鬼城山



標高 鬼城山397m  難易度 ☆     登り *59分(東門まで) 全工程180分  岡山県
倉敷からの距離    19Km        登頂日 2026/04/02   ガイドブック  F写真 動画

奥坂休憩所7:09−鬼城・岩屋方面入口−7:23鬼ノ城東門登山道入口−8:08東門(分岐9)−8:17分岐5−8:29分岐4−8:31倉庫群跡−8:37管理棟跡−8:41分岐3−8:48北門跡ー8:58北の吉備路南口入口−9:13アテツマンサク9:16−9:19自動車道−9:25遊歩道入口(三叉路)−9:56遊歩道橋−10:03鬼ノ城東門登山道入口−10:12奥坂休憩所

登山
 今日は奥坂から鬼城山(きのじょうさん397m)を訪ね岩屋登山道で戻る

 登山支度をして出発する 駐車場の総社ふるさと自然のみち案内図*1)と書いた大きな案内板の前を抜け自動車道を山へ向かう 正面に朝陽を受けた山並が見え西門や第二展望台などが伺え登山支度をして出発する 猪対策の鈴はセットしストックを持って 駐車場の総社ふるさと自然のみち案内図*1)と書いた大きな案内板の前を抜け自動車道を山へ向かう 正面に朝陽を受けた山並が見え西門や第二展望台などが伺える 鬼ノ城・岩屋の案内に従い分岐を左へ進む、鬼ノ城と書いた案内標識に従い遊歩道へ進む すぐにシキミが顔を見せてくれコバノミツバツツジやヤブツバキも咲いていた
 
 ルートは簡易舗装されているがやがて土のルートになる 総社ふるさと自然のみち として整備されている 10分程ルートを行くと朝陽を浴びた広場に出る そこに鬼ノ城東門と書いた案内標識と石仏がある 標識に従い左へ曲がる 曲がり角にアセビの花が 足元にもアセビの落花が沢山散らばっていた
 
 ルートを入って行く すぐに貯水タンクが設置されているところに出、そこから丸太の階段の山道となる 山道を登ってゆく コシダが多いルートを登って行く ルート脇にヒサカキ ヤブツバキ コバノミツバツツジなど顔を見せる おなじみのソヨゴはもう終わったのか見つからない ルートには岩が出てくる頻度が次第に増え 岩肌のルートとなる 結構傾斜がある 岩や枝を掴み手で加勢して登って行く タムシバを探しながら登るが日当たりの良いこちらの斜面はもう終わってしまったのかも知れない
 
 岩肌に出る 振り返ると瀬戸内海の方角が伺える 朝陽がまぶしい ネズ*(*は実を意味する)を見て岩肌を登ってゆく いつものように右寄りのルートを行く ここも岩や木を掴みながら登って行く 岩肌の斜面にかかってから10分程登ると、左手前方に東門跡が見えてきて、遊歩道に出る 出たところには案内図がある
 
 今日はタムシバ探索 花の状態を見て経山に足を伸ばすか考えようと思って訪ねてきた まずは湿原や倉庫群跡付近の様子を見よう ルートを第二展望台の方向へ向かう アセビ ソヨゴ* ヒサカキが顔を見せ あ! タムシバだ 樹間に白いものが幾つか見える もうすっかり花を落としてしまったのか寂しい それでも残っていてくれたのだ 
 
 鍛冶工房跡*2)の案内を見てすぐに分岐5に出る ここを左へ折れる 分岐の位置に休憩舎がある タムシバを気にしていたのだろうか休憩舎の方には寄らずルートを行く 
 
 展望を一望して礎石建物群跡へ向かう 緩やかなアップダウンを行く 周辺の枝先に白い花が見られないか探しながらルートを行く、ヒサカキ アセビ ヒメヤシャブシ*を見つける 5分程行くと右手に湿原があらわれ視野が広がる あれ? 見当たらない 白い固まりを期待していたがそれらしいものは見られない 残念だ 
 
 ルートを行くと分岐4がある ここは直進気味に礎石建物群跡へ向かう倉庫群跡*3)管理棟跡*4)がありそこを入ったところにタムシバの木がある 今日もそれぞれに寄って花を見る それぞれ花は残っていたが数は少なく 大きく開いていた 白さをまだ保っていてくれた 近づいて香りをきく ほのかないい香りがきけた 
 
 この様子では経山は期待出来ないのでそちらをまわるのは見合わそう 高丸山に向かうルートも考えられたが花に期待出来そうもないなら 楽な岩屋登山道を降りようと方針変更 北門のタムシバを確かめ 下山ルートに期待して アテツマンサクはもう終わっているだろうがついでにちょっと覗いてみよう と考えルートを行く
 
 分岐3に出る ここを直進し尾根沿いの展望ルートを行く ここから北側斜面や岩屋の山肌の様子が伺える 幾つか白い固まりが見えるので楽しめるかも知れない 北門脇のタムシバの木のところに出る 木にはタムシバと名札までついておりいつも楽しませてくれる木 だが残念ゼロではないが寂しい状態 近くではヤマザクラがもうこちらの季節と言うかのように咲き誇っていた
 
 北門からルートを降りて行く 分岐に急坂と書いてあるとおりで足元に留意しながら降りる 当然タムシバを探すべく立ち止まってはキョロキョロする おかしいな この辺りはあちらこちらから白い花が顔を見せる筈だが? 樹間に白い固まりを見つける事が出来なんとかズームで撮る ルート脇にもちらほらと顔を見せてはくれたもののどれも孤独な姿 それでも出会えた事を喜ぼうとルートを降りて行く
 
 そして北の吉備路 学習の森南口へ入ってゆく ルートを追ってゆく 昨夜来の雨で足元が緩いところがあり留意して渓流沿いを抜ける 抜けて出たところにタムシバがお出迎え え! ここにこんなにいたの 青空の下 白い花が輝いている これがタムシバの姿だと喜び何枚もカメラに収める 写真を見るとどの花も開いており 蕾状態のものは見られない ここにこんな沢山の木がいるとは知らなかった 思いがけないプレゼントだ 歩くルートに入れておこう 
 
 ありがたいプレゼントを頂き喜びながら アテツマンサクのところに向かう そこから数分行くと アテツマンサクと生育限界*11)と書いた大きな案内板がある アテツマンサクの開花は2月中旬と記載されていた 案内板の右手にはヤブツバキの大木 折れた枝がその先へのルートを塞いでいた 足元に白い花弁 え?と思って 振り返り見上げるとここにも見事なタムシバの木 枝先に白い花を沢山つけていた 足を伸ばす価値がある
 
 ルートを戻り帰路につく 自動車道に出て右方向へ進むと三叉路がある 三叉路を右へ奥坂休憩所へ向かう 道路入口に 注意 この先車両の通行はできません との標識がある 道路脇には野辺の花が顔を見せる セイヨウタンポポ ナズナ ホトケノザ ヒメウズ ワラビ カンスゲと顔を見せてくれる 北の吉備路保全協会*8)という案内があり 9月には蕎麦の花が一面に咲くそうだ その時の写真も紹介されている なかなかいい雰囲気だ
 
 ルートを行く 鶏舎の入り口を過ぎると土の道いわゆる岩屋登山道となる フェンスを左に見ながらルートを行くと 足元に白い花がびっしり タムシバの落花だ 見上げるとまだ沢山花を残している 雲が出てきたのか白い花に白っぽい背景で花の様子を確認しがたいが 見応えがある 鶏舎の先に見える山肌にも白い固まりがいくつも見える タムシバの森より多そうだ その後ルートに沿って数本の大きなタムシバの木 このルートも捨てたものではない
 
 ヤブツバキの落花がルートを賑わしたかと思うと 白い花の落花 ここにもと周辺を見回すとタムシバ 大部花を落としたようでさっき程の賑わいは無かったが楽しませてくれる 落花が無かったら気づかずに通り過ぎてしまっただろう 落花もおおいに助けになる
 
 次々と顔を見せてくれる花を楽しみながらルートを行く ルートは下り勾配 人一人が通れる程の狭さになり 道路左手には鎖のフェンスが設置されており フェンスにもたれないよう注意書きがある 左手の方は崖となっていて 渓流を伺う事が出来る ここにヤマザクラが空を覆っている もう葉が出て花は大部散ってしまったようだがなかなかのもの 狭いルートは数分で過ぎ また幅広のルートになる
 
 このルートはヤブツバキが多く ヤブツバキの落花も目立つ 花の絨毯のようなルートが広がる これは何だと思うようにちょっとびっくりさせられる サクラの花びらの絨毯の上にヤブツバキの落花 それが眼の前に広がっている サクラの花びらは避けようがない ヤブツバキも隙間を探すの難しいくらい ヤブツバキの落花はそれでも20−30m位はあっただろうか でもサクラの花びらの絨毯はまだ続く また 花びらも舞い落ちてくる 何か違った世界に迷い込んだ感じがする
 
 ルートはすぐに橋がかかっているところに出る この橋も趣がある 5.6分行くと竹藪が見えてくる 竹藪を抜けるとベンチのある広場に出る 今朝東門ルートで曲がったところだ あとは来た道を行き奥坂の駐車場に ルート脇にはホトケノザ ハコベ カラスノエンドウ ノボロギクが顔を見せていた 駐車場には3台車が増えていた 車載温度は17℃だった 
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AIと創った詩

咲きながら、散りながら

白い花 空に咲き
枝を埋め 光あつめる
地にも白 降りしきり
咲くと散る ひとつの姿

紅の花 音もなく
ぽとり落ち かたちのままに
地に伏して なお香る
沈む色 語るいのち

風もなく 舞い落ちる
花びらが 道を染める
歩くたび 春は過ぎ
光ごと ほどけてゆく

咲くものと 散るものと
重なりて 春は満ちる
白と紅 風のなか
咲きながら 散りながら
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*1)総社ふるさと自然のみち案内図−奥坂休憩所−
 この一帯は、国指定史跡鬼城山をはじめ貴重な文化財と豊な自然環境が残ると共に、人の暮らしと自然が調和した里山が広がり、「自然と歴史あふれるフィールドミュージアム」として位置づけられます。

 鬼ノ城は、標高約400mの吉備高原の南緑に集かれた古代山城で、朝鮮式山城と考えられている、
 鬼ノ城は、すり鉢を伏せたような山の形をしており、全周約2、8kmの城壁が鉢巻状に巡っている。この城壁は下部に列石、その上部に版築土塁が築かれており、その規模は、幅約7m、推定高約6mになる。また、要所に堅固な高い石垣を築いている、この城壁は、数m−数十mの直線を単位として、地形に応じて城内外へ「折れ」を有している。
 城壁に伴う遺構としては、谷部に6箇所の水門(排水機能をもつ城壁が設けられ、西門の近くには城壁の防御効果を高めるために、角楼が築かれている、また、出入口となる城門は4箇所で発見されている。
 城内には、食糧貯蔵庫と考えられる礎石建物跡などが発見されている。

*2)鍛冶工房跡
 鬼ノ城を築くために使用した、鉄の道具を製作・修理した場所です。城づくりには、山を削り、岩を砕くなどの作業に鉄の道具は欠かせません.ここでは、左下図のように、平坦な地面をつくり(段状遺構、柱を立て並べて、屋根をかけたと思われる施設と、その中に並んだ9基の鍛冶炉かが発見されました。
 炉の周囲からは、鉄滓・羽口・砥石などが出土したほか、鉄を鍛える時に飛び散る鍛造剥片や粒状滓も多数発見されており、鍛冶作業の光景が浮かびます。
 平成27年3月 総社市教育委員会 
 
*3)倉庫群跡
 鬼ノ城の中央部分には、柱の基礎に石を置いている7棟の建物(礎石建物が発見されています。
 礎石建物1−4・7は、床を支える柱のすべてに礎石を置く建物(総柱(そうばしら建物であることから、相当な重量を支えたものと考えられます。おそらく城内で必要な穀物や武器などを収めた高床の倉庫群であったと考えられます。
 なお、一部の礎石には直径45−50cmの丸柱を載せていた痕跡が残っていました。
 平成26年3月 総社市教育委員会
  
*4)管理棟跡
 鬼ノ城の中央部分には、柱の基礎に石を置いている7棟の建物(礎石建物が発見されています。
 礎石建物5・6は、建物の外側に沿った柱の基礎に石を置く建物(側柱(がわばしら建物で、6間×2間の細長い建物になります。建物の構造や周辺から須恵器(すえきを再利用た硯(すずりも出土していることから、役人が駐在した管理・運営に必要な施設であったと考えられます。
 なお、一部の礎石には直径45−50cmの丸柱を載せていた痕跡が残-、ていまLた。
平成26年3月 総社市教育委員会
 
*6)北門跡
 唯一背面側にある城門です。
 基本的な構造は他の西門・南門・東門と同じ掘立柱城門で、通路床面には大きな石を敷いています。規模的には大型の西門・南門の対し、東門とともにやや小型の城門です。
 通路床面とその前面の地面に1.7−2.3mの段差があり、こうした城門を朝鮮半島では「懸門(けんもん)」と呼んでいます。
 門柱は本柱のみ角柱で、他は丸柱であり、柱間の寸法も異なるなど、特異な組合せです。
 通路床面下には「排水溝」が設けられており、これは日本の古代山城では初の発見例です。類例に高松市の屋島城があります。
 上屋(うわや)については検討中であり、柱の高さは仮のものです。 
 平成20年3月 総社市教育委員会
 
*7)アテツマンサクと生育限界
アテツマンサクの特徴
●細いリボンをよしったような黄色い花をつける。
●開花期は。2月中旬ころ。
●環境省のレッドデータブックに準絶滅危惧種として指定されている。
●この一帯が,県内でのほぼ南限にあたる。
 
 県中・北部に分布している植物のいくつかは,この一帯を南限としている。これは,この一帯が吉備高原の南縁に位置し,地理的・気候的条件が県中部と類似しているためである。
 この一帯が南限になっている植物:アギナシ ゲンカィツツジ ベニドウダン コアジサイ

マメ知識 「マンサク」の語源って?
 巻に先駆けて,マンサクが一番に花を咲かせるので,「まず咲く」から「マンサク」という名がついたという説や.米の満作(まんさく)を願ってこめ名がついたという説がある。
 ちなみに,「アチツマンサク」は、牧野富太郎氏によって阿哲地方で初めて発見されたことからこの名がついた.
環境省・岡山県・総社市.

*8)北の吉備路保全協会 Mount Base Office
「鬼城山」や「総社ふるさと自然のみち」などを含む素晴らしい【北の吉備路】の総合案内を承ります。
下記連絡先または鬼ノ城ビジターセンターまで、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。(無料
連絡先 Email: kk-keep@f2.dion.ne.jp TEL:090-3749-5719



アプローチ
 朝食を済ませ倉敷を出発 車載温度10℃ 吉備路429を走る 180号そして総社バイパスを横断し県道271に進む JRの踏み切りを抜け T字路を右折し県道271を行く 2つ目の信号を過ぎて 血吸川堰堤の国際ゴルフ場案内標識を確認し左折する 堰堤を走り、ゴルフ場への案内に従い堰堤を左へ降りて行く 最初の交差点を右折する 道幅はぐっと狭くなる 対向車に備えて退避場所を考えながら走る 次の交差点を左に折れ あとは道なりに走る 穴観音入口の標識を左に見て、奥坂休憩所に駐車 車載温度は8℃ 駐車している車は無い