「小学校の教育における問題をとりあげ、情報化やインターネット化による解決方法を考えてください。」
情報化技術から見た小学校教育の課題と対応策
小学校の教育における現状 小学校教育の現状について教師をやっていた友人に情報を貰い またインターネット検索によりどのような事が指摘されているか調査した
得られた情報から私なりに整理すると下記の項目があげられよう
1.今年度(平成14年度)より新しい学習要綱による いわゆる「生きる力」を育む教育が始まった。
2.教育カリキュラムの自由度が大幅にアップし、「地域に信頼され、特色のある学校つくり」が求められており 大いなる試行錯誤が始まった。
3.これまでの「教師主導」の授業から「子供主体」の授業という言葉で代表されるように子供一人一人の力を把握し、その子供にあった教育が求められている。
4.インターネットを用いた教育が始まっている。
5.いじめ・不登校等の学校が抱える問題が複雑化してきている。
情報化・インターネット化から見た課題
上記の現状を捉え 門外漢ではあるが 情報化・インターネット化という視点から見た課題を考えてみる1.知の蓄積を計る仕組み
教師にカリキュラム作成を始めとして多くの期待が寄せられている。教師の個々の力を総合力として切磋琢磨し、知の蓄積を計ってゆく事が必要に思う。
多くの学校の多くの教師の共通とする課題であるから、インターネットによる知の蓄積の仕組み 蓄積したものを活用する仕組み は沢山の力・勇気を与えてくれよう。
2.学校・家庭・地域のコミュニケーション作り
学校・家庭・地域のコミュニケーションはますます重要性を増して来る事と思われる。 そしてそのコミュニケーションが日常レベルで定常的に取れてゆく事が相互の信頼性を増し、子供を取り巻く良い教育環境が醸成されてゆこう。
こうした日常レベルのコミュニケーションを行うにはインターネット技術は大きな力を与えてくれる。
3.リテラシーの向上を支援する仕組み
情報化・インターネット化による技術は教育を取り巻く環境に大きな力を与えてくれるものと思われる。その為には関係者のリテラシーの向上が求められる。
4.小学校教育環境に適したインターネット環境の整備
小学校の教育環境に適したネットワーク環境を作る事に多くの努力が払われているとのレポートが見られる。レポートから判断すると運用管理にはかなりの情報技術力が必要とされる。教師にそこまで要求するよりネットワーク管理を考える事が好ましい。
5.一人一人に適合した教育システム
基礎・基本とする学習内容は確実にマスター出来るように。
上記課題の対応策
小学校教育の現状を概観し幾つかの課題を考えてみた。これらに対する対応策を考える。
1.リテラシー支援の仕組みを充実する
・教師に必要とされるリテラシーを明確にし、教員資格に反映させてゆく。
・現職の教師への対応を図る。
・家庭や地域も考慮する。・自己研鑽可能な仕組みをインターネット配信する。
SOIで利用されている技術は大変有効だと思う
初心者を対象にした教育システムは国民のリテラシー向上に有効と思う2.Knowledgeデータベースの構築
・Knowledge-managementの手法が使えよう
・登録されるKnowledgeにはインセンテイブを配慮する必要がある3.学校と家庭・地域を繋ぐグループウエア
・何を目的として取組むかを明確にして
4.小学校教育用インターネットサーバのネットワーク管理システム
・ユーザフレンドリーのシステム(専門技術が無くても必要機能を達成出来る)
5.基礎・基本を習得する学習コースのインターネット配信
・ゲーム感覚で楽しみながら学べるものが出来てくると素晴らしい
参考資料
・『学校経営』 臨時増刊号(2002年2月) 第一法規出版
変革期に求められる学校改善とは
組織の活性化と学校改善
教育課程の編成・実施と学校改善
授業の質的改善を図る・「生きる力」をはぐくむカリキュラムの編成の自校化に向けて 2002年3月
・教育実践データベース 99『インターネットと教育』フォーラム 1999年11月
「子供達が変わる」「授業が変わる」「学校が変わる」
コミュニケーションの道具としてのインターネットの問題点