重文客殿


 由加山     重文客殿U


 

    蓮台寺は真言宗御室派の別格本山ですが、天皇家、藩主池田候の参拝所である客殿は
    県指定重要文化財で寛政11年(1799)の建立です。
    
円山応挙の襖絵、須賀(菅)蘭林斎、柴田義董ら狩野派の障壁画で飾られ、多数の
    重要文化財保存されています。
    又客殿より珍しい屋根付き回廊を通って権現堂へも参拝出来るようになっています。

   普段は写真撮影は禁止されていますが、児島の紹介でHPのためという事で特別に撮影を許可
   していただきました、重要文化財を堪能してください。

   拝観料:400円

「竹鶏の図」

円山応挙 筆

 

「八方睨みの獅子」

法橋周徳(狩野派)

 

「松、桜、牡丹に孔雀図」

須賀(菅)蘭林斎(狩野派)

 

「仙境の八賢人図」

須賀(菅)蘭林斎

 

「垂綸の絵」

須賀(菅)蘭林斎

 

「牡丹に唐獅子」 杉戸絵(屋久杉)

柴田義董

円山応挙

狩野派を学び、36歳で円山派の始祖となる
重文「竹鶏の図」は円山応挙の絶筆の傑作

 

狩野派(日本画の流派)

室町中期に起こり江戸時代を通じて将軍家御用絵師としての家系を世襲した。
始祖の正信は禅僧の宋元画を継いで水墨画を主とし、その子の元信は大和絵の画法を取り入れ
力強い装飾性をもって武家の好みに投じた。
孫の英徳は信長、秀吉に仕えて安土桃山時代の障壁画を代表、豊臣家滅亡の後は徳川家御用絵師
となり英徳の孫の探幽に至って、江戸狩野派の基礎は不動のものとなった。
その門系から狩野芳崖、橋本雅邦がでている。

 

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