今回は初の山頂泊山行。
天気予報では下り坂だが、初日はなんとか持ちそうなので
決行する。
1日目
午前6時30分、メンバーと倉敷を出発。
天気は今のところ晴天だ。(^o^)/
早島ICより瀬戸中央道に入り一路、いよ西条ICを目指す。
途中、豊浜SAで一服。
高速道路は混む事も無く快調に進み、いよ西条ICで下り
R11からR194へ向かう。
R194は道幅も広く、快適に走れる。
しばらく走り、新寒風山トンネル手前を左折し旧道へ入り
旧寒風山トンネルを目指す。
瀬戸大橋 豊浜SA

トンネルを抜けた所が、寒風山と伊予富士の登山口だ。
ここまで約2時間30分。
ここで二度目の休憩タイム(トイレあり)
すでに沢山の登山者で賑わっているが
前回来た時と比べると、駐車場も空きがある。
やはり天気が下り坂の為かな。(~_~;)
空はいつの間にか、どんよりとした雲に覆われている。
ここからは瓶ガ森林道へ入り、土小屋へ向かう。
瓶ガ森林道は道幅も狭く、右へ左へとクネクネ道が続くが
今日は、ほとんど対向車も無く走りやすい。
ただガスがかかり、時折10m先が見えなくなる。
当然、展望も無い。(-_-;)
午前10時10分、土小屋駐車場へ到着。
寒風山登山口 土小屋駐車場

生憎、駐車場から見る石鎚山は雲の中。
天気はますます悪くなり、今にも雨が降り出しそうだ。
早々に白石ロッジへ行き、案内図と登山情報を仕入れる。
石鎚山登山道には、途中にトイレが無いので
必ず土小屋で済ませて、出発しましょう。
当初の計画より時間は早いが、雨に降られる前に登頂開始。
午前10時40分、土小屋を出発。
登山口へは、石鎚神社遥拝殿を右手に見送り
車道に沿って歩くと、すぐに着く。
石鎚山は雲の中 土小屋
石鎚神社遥拝殿 道路沿いに進む

登山口には「面河四国カルスト自然休養林」の案内板がある。
ここからしばらくは、ゆるやかな登りが続く。
右下に国民宿舎を見送り、石鎚山案内板を通り過ぎる。
左手には、石鎚ドライブウェイが見える。
登山口 右下に国民宿舎
左に石鎚スカイライン はじめは平坦な登山道

登山道は新緑におおわれ、気分良く歩ける。
ゆるやかなアップダウンを越え、ササ原と白骨林の
美しいスロープが続く。
この辺りが、一番素晴らしい景観だ。
振り返ると、登山口の土小屋が遠くに見える。
ここで、下って来たバスツアーの団体さんと遭遇。
長々と、ご挨拶・・・「おはようございま〜す」
あぁ〜疲れた(ーー;)
新緑 傾斜が増してくる
土小屋が見える 石段に変わる

登山道は石段や木道を、繰り返すようになる。
所々崩れたところがあるので、足早に通り過ぎる。
特に中間地点からは、天狗岳の下を巻くように登るので
落石に注意が必要だ。
事実、登山道には大小の岩が沢山落ちている。(-_-;)
約2時間で、成就社からの登山道と合流。
ガスはますます濃くなり、まったく眺望なし。
空には暗雲が・・・ 木道
所々崩れた登山道 成就社からの登山道と
合流

この合流地点から、本格的な登りとなる。
皆さん、すぐ前の二の鎖を登っているが、我々は
巻き道を登る。
だって山頂泊だから、荷物が多いんだも〜ん。
なんて言っているが、実のところは高所恐怖症なのだ。(^^ゞ
しかし、巻き道もすごい!
絶壁に鉄板が架かっているだけじゃん!
今日はガスがかかり、余り下は見えないので良かったが
天気が良ければ、鎖場を登った方が恐くないんじゃないかな。
よし、次回は思い切って鎖場を登ってみよう。
巻き道 堕ちると間違いなく
あの世行き

こんな調子で、三の鎖もパスして巻き道へ。
ジグザグの石段と鉄階段を登るが、急坂できつい。
この坂で登り始めて初めて、汗をかいた。
そんな中、第二段のバスツアーの団体さんと遭遇。
またまた長々とご挨拶が続く・・・こんにちは〜。ヤレヤレ
汗が少し引いた所で、もう一登りだ。
山頂が近づくにつれ、強風が吹き荒れる中
目前に、ガスに霞んだ建物が見えてきた。
やった〜山頂だ。
午後1時20分登頂。
鉄階段を登る 石鎚山頂宿舎

生憎、山頂は一面ガスの中。
展望は全く無く、台風並みの強風が吹き荒れている。
その上、雨も降って来た。
早々に、石鎚神社へ参拝して
弥山山頂三角点へタッチし、山頂宿舎へ避難する。
山頂宿舎内はストーブが焚かれ、ポカポカだ。
ちなみに外気温は4℃位か。
外は益々天気が悪化し、暴風雨状態。

我々はここに泊まる為、待望のビールを飲みながらのんびり過ごす。
ゴクゴク、クァー、美味い。(^o^)/
しかし350mlの缶ビールが550円なり〜。
ちょっと高すぎるんじゃないの〜。
一面乳白色 石鎚神社
弥山山頂 ストーブがありがたい

午後3時、チェックイン。
今日の泊まりは、2パーティー(7名)のみ。
部屋は2階の20畳位の大広間。他にもいくつか部屋はあるが
今日はこの部屋へ、7名で泊まる。
しかしここへ泊まると、ある儀式に参列しなくてはなりません。
もちろん強制ではありませんが、郷に入れば郷に従えと言います。
というのは、この小屋は元来石鎚神社の物ですから
朝には頂上社の扉開の儀(午前6時から)
夕には閉扉の儀(午後5時から)が執り行われます。
その為、神主さんが二名ずつ交代で常駐しています。
閉扉の儀にはまだ早い為、ふとんを敷いて横になっていると
不覚にも熟睡してしまい、目が覚めたら午後5時30分
閉扉の儀はすでに終わっていました(殴)
チェックイン 宿泊の説明を聞く
きれいな部屋 ロビー?
洗面所 水洗トイレ

午後6時、お待ちかねの夕食タイム。
食事は1階の食堂で頂く。
今日のメニューは、おでんセットに、みつ豆。
それと今日は、なにやら特別な日との事でケーキがサービス。(^o^)/
味の方は・・・と言ったところでしょうか。
ちなみに、見ちゃいました神主さんのメニューを。
なんと、大きなトンカツにビールでしたよ。
いいもの食べて、飲んでるんですね〜。
まぁ、一旦登ると2週間下れないので
食事とお酒しか、楽しみがないですよね〜。
夕食タイム 夕食はおでん

土小屋駐車場 ⇒ 石鎚山山頂 :2時間40分(休憩含む)

食後は、またビールを飲みながら、他のグループと雑談をしたり
テレビで野球中継を見て過ごし
午後8時、早々にお休みタイムとした。(-_-)zzz


ちなみに山頂宿舎内は全面禁煙です。
どうしてもタバコが吸いたい人は、建屋外で暴風雨の中どうぞ!
そりゃ〜無いでしょ・・・涙。

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