今回は以前より登りたかった、大山三鈷峰へ山行する。
本当はユートピア周辺がお花畑になる、盛夏の時期が一番良いが
この深緑の時期も捨てがたい。

いつもの仲間と午前6時15分に倉敷を出発。
ETC通勤割引を利用する為、いつものように
総社icから高速道へ入り、蒜山icで一旦降りる。
そして再び、蒜山icから高速道へ入り溝口icで降りる。
こうする事により¥1000安くなる。(^_^)v

午前8時20分、大山寺駐車場へ到着。
今日は平日の為か、ガラガラに空いている。
早々準備し、午前8時35分に出発。
大山寺駐車場(トイレ有り) まずは大山寺へ

まずは大山寺参道を、大神山神社へ向かう。
しかしこの石畳は、何回歩いても長いよね〜。
新緑の中を歩くこと、約15分で大神山神社へ到着。
長〜い石畳 大神山神社奥宮

登山口は、神社の右手裏にある。
スギの大木が点在する、林の中を登って行くと
Y字の分岐点があり、三鈷峰へは左手へとる。
神社の裏が登山口 Y字の分岐を左へ

ここから直登ぎみに、5分も登ると治山道路へ出る。
道路を渡ると、下宝珠越登山口だ。
治山道路へ出る 下宝珠越登山口

深緑のブナ林の中を、直登ぎみに約20分登ると、下宝珠越へ着く。
このコースの中で、ここの直登が一番キツい。
ここで中休止。(^。^)y-.。o○

しかし、風が強い。
急坂をひたすら登る 下宝珠越

下宝珠越で右に尾根道を進むと、右手に大山北壁が
望めるようになる。
大山が見えると、急に楽しくなるよね〜。
宝珠尾根を進む 右手に大山

尾根道は中宝珠越、上宝珠越へと続いている。
中宝珠越から上宝珠越にかけては、アップダウンが続くが
登り一辺倒よりは結構、楽だよね。
左手に三鈷峰 大山北壁の絶景

途中、登山道の崩壊が2ヶ所ほどあるが
要所要所にはロープが設置されているので、注意して登れば
問題は無い。
しかし高所恐怖症の、のぼるさんにとっては十分恐怖だよ。(^^ゞ
ロープ場 何箇所か危険箇所がある

登山道は所々荒れた場所があるが
眺望はもう最高〜。(^_^)v
ビデオカメラで撮影ばかりしているので、なかなか先に進めませ〜ん。(^^ゞ


そんな中、「ドーン、ガラガラガラ〜」と岩が崩壊する音が
響き渡り、砂煙が舞い上がり、沢山の岩が元谷目指し落ちて行く。
当日は下山するまで、崩壊は何度も続いていた。
上宝珠越 展望バツグンの尾根道

上宝珠越を過ぎると、灌木帯の斜面を横切るように
登って行く。
足元には木の根がはり出し、少し歩きにくいが
ユートピア分岐は、すぐそこだよ〜。

午前11時20分、分岐に到着。
木の根で歩きにくい ユートピア分岐

分岐を右にとればユートピア、左にとれば三鈷峰だ。
まずは三鈷峰へ向かう。
山頂直下の登山道は、左が切れ落ちており
下を覗き込むと、足が震える。(^^ゞ
分岐から望む三鈷峰 左が切れ落ちた登山道

午前11時30分、頂上へ到着。

振り向くと大山北壁の雄大な展望に、もう感動ものですよ〜。
実に素晴らしい。
この眺望を楽しむ為に、辛い思いをしてまで登って来たのだ。

ちょっと大げさだよね。(^^ゞ
頂上までもう少し 三鈷峰頂上

さぁ、この絶景をおかずに昼食タイム〜。
今日のメニューは女房手作りの五目いなりだよ〜。
お味は当然、Goodでしょう。
眺望も最高〜、天気も最高〜、お弁当も最高〜 (^_^)v
昼食タイム ケルンと大山北壁

下宝珠越では強風が吹いていたけど、三鈷峰頂上は
無風状態だ。
ポカポカ陽気で、何時間でもここに居たい。
烏ヶ山(奥)とユートピア方面 360度の大パノラマ

三鈷峰頂上での〜んびり休憩し、ユートピアへ向かう。
一旦分岐まで下り、登り返す。

ユートピア避難小屋は広くは無いが、結構綺麗だ。
次回は寝袋を持って、ここへ泊まって見よう。
さぞや星空が綺麗だろうなぁ〜。

続いて象ヶ鼻へ登る。
ここからの眺望も素晴らしい。
左手に大山北壁、右手に三鈷峰とユートピア
後ろには、烏ヶ山、矢筈ヶ山と360度の大パノラマが楽しめる。
ここでもの〜んびり休憩する。(^。^)y-.。o○
象ヶ鼻で(^。^)y-.。o○ 象ヶ鼻から望む
三鈷峰とユートピア避難小屋

休憩し過ぎて、身体が少し冷えてきたところで下山とする。
下山は上宝珠越まで下り、宝珠沢(砂すべり)から
元谷に下りるコースを取る。

上宝珠越まで下り、ここでスパッツを付け「砂すべり」に備える。
北壁側の狭い岩場の急坂を、ロープを頼りに降りると
宝珠沢(砂すべり)へ出る。
上宝珠越へ戻る ロープを頼りに砂すべりへ下りる

宝珠沢(砂すべり)から元谷を見下ろすと、かなり傾斜がキツい。
転倒すると、元谷まで転げ落ちそうだ。(^^ゞ


上部を見上げ、落石が無いのを確認して、一人づつ間隔を空け
下る。
一歩踏み出すと、数メートル滑る。
慣れてくると、これが実に楽しい。(^_^)v
しかし時々は、後ろを振り返り確認しましょう・・・落石を。(^^ゞ
落石が無いのを確認 一気に下る(滑る?)

ほんの数分で、楽しかった砂すべりも終わり
元谷上部へ下ってしまった。
「もっと楽しみたかったな〜」などと思っていたら
残雪に足を滑らせ、見事に転んでしまった(涙)
その上、茶色の皮製登山靴は真っ白け。
身体も砂埃で真っ白け。(^^ゞ
砂すべりを下りる場合は、古い登山靴を使った方がいいですよ〜。
治山道路へ向かう 元谷から望む大山北壁

元谷からは堰提横を下りて行き、治山道路を通り
下宝珠越登山口へ戻る。
この辺りの深緑は素晴らしく、いつまでも眺めていたい。
深緑 下宝珠越登山口へ戻る

下宝珠越登山口からは往路を戻り
午後3時15分、無事に大山寺駐車場へ戻った。

今回は花の時期には少し早かったが、ショウジョウバカマや
イワカガミ、スミレ等、結構多くの花と出会えた。
またブナ林の深緑も素晴らしく、満足のいく山行が出来た・・・と思う。
大山三鈷峰は、また登ってみたい山の一つとなった。

大山寺駐車場 → 三鈷峰:約2時間55分
三鈷峰 → ユートピア避難小屋 →
象ヶ鼻:約20分
象ヶ鼻 → 大山寺駐車場:約1時間30分  
                              計:約4時間45分