あれれ、見れば見るほど虫こぶって目に付くのよね。
あなたにも「虫こぶアンテナ」そろそろ生えてきたのでは?
気になる虫こぶ、まだまだ続きます〜
初夏に急に伸びてくる ヨウシュヤマゴボウ。
今の時期は花が咲いて ちょうど小さな実が出来掛かった頃。
だけど、ありゃ?
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今の季節なら
まだ緑色の
ちいさな実のはずなのに
なんだか
赤っぽいような。
ワイン色に染まるのは
もっと先だと思っていたけど?
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で、よーく見てみたら 驚いた!
赤いし
形がいびつだし
しかーも
なんか飛び出してる!
ははーん、
これは虫こぶね。
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図鑑を見てもよく解らないし、
虫こぶの先生である薄葉重先生に尋ねてみたら
まだ未見のものだとか。
その後の先生の調べで
キヅタにできる「キヅタミフシ」や
ヘクソカズラにできる
「ヘクソカズラツボミホソフシ」と同じ
キヅタミタマバエによる虫こぶとのことでした。 |
(撮影日 2005年6月25日 広島県福山市)
(キヅタミタマバエによる ヨウシュヤマゴボウミフシ)
八坂書房「虫こぶ入門 虫えい・菌えいの見かた・楽しみ方」(増補版)に
写真掲載&取り上げていただきました。
ワラビが生い茂る6月でした。
緑色がキレイなんだけど 端っこあたりが黒くなってます。
暑くなってきたからなぁ…
水切れで枯れてるのかも
とも思ったけど やっぱりこれはー

はい 正解。 虫こぶでした〜
いっぱい黒い細長いものが あっちのワラビにも
沢山くっついてると ちょっと不気味。
では 中の虫は何色かな?
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ぽきっ
簡単に割れた断面から
顔?を覗かせたのは…
予想の白じゃなくって
薄透明オレンジの芋虫でした〜
図鑑で調べてみたら
ワラビハベリマキタマバエによる
「ワラビクロハベリマキフシ」(ワラビ黒葉縁巻ふし)
という虫こぶ。
ちなみに黄色い
ワラビキイロハベリマキフシ
という虫こぶものもあるんですって
へ〜〜っつ |
(2006.6.10 岡山県玉野市)
果てしなく見つかる虫こぶたち。
まだまだ これからも続きますよ

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