犬墓山



標高 犬墓山443   難易度 ☆     登り 19分 全工程112分  岡山県
倉敷からの距離   19Km        登頂日 2026/03/11   ガイドブック  写真 動画

鬼ノ城駐車場7:17−7:36犬墓山−7:52分岐−8:02鉄塔#34−8:05汐差岩8:09−8:11馬頭観音−8:15八畳岩−8:21鬼の差し上げ岩−8:24岩屋−8:35岩屋駐車場−8:52自動車道分岐−8:54分岐−9:13鬼ノ城駐車場

登山
 今日は犬墓山(いぬはかやま443m)を訪ねる

 登山支度をし猪避けの鈴をセットし出発する ウインドウブレーカは着たまま 今日は最初からストックを使う練習をしようと、ストックも準備する ウグイスの声が聞こえてくる 駐車場から自動車道を横断した位置に丸太の階段がある そこが登山道入口になっている
 
 丸太の階段を登って行く すぐに十七番と彫ってある観音がある ルートはなだらかな登り ベンチがあるところに出る 振り返ると市街地を伺う事が出来る 少し下って登り返す 大きな岩があり少し先に行くと眺望の得られる場所がある 逆光ではあるが鬼の城の西門が見え その先に瀬戸内海と島影を薄っすらではあるが認める事が出来る 帰宅し犬墓山と西門の延長はどこだろうかと調べたところ 予想通り小豆島であった 
 
 景観を一瞥しルートを行く アセビ ソヨゴ*(*は実を意味する) ヒサカキ#(#は花芽を意味する)を見つける 三角点ピークに向かうルートが随分わかりやすくなった ルートに入って三角点を確認する 三角点の上に犬墓山443mと書いた四角い板が置いてあった ルートに戻り割れ目のある岩を確認しすぐ先の三差路を右に折れ 犬墓山の山頂広場に出る

 山頂広場には森林の復元と書いた大きな説明板があり 周辺が切り開かれ テーブルとベンチが設置されている そして鬼ノ城の西門を伺う事が出来る 

 ルートを戻り、三差路を直進する ルート前面に小高い山並みが見える その辺りが岩屋だ なだらかなアップダウンのルート ルート脇に顔を見せる、観音様を見ながらルートを行く ここでヤブツバキ#と薄い桃色をしたアセビに出会う アセビの花は白だけかと思っていたらピンクから赤系統の花もあるらしい 皇の墓ならびに岩切観音に向かう分岐に出る 今日は直進し 馬頭観音へ向かう 二十六番観音があり すぐに鉄塔#34が左手に見える 幾つか観音様を見てルートを行くと 大きな石が左手に現れ 方位岩と書いた標識が設置されている 続いて大きな岩が続く 汐差岩と案内がある 岩を通り過ぎた位置から岩の上に立てるので寄ってみる 岩の上に出ても眺望はあまり広がらない 方位岩の上に方位計に似た岩があるのを見る事が出来る 岩の登り口でコウヤボウキ*の綿毛に出会えた

 ルートを行くとすぐに馬頭観音に出る 他の観音様より少し大きい 周辺の地形・地質*1)と書いた案内板が設置されており 色々な説明がある ここから県北の景観が伺えるが県北の山並みは見えなかった

 ルートを鬼の差し上げ岩へ向かう 屏風岩の案内があるが、寄らずにルートを行く 八畳岩 鯉岩を過ぎる 石像があちらこちらに見られる あれ? えらくスッキリしている この辺りに大きな岩とその上に石像があったように思うが見当たらない その石像の写真を撮っていなかっただろうかと過去の登山写真を調べたところ2003/3/5に訪ねた時に撮っていた写真が見つかった 本当にどうしたのだろう
 
 そして鬼の差上岩の裏手に出る 岩の間を通り抜け、正面に出る 岩屋寺の境内となっており 鬼の差し上げ岩*2)の説明板が設置されている 少し先には岩屋寺がある どなたが保守されているのか住職がおられる様子は見られない

 岩屋寺の前の雰囲気のある石段を降り 岩屋に出る そこには岩屋を説明した案内*3)がある 平安時代には栄えたとの事 朽ちた岩屋寺奥の院の建屋がある 岩屋の石段を降りたところに一番観音があるのを見て 岩屋駐車場へ向かう いつものところでスモモが花を咲かせていた 花は高いところに咲いているのをなんとかズームで撮る その先に皇の墓への分岐があるが、寄らずに岩屋駐車場へ向かう
 
 岩屋駐車場から鬼ノ城へ向かう 分岐を棚田経由のルートを選ぶ 日当たりの良い畦道にはホトケノザ オオイヌノフグリ タネツケバナが顔を見せる 矢張り3月だ 棚田の景観を右に見ながらルートを降りて行く 分岐のルートと合流 渓流に沿って緩やかな下りを行く そして自動車道に出る ここを右に行き北の吉備路の遊歩道を行く 渓流に沿ってルートを行く 水が出ているところなどあり足をとられないよう留意して抜ける 季節にはタムシバも咲くのだが、まだ花や実は見られない そして木道に出る 学習見本園となっている 木道は霜なのか氷結なのか如何にも滑り易そう 小幅べた足で進む 側溝には薄氷が張っていた ショウジョウバカマが顔を出すのはまだ時間がかかりそう
 
 木道を抜けると駐車場に出る 木道入口には北の吉備路 学習見本園*10)と書いた案内板がある 大型バスが2台駐車している フロントガラスには <歴史への旅ハイキング入門>鬼は本当に悪なのか?「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま あなたの知らない桃太郎・18の古代吉備の旅 岡山 3日間 との団体名が掲載されていた 先を見ると管理センターから出てきたのか団体さんが鬼城山山頂への舗装道路を登って行かれた
 
 駐車場にはそれ以外に10台程駐車していた 車載温度は4℃だった

 帰路対向車と何台もすれ違った 幸いすれ違える場所が近くにありスムーズに交わせた ここでこんなにすれ違うのは珍しい 大型バスのツアーと関連があるのだろうか?
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AIと創った詩

岩屋に眠る声

犬墓山の尾根に立つと
風がひとつ
昔の名を呼んだ
山の向こうに
瀬戸の海が淡く揺れ
その光が
今日の道の始まりを照らしていた

鬼の差しあげ岩は
空を支えるように
黙って立っていた
その下をくぐると
岩の奥から
遠い時代の息づかいが
かすかに響いた

岩屋寺の門は
静かに開いたまま
迎える者も
送り出す者もいない
ただ
山の影だけが
古い祈りを抱いていた

そして
白いスモモの花が咲いていた
枝先に
ひっそりと
誰に見せるでもなく
その一輪が
今日歩いたすべてを
そっと結んでくれた
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*1)周辺の地形・地質
自然が造るオブジェ
 岩屋周辺には、巨岩・奇石が多い。これは、花崗岩が長い年月をかけて風化し、硬い岩盤層が剥き出しになったためであり、まさに自然が創り上げた芸術作品と言えよう。
 
八畳岩
 昔の人は、その岩の巨大さに驚き、八畳敷きという形で表現してこの名がついた。
鯉岩
 温羅が鯉に化けて逃げたという温羅伝説にちなんでこの名がついた。
 
鬼ノ城・岩屋周辺の地形と地質
 吉備高原の山並みが終わり平野部と明確な標高差を生んでいることがこの一帯の地形を特徴づけている。また、吉備高原と同じ花崗岩質で、地質的にも平野部とは特徴を異にしている。
 
マメ知識 鬼の棲家
 鬼ノ城・岩屋周辺には、「鬼」と名のつく岩が多く存在する。
 ・鬼の差し上げ岩
 ・鬼のもちつき岩
 ・鬼の酒盛り岩
 ・鬼の昼寝岩  など。
 この地には「温羅伝説」が残っており、これらの岩が、温羅の存在に一層真実味を帯びさせている。

*2)鬼の差し上げ岩
 この岩窟の天井にあたる岩で、大きさはおおよそ縦15m、横5m、厚さ5m。この地方には、桃太郎噺の源ともいわれる「吉備津彦の鬼退治」すなわち「温羅伝承」が広く伝わっており、各地にこの伝承にまつわる地名や場所などが数多くあります。
 この岩もこの伝承にまつわるものの一つで、鬼のモデルと言われる温羅が、この巨大な岩を差し上げて岩窟を造り、すみかにしたと伝えられるところから、この名がついたと言われています。岩の裏側の窪みは、差し上げた時に出来たと伝えられ、「鬼の手形」と呼ばれます。
 また、この地の岩屋と言う地名も、この岩窟に由来すると言われています。この周囲には、鯉岩・八畳岩・屏風岩など多くの巨岩があります。(総社市)

*3)岩屋
 鬼の城、新山とともに、平安時代には、山上仏教の中心地として栄えたといわれていますが、いろんな学説等がありはっきりしません。
 周囲のたたずまいや巨大な花崗岩でできた岩穴を目の前にして、吉備津彦命の温羅(うら)退治をはじめとする数々の伝説を思いうかべるとき、岩屋は、今もなお緑と伝説の地といえます。
 
*4)北の吉備路 学習見本園
 【北の吉備路学習見本園】は、北の吉備路一帯に現在自生している植物・あるいはかつて自生していた植物を集約し、だれでも手軽にこの一帯の自然に『触れ・学び・感じる』ことができる環境学習の拠点施設として平成16年、「総社ふるさと自然のみち」の開設にあわせて、棚田の跡地を活用して整備されたちのです。
 この北の吉備路学習見本園をご覧になり、時間に余裕があれば「総社ふるさと自然のみち」をぜひ散策してみてください。自然と歴史ロマンあふれるフイールドミュージアム「北の吉備路」か四季折々に豊かな表情をみせ、みなさまをきつと歓迎してくれることと思います。 総社市環境課



アプローチ
 食事を終え倉敷を出発 車載温度0℃ 今日は冷えている 吉備路429を走る 180号を横断し県道271に進む JRの踏み切りを抜け T字路で右折 次の交差点で砂川公園の案内を確認して左折 そのまま山に向かって走って行き砂川公園を抜ける 自動車道は狭くなる 対向車に留意しながら登って行く 鉄塔巡視路や遊歩道との出入り口にも注意を払い鬼ノ城駐車場に 駐車場は作業車が1台 車載温度-1℃