「元谷から見上げる3月の大山」
2014年 3月 28日(金)
3月の大山登山に当たり、13日(木)最高峰剣ヶ峰(1729m)で
「大山を愛し大山に散った」
3名の冥福をお祈り致します。
天気図と都合を併せ登山の機会を伺って居る内に
「春一番」
が吹き、風は何処と無く春の匂いを運んで来た。
高気圧が中国地方の真上に来た28日(金曜日)1月に5合目で残念ながら下山した、山仲間に声を掛け一緒に登る事にした。
〔雪解けが始まる登山口〕
登山口は雪解けが進み地肌が顔を出し始めて居る。
アイゼンを装着し少し凍り加減の道を6時20分に頂上を目指しゆっくり登り始める。
〔5合目は地肌が露出〕
5合目は日当たりが良いせいかかなり雪解けが進み、標柱の殆どが出ており、ザックを降ろして行動食を食べながら暫く休憩を取る。
〔雪に埋もれる6合目避難小屋〕
5合目から上の登山道は雪が十分残りアイゼンで歩き易い。
前回の登山では頭を少し出した
「6合目避難小屋」
も扉が開く程度は顔を出しており使えそうだ。
〔凍り付いた登山道〕
凍り付いた踏み跡はアイゼンの歯が軽く刺さりサクサクと気持ちの良い音がして歩き易い
〔雪解けが進む7合目〕
天気も良く、風も無く平日で有り、先行する登山者の姿を見ることが出来ない。
頂上台地を下山する3人とすれ違い本日4番目の登山と成る。
〔山頂に立つ倉敷のおじさん〕
弥山山頂まで歩き、
「剣ヶ峯」
に向かい合掌し無事登頂の記念写真に納まる。
写真の姿は若そうだが、高齢を迎えた
「倉敷のおじさん」
。
登はゼイゼイと息を弾ませ苦しみながら休憩を取り3時間15分で登る。
〔山頂(弥山)から剣ヶ峰〕
地肌が現れ春の様相を見せる
「剣が峰」
。
「鳥取県は崩落が激しく縦走を禁止しているが、毎年縦走中に滑落等で事故を起こしているので自己責任とは言え縦走はしないで欲しい物だ。」
※伯耆大山の一般者に対するイメージダウンに繋がって成っている
〔2階部分が出た頂上避難小屋〕
陽光に屋根のソーラーパネルが殆ど出た
「山頂避難小屋」
今年も避難小屋泊まりの登山を計画したい。(昨年は1階で野ネズミの訪問に会い中々眠れぬ夜を過ごした)
〔行者尾根で尻セードー〕
下山は残雪も十分有り、
「行者尾根」
を歩き、ブナの木立を避けながら
「尻セードー」
で雪と遊ぶ。
傾斜がきつくスピードが出てコントロールが難しく
「ブナの大木」
に体当たりしながら滑走を楽しむ。
〔雪山から春の山へ〕
元谷から見上げる大山北壁は黒と白のコントラストが際立ち
「ヨーロッパアルプス」
を眺める様に雄大な姿を展開している。
下山後は大山寺に昨年オープンした
「大山火の神岳温泉」
(500円)に行き疲れた体を癒し国道181号から180号を走り(倉敷まで3時間)新見のJA産直市で新鮮な野菜類を購入して帰る。
4月からは利用料金が改定される予定だ。