実録! ヤモリハウス作製日記

盛り上がっているのは、もしかして私たちだけかも知れないけど・・・
なんせ、住人のいないかわいそうなお家です。
せめて、話題だけでも盛り上げておきましょうか?
(マダムabasaさん
これは,2000年7月22日から「ヤモリハウス」できあがるまでの作製奮戦記です。
は,マダムabasaさんから戴いたメール・その他は小橋のメモで構成されています。

 「ヤモリハウス」〜? 
読んで字のごとくヤモリのお家だが、頭をひねっても想像できないのは私だけ? 見たことも聞いたこともない「ヤモリハウス」、その第一報はマダムabasaさんからであった。(以後,マダムと略) 彼女は「K家のウシガエル騒動記」でお馴染みの何事にも好奇心旺盛で、何かにつけ一緒に盛り上がっているメル友だ。

 (7.21〜22)
今日、本屋さんで立ち読みしてたら、Pなんとかと言う雑誌に(390円)ヤモリの飼育小屋の作り方載っていました。ヤモリは、隙間が好きだから板を隙間を空けて並べて仕切りのある小屋を作っていました。390円だから買えば良さそうなものの買いませんでした。雑誌の載っているくらいだから、小屋は表にヤモリの絵が描いてあって,三角の屋根まで付いていてオシャレでしたよ。雑誌では、卵も産んでいました。おまけに、蛾やハエ&蚊まで食べてくれるのでお勧めです。って。
ヤモリハウス設置場所は、戸外なのでもちろん餌取りの心配はありません。自給自足です。

・・・大体,生き物の飼育で一番苦労するのは餌である。カマキリ・カエル等,昆虫を餌とする生き物を飼うのはとても負担が大きい。結局、網を持って走り回るのは親となる。それが情報ではヤモリハウスは”自給自足”という。 そりゃナイスだ。
でもなんで? どうして? どうやって?
飼うゲージの網の目大きくして、中に電球でもつけて虫をおびき寄せるっていう手もあるぞ。うーん・・・?


 (7.22)
ヤモリハウスの謎ですね。ヤモリハウスは、仕掛けておいて奴が住み着くのを待つのよ! だから、網戸の害虫駆除もしてくれて一石二鳥です。でも、ヤモリの姿を見ない小橋家では、無理ね! はっはっは。我が家の家には、3cmヤモリいるもんね!どうだ!!!

むむむ、「どうだ!」の上に「はっはっは」までつけられりゃ,宣戦布告されたも同然。受けて立とうじゃありませんか。その「P」という本とやら,私買わせていただきます!
マダムのお話だと、ヤモリの快適な住みかを用意して自然に住み着くのを待つ方法らしい。出入り自由,餌も自分でとってくるとは、私にとってもヤモリにとってもそれはいい! お互いに快適なら飼う飼われるの域を出る。いわば共存なのだ。

我が家のヤモリ,今年の春に一度園芸用具置き場でボーッとしているのを目撃した。だが窓辺で虫を捕っている姿を最後に見たのは5年前が最後。毎晩のようにお風呂場の窓でセッセと虫を採っていたが,ある日プッツリ消えてしまった。
「お風呂場で何か臭う」「クサイ!」「酸っぱい異臭は溜まらない・・・」
しばらく経ってその匂いの主が,お風呂場のサッシに挟まったヤモリだと気付いたのある。
それ以来、我が家はヤモリ居ない歴5年である。
・・・ヤモリー,Come Backー!
「ヤモリハウス」−これを造れば我が家にもヤモリが戻ってくるかも知れない。
「ヤモリヤウス」−楽しいことには血が騒ぐ。
ふふふ。即実行!なのだー。

まず,雑誌を買おう。マダムからの手がかりは「P」&「390円」,これっきり・・・。乏しいヒントから雑誌を探し当てるのは高度な推理が必要か・・・と思いきや,あっさり簡単にコンビニで発見された。その名は有名な「BE−PAL」。
少し覗いてみよう(立ち読みとも言う)。パラパラパラ・・・ 
おお,ペイント次第で「ヤモリハウス」はかなりオッシャレに変身する。即見即買。ここでドケチな私,財布の紐は390円の雑誌を買った時点で締められた。じゃ、材料費はどうなるか? それはもちろん実家の倉庫で余っている木材をいただけばタダで出来る! 申し合わせたように今車は実家に向かっている。ふっふっふ。なんていい調子!

さて,ヤモリハウスの材料探し。約1pの板きれ,なかなかイイ厚さの合板発見。雑誌の設計図を見つつ線を引く。その辺に転がっているノコギリを掘り出し,ギコギコギコ・・・。巧く切れない! 「○○とハサミは使いよう」って言うが,これはどう見ても歯が欠けたノコギリに原因がある。それでも切らないことにゃ前へは進めぬ。ギコギコギコ・・・額に汗して苦戦する私を見かねて登場するのは父である。
「やっちゃら〜」
強力な助っ人に感謝。あれー? いとも簡単に鋸で切っているではないか。ああ,やっぱり「○○とハサミは使いよう」だったのだ。うーん。

「ラッカー(スプレーペンキ)を貸してちょうだい」
「それで塗るんかな?」
「シュシュッと下地に」
「臭いわぁ! それじゃ一年はヤモリ入らんなぁ!」
そういうと父は用事で去っていった。
・・・言われて気がつく未熟な私。しかたない,自宅に帰ってからトールペイントで挑戦するぞ!ふ〜。

一息ついて振り返ってみれば,マダムの罠にはまったような気がする・・・

 (7.23)
買ってしまいました。
立ち読みのつもりで本屋に行ったんですが、「アメフラシのいじめ染め」なんて言う面白そうな記事もあったので。390円でした。なんて、遅かったのね! 

そうでしょう,そうでしょう! これでまた張り合いが出来るってものだ。お互いの家は離れているので,ヤモリの取り合いで険悪ににらみ合う心配もない。こりゃ楽しくなりそうだ! 気になるのはマダム家「ヤモリハウス」の構造とペイント。
只今の小橋家では「ヤモリハウス」,鼻を摘むペンキはやめて,爽やか(?)トールペイントに挑戦だ。長男がデザインを考え中。彼は凝り性,これまた時間掛かるが仕方がない。

 (7.23)
先を越されてしまいましたね。我が家は、まだ本を買って眺めています。
今夜は、ヤモリを求めてウロウロしていました。あの箱を見て私が思い浮かべたものは、昔の牛乳箱です。今はプラスチックになっていますが、昔は木箱で蓋も付いていてあれに仕切りをつけたら使えそうでしょう?息子も今度ばかりは、主人に応援を頼んだようですよ。それから、オリジナルな物も考えているようです。夏休みまたこれで暇にならなくて済みそうです。

なるほど,最初からトンカチ汗水垂らして作らなくても工夫次第で簡単に出来るのだ。要は,どんなものでどう作ろうとも,ヤモリが好きな狭い隙間があって「ヤモリハウス」の看板を立てたらもうヤモリハウスに変身なのだ。

 (7.24)
ヤモリのお家、我が家も明日は組立作業まではたぶん出来上がると思います。色塗りは、後でもいいでしょう。とにかく作って壁に設置する事が先決です。お楽しみはこれからです。
で、ヤールー情報集めてみました。一番多かった意見が、お風呂場で見かけると言うんです。お風呂場の窓ガラスにくっついて餌を待っているそうよ。ヤモリには、北限もあるって書いてあったし、いろいろ研究テーマはありそうね

そもそも,2人の間のヤモリテーマは「ヤモリは鳴くか?」であった。たった一点の疑問だったが,証言者を捜したり,聞き込み調査をしたりと,地道な”刑事”のごとく活動していたのに・・・。そうしているうちにどういう訳かヤモリの分布から種類まで話が大きくなって,ドリルや慣れない工具を駆使して「ヤモリハウス」建設をしている。それはそれで,なかなか面白いから辞められない。

さあ絵付けと言うところで,頼みのデザイナー長男は放り出して外で元気に遊びだした。こんなものは一気に仕上げないと大儀の虫が騒ぎ出す。が,競争相手のマダムがいてくれてるのでラッキーだ。つい意地がでて,何が何でも仕上げてやろうと言う気迫がみなぎっている。
 本当の問題は,デザインではなくて苦手なパーツ組み立てにある。寸法間違えて困っている上に,アバウトな作業を得意とする私では,組み立ての段階でもあちこち隙間が空くに違いない。幸か不幸か,ますますヤモリ好みになること間違いナシだ。

 (7.25)
汗水たらして(主人が)やーるーハウス作ってくれました。感謝。後は,やーるーに移住して頂くだけですが、これがまたいざとなったら見つからないよ〜。うちの3cmヤモリ、最近見かけないと思っていたら、どうも二階にいるらしいのです。主人の部屋の網戸付近に出没するらしい・・・。今度見つけたら、息子のやーるーのお家に連れて行くそうですよ!
実は、主人に2つ作ってもらいました。二人でもめる事を見越した主人の知恵です。私達がしょっちゅうつまらない事で意地の張り合いをしている事を知っているので、今回は息子の味方をしたようです。
なんだか昨年も懐中電灯片手に外灯の下をウロウロした記憶があります。くろちゃん達(ウシガエル)の餌の採集目的で・・・今年は、ヤモリです。

へー,マダムは「ヤモリハウス」2つも作ったのか! ご主人すごいぞ! 一家を揚げてのヤモリ歓迎体制だ。それにくらべて,相変わらず我が家の主人・・・私が慣れないノコギリを出して格闘しているのも知らずにいた。
「本買ってから,まさかすぐ作るとは思ってなかった・・・」
あきれ顔で横目で眺めると,そう呟いていた。
屋根取り付け前,上から中を覗く

マダムの「ヤモリハウス」は「やーるーハウス」という。「やーるー」とは沖縄でのヤモリの呼び名。彼女は大の沖縄びいきなのだ。
「無理矢理押し込んじゃダメですよ」
ヤモリの方から住んでいただくのを待つ所に意義がある,この企画。
いくら苦労して作っても,そのへんの置きっぱなしのダンボールの隅の方が,好きだったりするヤモリなのだがー。
我が家も一応は完成しいるが,どうもトッピングの位置で悩んでいる。周りにばかり凝っててもいても仕方がないが,同じ作るなら楽しまなきゃソンソン。

 (7.26)
夕方、下見をかねて一人で探しに行ったらラッキーな事に捕獲できたのよ。だから、ハウスの色塗りは途中なの・・・どうしよう。飼育ケースの中にお家を入れてあげたら、ちゃんと入っているんです。やっぱり、暗い所が好きなのね。明日から本格的に息子と共にヤモリ探します。
注:捕まえた鳴かった!!残念!!!

明日から本格的にって・・・一軒に複数同居させる気らしい。考えてもいなかった。 こうなったら卵も見たいぞ。つれ合いも必要だ。

 (7.28)
ヤモリ、そんなに甘くはありません。そうです。ヤモリ、家出してしまいました。「丸一日、ヤールーハウスで遊んだんだから大丈夫」と思い,夕方ヤールーハウスを外に設置しました。その後、ヤモリの姿を見た人はいません!・・・と言うことで、今朝は私のヤールーハウスはもぬけの殻でした。夜の間に餌を求めて移動したに違いありません。手乗りヤモリになるまで、ならしておくべきでした。
しかし、息子のヤモリがまだ飼育ケースの中にいます。宣言どおり、夕べは本格的にヤモリを探してきました。背中に模様のある「タワヤモリ」です。
昔は、ヤモリってそこらじゅうにいた様に思いますが、探さなきゃ見つからないのね。我が家にヤモリが住み着いてくれる日は、いつでしょう?
小橋さんちのヤモリハウスのトッピング,きっと、ヤモリのう○ちに違いない!
ヤモリのふん・しぇるさん提供
ふんUP・マダムabasaさん提供

ハズレ。
今,我が家にはヤモリいないからウ○チ欲しくても手に入らないのだー。

人間でも何でも,新居って言うのは居心地が悪い物。逃げ出すヤモリの気持ちも汲んでやろう。やっぱり向こうから選んでくれるのを待つのが良さそうだ。けれど,マダムさんところのヤモリ,タワヤモリていう種類がわかっただけでもスゴイ! 今現在日本には15種類ものヤモリが住んでいるそうだ。居住者から文句が出るほど鳴くヤモリもいれば,滅多に鳴かないヤモリもいる。純国産種もいれば外来ヤモリもいる。ヤモリも調べてみるとけっこう奥が深くて驚きだ

 
マダム家のヤモリは卵持つ
(7.29)
ヤモリ。息子もあきらめて巣箱を夜に設置しました。私のヤモリがいなくなったので、自分だけ飼育ケースで当分飼おうとたくらんでいたんです。でも、覗くたびにあわてて巣箱から飛び出してくるのでかわいそうになって放しました。家に住み着いてくれたらいつかきっと巣箱にも入ってくれると思います。とうぶん、ヤモリ捕獲作戦は続きそうです。

さあ,そろそろ我が家も最終段階,最期のトッピングをペタッと貼り付ける。お風呂場の窓の外へ設置した。後ろへ数歩下がってまじまじと眺めてみる。
「うーん,誰が見るのよ?」 
お風呂場の外じゃ,物陰で結局だれ一人気付きっこない。何のための,おシャレな外見なのだろう。自己満足でも,ま,よしとしよう。


 (7.29)
それでは、私のヤールハウスをお見せします。私のヤールーハウスに入るには、入国審査があります。もちろん、だれでも入ることはできません。ヤモリ以外は、入国を禁止しています。 
小橋家の「ヤモリハウス」 マダム家の「ヤモリハウス」

見たとたん吹き出してしまった。
こりゃ,あの印籠かプール命札のような「入国審査」を見ると,他の虫は怖くて近づけないかも知れない。全国各地で,「BE−PAL」を見てヤモリハウスを作る方はたくさんはいるだろうが,あんな立て札を作る人はマダム,貴方ただ一人。オリジナリティーさからいえば我が家の「ヤモリハウス」は完敗だ。きっと「BE−PAL」の人に紹介したらこのヤモリハウスを見たら腰抜かすに違いない。

小橋がグアムで
買った草履
 (7.30)
私のヤールハウスは、グアムのゲッコー(ヤモリ)のイメージです。決して恐竜ではありませんよ! グアムでもゲッコーは「家に住み着くと愛と幸運を運んできてくれる」と言う言い伝えがあるそうです。おんなじですねぇ。
屋根にヤモリの絵を描いてみました。息子は、巣箱に入ってくれるように「おとりの蛾」をトッピングにすれば良いと言うのですよ。作るの難しそうで・・・主人は、ヤモリを連れてきては庭に放していると、「何時かは巣箱を利用するヤモリも出てくる」と言います。確かにそうかもしれませんが、庭に放すと言うことは「自由にどこにでも行ける」と言うことでしょう?ヤモリだって、がんばって1時間くらい移動すればお隣に行けそうですよ!ん〜ん、また難問です。

「マダムabasaさん,このヤモリハウス盛り上がりは残しておきましょうよ。」

 (7.31)
盛り上がっているのは、もしかして私たちだけかも知れないけど,なんせ、住人のいないかわいそうなお家です。せめて、話題だけでも盛り上げておきましょうか?
主人の会社の人に家には、大きな日本ヤモリがいるそうなんですが、「ほしい!」と言ったら、「だめ、大事に飼っているんだから」と言われたそうです。
言い伝えのあれです。やっぱり田舎の人は、ヤモリが住み着く家は良い家と思っているようです。 

ヤモリは「守宮」と言う字を書くが,何となく「家守」という感じがする。確かにトカゲを見てギャーという人でも,夜,窓辺に出るヤモリが頑張って貼り付き,虫を取るのを家族で声援送って眺めていたりする。ヤモリほど皆に可愛がられている爬虫類はすくないようだ。
 ところで・・・ヤモリって,決まった住みかあるのだろうか? もしかしたら,放浪生活でその日の気分次第で転々と寝場所も替わったりするかも? 満良く卵産んでも産みっぱなし,世話をするようでなしー。
「ヤモリハウス」ーその名が付いても結局はただの飾りかも。
「ヤモリハウス」ー作ろうと頑張っているうちに,どんどんヤモリが大事に身近に感じられてくる。
  もう,「ヤモリハウス」に住んでくれても,住んでくれなくても,半ば満足している。
 ・・・といってみたい,ヤモリイナイ歴5年の我が家である。

もし,雑誌に載っているのが「トカゲハウス」や「クモハウス」だったらー
私にしろマダムにしろ,やっぱり盛り上がって作っていたに違いない・・・と思っている。

ヤモリハウス
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