由加山、蓮台寺 (234.4m)


重文客殿       重文客殿U


 

   

大権現本堂                   由加大権現の大殿と大鳥居(備前焼)

  神仏混合で由加神社、蓮台寺と同じ敷地内にあります。
  昔から由加大権現をまつる霊地として栄え、江戸時代では金毘羅宮との両参りでにぎわったそうです。
  本尊は11面観世音で境内2万数千坪、寺領30万坪、檀家3千軒を有する真言宗の別格本山です。
  境内には備前焼の大鳥居が渋い赤色を見せ立っています。
  岡山藩主池田公代々の祈願寺として信仰が篤く縁日には藩主自らの参拝され、現在重文に指定され
  ている客殿を利用し中には丸山応挙の図と重文が数多く残っています。
  地元の私たちには初詣の場所であると共に桜園地での花見の場所ととして親しまれています。
  参道には門前町の形跡が残っています。
  丘の上にある多宝塔からは瀬戸内海が一望で超ワイドの景観が楽しめます。
  由加のみやげ物の”あんころ”は美味く、特に元祖とらやのもの(売り切れで閉店)が有名です。
  往時は歩いて参拝していたようですが、現在は車道4ルートがあり登山の山としては魅力はありませ
  ん。

とらや(あんころ餅)

権現とは?

人々の願いをかなえるため、仏が権(か)りの姿として現れたのが権現様というそうです。