第4回 


課題1

L1、と L3 のリンクが切れた場合 Cが持つ経路情報により3者間ループが生じる

1.正常時のAに関する B、C、D、Eの経路情報は

  Bが持っているAに関する経路情報 A L1 1
  Cが持っているAに関する経路情報 A L2 2
  Dが持っているAに関する経路情報 A L3 1
  Eが持っているAに関する経路情報 A L4 2 または A L6 2

2.L1、L3 のリンクが切れる(サーバAがダウンする)と

  Bに対し A LI 16 Dに対し A L3 16 の経路情報が送られる

  その結果

  Bが持つAに関する経路情報は A L1 16 
  Dが持つAに関する経路情報は A L3 16 に更新される

3.Eに対し Dから A L6 16 の経路情報が送られるが
  Cが持つ正常時の経路情報を受け

  Eが持つAに関する経路情報は

  Cが正常時に有している経路情報を受けて 

  Eが持つAに関する経路情報は A L5 3 に更新される

4.その情報を受けBは

  Bが持つAに関する経路情報は A L4 4に更新し

  B → C → E → B

  と 3者間のループが発生する


課題2

Googleで用語を検索すると
大規模ネットワークにおける経路制御設計と題した講話がSOIにありそれを参照する
http://www.soi.wide.ad.jp/iw2000/iw2000_tut/slides/16/16_115.ram

BGP は Border Gateway Protocolの略で 現在のAS間経路制御プロトコル
   ASは 自律システム=Autonomous System(AS) の略
   共通の経路情報を共有し、1つの管理実体のもとに存在するネットワークの集まり。

MED(Multi Exit Discriminator)
   同一隣接ASからの複数経路を区別するプロトコル
   値が小さいほうを優先

   サーバのバックアップの経路制御などに用いられる

Local Preference
   同一AS内部で複数経路の優先度を表すために用いられる
   値が大きいほど優先される

   この設定をしないとASのパス数の少ない方が選ばれる
   通信速度やコストの関係から優先度を設定したい場合に用いる

AS Path Prepend
   ASパスを複数のASに渡す時に自分のASを余計につけて パスを長く見せ
   希望するAS経由とするプロトコル