがある 正面に象山が見え、その左には烏ケ山が伺える 展望を一望しルートに戻り降りてゆく
 
 その先 ルートからも象山や烏ケ山が見えてきて 近づいてくる山容を楽しめる ヤマジノホトトギス オトコエシ タニウツギ* ウツギ* ツノハシバミ* ナナカマド*など楽しみながら降りてゆきコルに出る
 
 コルは分岐になっており休暇村の方にも行けるが直進し象山へ向かう コルからはなだらかな丸太の階段を登って行く 丸太の階段から石段になり また丸太となり石段となる事を何回か繰り返しながら高度を上げてゆく 振り返ると今度は、擬宝珠山の山容の変化が伺える 湿原も俯瞰出来る 何か花らしい固まりが幾つか伺える 後で寄ろう
 
 ルートで出会えた花や実は ノリウツギ* キンミズヒキ ヤマボウシ* タニウツギ* ウツギ* タンナサワフタギ* マルバハギ ハナヒリノキ* ギボウシ* マツムシソウなど 3名の女性グループが降りてきて 挨拶を交わす 擬宝珠山へ目指すとの事 ルート表示があるか聞かれ ありますよ直進ですとお話し すれ違う 丁度マルバハギが咲いているところだった そして山頂への分岐を右にとり山頂に出る 分岐から山頂まで何歩要するか数えたら80歩で三角点にタッチ出来た
 
 山頂にはどなたもおられない 三角点と山頂標識がある 山頂からは皆ケ山 擬宝珠山 国民休暇村 三平山や毛無山に連なる山並み 烏ケ山と景観が広がる 先ほどの擬宝珠山でのガスが嘘のように山並みを伺う事が出来る(青空の下でないのが残念だが) 山頂の狭い広場にはホツツジ ヌスビトハギ ヒヨドリバナが顔を見せてくれた 烏ケ山が見えるので今日は烏ケ山を背景に記念写真を
 
 そうして準備している間に女性お一人が登って来られ挨拶を交わす 話をしているうちに擬宝珠山で音が聞こえたのは彼女の鈴だった 彼女にも私の鈴がかすかに聞こえていたとの事 県外から来られ国民宿舎に泊まられ 明日は烏ケ山に登る予定 槍も計画しているとかあちこち回っておられる様子 スマフォで自撮りで撮られておられたので撮りましょうかといい 烏ケ山を背景にしスマフォのボタンを押してあげた 私は準備を済ましていた三脚で記念写真を撮り お先にと失礼する

 先ほどの分岐に戻り 今度は新小屋峠の方角に降りて行く ここでも男性1名の方とすれ違い挨拶を交わす 何か声が聞こえるので振り返ったらお二人組が私が登ってきた同じ方向から登って来られていた 山頂は賑やかになるようだ
 
 ルート正面に烏ケ山が見え、気持ちが良い でも足元に留意しながら、花も探しながら降りてゆく マツムシソウ オミナエシ ノギラン ヒヨドリバナ タンナサワフタギ*などを見て象山展望台に出る
 
 そこには花は見られないのでそのままルートを行く すぐにコオニユリのお出迎え これは嬉しい早速カメラに収める その先にも出会えないかと期待したが、出会えなかっが ノアザミ ヤマジノホトトギスが顔を見せてくれた 烏ケ山や擬宝珠山の山容を見ながら階段を降りて行く そして樹林帯に入り 分岐を国民休暇村の方向へ左に折れてルートを行く ブナの樹林のルートを行き 湿原に出る
 
 草原のルートを行き、分岐に出る 象山登山道と湿原への分岐になっている 分岐を湿原へ向かう 湿原の草原から頭を出して咲いているコオニユリが見られる ズームでカメラに収める オミナエシが固まって黄色い花を咲かせている ルート脇にはゲンノショウコ キンミズヒキ シロネなどが顔を見せる 草原にコオニユリが幾つも咲いているのが見られる 先ほどのように頭を出しているわけではないが 花の色が目立つ
 
 木道に出 木道を歩いて行く 木道からは ヌマトラノオ オオバギボウシ* アブラガヤ* バイケイソウ* コオニユリ マルバタケブキ ノリウツギの花と実 キオン ヤブデマリ* オオナルコユリ*などが見える バイケイソウの黒っぽい固まりがいくつもある キオンとオミナエシと咲いている雰囲気が似ており 同じものと思っていてふと花を見たら違うのでびっくりした次第 どちらも固まって咲いており 遠望した固まりはこれらの花のようだ
 
 木道を降り ゲレンデに沿って歩き自動車道へ その間にもサワフタギ* イヌタデ オオイヌタデ シュロソウ ゲンノショウコ ムラサキツユクサなどを見つけた
 
 湿原の案内図を見て自動車道を横断 鏡ケ成広場の湿原へ向かう しゃれた橋を渡る 灌木があるところにはアカバナ オトギリソウ サワフタギ* イタドリ ヌマトラノオ コバギボウシが咲いていた コバギボウシは池の周りに固まって咲いていた 昨年8/1の時にはコオニユリが咲いていたがもう咲いていなかった 咲終わった実ではないかと思われるものがあったが、実なのかGoogleLensでもわからなかった

 近くの公衆トイレは利用加能な状態だった 駐車場には私の車だけだった 結構登山者がいたが国民宿舎泊だったのかもしれない 車載温度は30℃を示していた 陽射しをもろに受けていた為だろう 暫らく車を走らせていたら28℃を示していた
 
 帰路鬼女台展望所に寄る 大山を伺う事が出来た


アプローチ
 180号井倉トンネルの通行止めが続いており、新庄経由で行く事にした 明るくなってきた頃倉敷を出発、車載温度27℃ 吉備路429を行き 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走る 道の駅24℃ 小森温泉 旭川ダムと走る ダムの水位は定常状態を少し超えた辺り 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入口28(車載25)℃ 313に乗り久世 勝山と走る 勝山で313と別れ181を直進する 勝山25℃ 美甘23℃ 新庄23℃ 新庄道の駅を過ぎてすぐのT字路を右折し県道58に乗り 野土呂トンネルを抜け蒜山へ向かう 482との交差点を右折 今度は高速蒜山インター出口との交差点を左折 快適な道を北上 鏡ケ成の案内に従って県道114蒜山大山道路を行く そして、いつものように擬宝珠山登山口に近い駐車場に駐車 車載温度は22℃ すぐ近くの道路脇に1台駐車 椅子を出して朝の雰囲気を楽しんでいる様子 国民休暇村近くの駐車場にはかなりの数の車が見えた