猿掛山(239m)〜 弥高山(302m) 
登頂日:2009年2月18日

今回も「岡山県百名山」の弥高山へ。
途中の猿掛山には城跡があり、史跡めぐりも楽しめる。
登山コース

午前9時30分、仲間と倉敷を出発。
R2からR486を走り、午前10時過ぎ猿掛城跡登山口(真備町)へ
到着。
登山口には数台は駐車出来る。

登山口は2カ所あるが、今日は猿掛城跡登山口(真備町)から
登り、猿掛城跡登り口(矢掛町)へ下る予定。
猿掛城跡登山口(真備町) 城跡案内板

午前10時10分、準備を済ませ出発〜。
まずは林道を進み、左に鉄塔を過ぎると案内板に従い左折する。
出発〜 案内板に従い左折

道の両側には椎茸栽培場があり、美味しそうな椎茸が
ニョキニョキと生えているよ。

やがて登山道になり、道が狭くなると傾斜が増してくる。
両側は椎茸栽培場 傾斜が増してくる

登山道は急登となり、倒木もあり、ちょっと荒れている。
崩れた階段道を、フゥフゥ言いながら、ジグザグに
ひたすら登って行く。
倒木 ジグザグに急坂を登る

汗が噴き出してきた頃
まずこのコース一番目の史跡、太夫丸跡へ着く。

随所に案内板があるので有難い。
太夫丸跡 随所に案内板

登山道は終始展望は良くないが、一瞬開ける場所がある。
相変わらずの急坂が続き、もう汗でベタベタだよ〜。
展望が一瞬開ける まだまだ急坂が続く

やっと城郭の一部、六の丸跡に着く。
ここまで登れば、もう急坂はない。(^_^)v
すぐに五の丸跡へ
六の丸跡 五の丸跡

城跡マニアでは無いので、別段見る物もない為
四の丸跡、三の丸跡と通り過ぎて行く。

四の丸跡 三の丸跡

二の丸跡からは、東方面の展望が良い。
我がホームベースの福山をはじめ、鬼ノ城山の西門まで
遠望出来る。

二の丸跡 二の丸跡からの展望

午前10時35分、本丸跡に到着。
一応、ここが猿掛山山頂だね。

本丸跡は展望がないので、展望の良い二の丸跡に戻り小休止。
休憩した横には、井戸跡の案内板があった。
井戸跡 本丸跡

次は弥高山へ向かう。

本丸跡からは、南へ崖のような急坂を下る。
ここにはロープが設置されているので、安全に鞍部へ降りられる。
感謝!
激下り 鞍部切通堀切)

鞍部からは、下った分だけ激登りが待っている。(^^ゞ
ここにもロープが設置されているので
掴まりながら登り返し、尾根道へ。
激登り 尾根を進む

尾根道から振り向くと、鷲峰山や高山が望める。
ここからアップダウンが続くが、傾斜のきつい所には
ロープが設置されているので、安心して歩けるよ。
振り向くと鷲峰山 アップダウンが続く

右手に史跡案内板を過ぎると、T字路へ出る。
史跡案内板 T字路へ出る

まずは左折し1分も歩くと、弥高山の四国八十八カ所札所の
50番 繁多寺へ着く。
体力頼りの厳しい開拓時代、心の安らぎを求め
多くの開拓者が、参拝したのだろう。
分岐を左へ 50番 繁多寺

先程のT字路まで戻り、直進すると道は広くなり、林道に変わる。
分岐へ戻る 道が広くなる

左に49番 浄土寺を過ぎ、竹林を抜けて行くと
弥高開拓地区に出る。
49番 浄土寺 左に竹林

しばらく進むと、白い建屋の別荘(と思う)がある。
しかし、山中に一軒だけポツンと建っていて、人影もなく
なんとなく気味が悪い。

ここからは、なだらかに下って行く。
別荘 なだらかに下る

左に廃屋を見ながら進むと、十字路に出る。
左手奥に横谷庵がある。
左に廃屋 横谷庵

十字路を直進すると分岐があり、ここを右折する。
道なりに進むと、弥高建設の廃材置き場がある。
分岐を右折 弥高建設を左折

ここを左折し、舗装路を進む。
しばらくすると、右手に大きな養鶏場がある。
舗装路を進む 右手に養鶏場

この辺りからの展望は良く、南には水島コンビナート群
その奥には、瀬戸内海に浮かぶ島々が見渡せる。
東には、開拓された畑が広がっている。
瀬戸内海を遠望 弥高山東峰方面

弥高山山頂は、養鶏場の南隣の一段高い場所にあるが
草木が茂り、とても登って行けそうにない。

丁度、野良仕事をされていた、おばあちゃんに訪ねてみると
次の集落から車道があり、車でも登れるとの事。
それはラッキーと言う事で、次の集落へ向かう。
三等三角点はこの上 車道を進む

次の集落手前に、北へ登るジャリ道を発見。
ここを登って行く。
左手には展望が広がり、遙照山や竹林寺山、天文台も見渡せる。
ジャリ道を北へ登る 遥照山と竹林寺山

ジャリ道を養鶏場跡の手前で右折し、果樹園の中の道を高い方へ
登って行くと突き当たりに、おばあちゃんの言われていた
貯水設備がある。
果樹園の中を少し登る 貯水設備へ突き当たる

その貯水設備の左手奥に、三等三角点を発見。
早速、記念写真を撮り、恒例のタッチ〜。
三等三角点(301.8m) 毎度恒例のタッチ

三角点にタッチすれば、もうここに用はない。
往路をトットと戻りましょう。(^^ゞ

弥高建設まで戻り、多分直進の山道はショートカット道だろうと
決めつけ直進する。
往路を戻る 弥高建設からショートカット道へ

道は広く、良く手入れされていて歩きやすい。
1カ所、倒木があるが問題ない。

この道は思っていた通り、横谷庵の建つ十字路へ出た。(^_^)v
倒木を潜る 横谷庵へ戻る

別荘まで戻り、横の空き地で梅の花を見ながら昼食タイム。
メニューは、コンビニのおにぎりとサンドイッチ。
でも今日は暖かいので、冷たい物でも美味しいよ。
別荘付近で昼食タイム 春だね〜

お腹も膨れたところで、下山を再開。
林道をT字路まで戻り、左折し尾根道へ。
分岐へ向かう 分岐を左折

尾根道はアップダウンがあるけど、往路は登り坂が多いが
復路は下り坂が多くなるので楽だよね。

本丸手前まで戻ると、後は激下りと激登りを残すのみ。
尾根を戻る 激下り

ロープに掴まり、崖のような急坂を登り返すと
本丸跡に戻る。
激登り 本丸跡へ戻る

二の丸で記念写真を撮り、大手道を下る。
大手道も、随所に階段が整備されているけど、急坂だね〜。
二の丸跡で記念写真 大手道を下る

寺丸跡まで下ると展望が開け、眼下に小田川が見える。
ここからは、滑り落ちるように下って行く。
眼下に小田川 傾斜がきつい

目の前が明るくなると、大手道登山口へ下山。
橋を渡り、お墓の脇を通り民家へ向かう。
大手道登山口へ下る お墓の脇を抜ける

民家の間を抜けると、猿掛城跡登り口(矢掛町)へ出る。
ここには駐車場が無いけど、河川敷に停めれるのかなぁ。
猿掛城跡登り口(矢掛町) この路地が登り口

ここからは左手に、先日歩いた鷲峰山〜妹山の稜線を眺めながら
車道を歩き、午後1時40分、登山口へ戻った。

猿掛山(城跡)から弥高山への登山道は、予想に反し
良く整備されていて、楽しく歩けた。
整備されている方に感謝。
左手に妹山 猿掛城跡登山口(真備町)へ戻る

猿掛城跡登山口(真備町)→猿掛城跡(本丸跡):約25分
猿掛城跡(本丸跡)→弥高山→猿掛城跡(本丸跡):約2時間15分
                               (昼食休憩含む)
猿掛城跡(本丸跡)→大手道→猿掛城跡登り口(矢掛町)
→猿掛城跡登山口(真備町):約35分             計:約3時間15分

帰り道ついでに琴弾岩に寄ってみる。

ここで吉備真備公が、晩年故郷の真備町へ戻り
小田川の清流に臨む巨岩の上で、琴を弾きながら静かな余生を過ごした。
毎年、仲秋の名月の夜、公をしのんでここで琴を弾く
「弾琴祭」が行なわれているとの事。
琴弾岩 案内板

次は圀勝寺へ。
ここは木から落ちた花が、樹下一面を赤く染めることで知られる
ツバキを視察に。
ツバキはまだ堅い蕾なので、見頃は4月かな。
圀勝寺 まだ蕾だよ

まだ時間が早いので、ついでに竹林寺山の三角点を
探索へ行こう。

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