志度寺
大窪寺
長尾寺
八栗寺
根香寺
白峰寺
屋島寺
一宮寺
国分寺
天皇寺
郷照寺
道隆寺
第88番札所
第87番札所
第86番札所
第85番札所
第84番札所
第83番札所
第82番札所
第81番札所
第80番札所
第79番札所
第78番札所
第77番札所
2002年 6月 8日 (土)
倉敷出発〜JR茶屋町〜JR多度津(自転車組立)〜第77番番札所道隆寺〜第78番札所
郷照寺〜第79番札所天皇寺〜第80番札所国分寺〜橘ノ丘キャンプ場 (白鳥温泉)泊
8時45分何時もの様にポン友の「ひぃーさん」と四国八十八ヶ所霊場の「結願の旅」の始まりに「まさえお
ばさん」に家まで迎えに来て戴き、JR茶屋町駅まで送ってもらい、JR茶屋町駅から普通電車琴平行きに
乗車する。のんびりとした雰囲気で、JR児島駅で20分間停車し乗車時間1時間7分10時25分にJR多度
津駅に到着した。JRは児島駅でJR西日本とJR四国の乗務員交代を行う。
多度津駅前の広場で早速自転車の組立に掛かるが、タイヤを取り付けペタル。スタンドと組立て行くうち
に異常に気づく、輪行バックを取付けるキャリヤーが袋に入っていない、これでは野宿道具が入ったバッ
クを運搬する事が出来ない。結願の出発にとんでもないミスをしてしまった。とにかく、キャリヤーに変わる
物を探さなければならない。駅のタクシー乗場で運転手に自転車屋さんを尋ね、近い場所に自転車屋さん
が有るので「ひぃーさん」を一人駅に残し自転車屋さんに走るが、目指すキャリヤーは置いていない、仕方
なく次の自転車屋さんを探す。多度津から丸亀の市内まで走り、昔ながらの自転車屋さんを見つけて、主
人に相談をすると、ママチャリ用のキャリアーをだしてくれ、合いそうなので取付け位置を修正して取り付け、
急いで約3km引き返し多度津駅に戻り荷物を積み、11時30分、30分遅れで走り始める。
第77番札所 桑多山 明王院 道隆寺 (そうたざん みょうおういん どうりゅうじ)
仁王門をくぐって境内にはいると正面に本堂、門から本堂までは等身大の観音像百八十体が並ぶ。本坊、
護摩堂は境内から少し離れた東南の畑の中にある..。
第78番札所 仏光山 広徳院 郷照寺 (ぶっこうざん こうとくいん ごうしょうじ)
宇多津町から南へ三百メートルほど入った高台にあり、境内には、本堂の他、大師堂、庚申堂などが建つ。
一遍上人ゆかりの時宗の寺でもある。
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国道11号線から丸亀城 |
第78番札所 郷照寺 |
郷照寺3万体の観音像 |
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輪行遍路さんJR茶屋町駅 |
瀬戸大橋線普通列車 |
第77番札所 道隆寺 |
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清水屋の八十八ところてん |
第80番札所 国分寺 |
橘ノ丘運動公園 白鳥温泉 |
最初参拝のお寺は「第77番札所道隆寺」、駅から1km走り先ほどキャリヤーを探しに走った道の傍に有
る。境内には観音像が並び、落ち着いた雰囲気を感じながら、無事参拝することが出来た。今回の自転
車遍路は日程に余裕が有りそれぞれのお寺でゆっくりする事が出来そうだ。道隆寺から「第78番札所郷
照寺」までは7.5km、山門の前で出発準備をしていると、地元の老人が話しかけて郷照寺までの道順を
説明してくれるが、よそ者には頭の中に地図が無く話を聞いても道順が描けない。やはり「快速へんろ」さ
んの自転車遍路地図が一番分りやすいので、フロントバックに貼り付け走り始める。前回の遍路で美味し
い讃岐うどんを食べる事が出来なかったので、今度こそは本場の「本物の讃岐うどん」の店を探す事にす
る。丸亀の市内に少し入った所のうどん画廊「寿美屋」(丸亀市中津町1091−1 0877-22-4320定休日
水曜日)で美味しい本物の讃岐うどんを戴く。県道33号線を東に進み「丸亀城」の前を通過し宇多津町に
入りうどんの名店「おか泉」の信号を南に入り、「第78番札所郷照寺」到着する。
本堂、大師堂のお参りを済ませ、地下の万体観音堂を一巡りして観音様を拝む。郷照寺から「第79番札
所天皇寺」は県道33号を東へ7kmJRやそば駅の線路を渡り、南に坂を登る。入り口は山門ではなく朱色
に塗られた鳥居が迎えてくれる。天皇寺には清水屋の「八十八ところてん」が有名で、早速寄って戴く事
にする。辛子酢醤油で戴くところてんは、ひんやりと冷たく、乾いた喉をつるつると滑り、海の香りを残して
通り過ぎた。元気を取り戻し頑張って自転車を踏み、平地を約8km走り「第80番札所国分寺」へ向かう。
山門から覗き見る本堂は松の枝の向うの遥か遠くに有り、千年の歴史を感じる景色である。池を泳ぐ亀が
人の気配を察知して急いで近寄って来る。良くも之ほどまで慣れたものだ。帰ったら我が家の亀に教えて
やりたいものだ。1日目の参拝は国分寺で終り、県道183号を2km入った所にある、橘ノ丘運動公園のキ
ャンプ場へ向かう。高松自動車道の近くに有る公園のキャンプ場を下見して管理棟へ行き、白鳥温泉の利
用時間と食事が出来る場所に付いて尋ねるが、夕食を食べる事が出来る所が無いので、坂を2km下りスー
パー「キョーエイ」で食料の買出しをして引き返し、白鳥温泉(香川県綾歌郡国分寺町新名2213-1 0878-
74-8900 400円)でお湯に浸かり、店じまいした食堂のテーブルでワールドカップサッカーを観戦しながら、
ビールを飲み夕食を戴く。
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橘ノ丘運動公園 キャンプ場 |
五色台登りから瀬戸大橋 |
第81番札所 白峰寺 |
静かなキャンプ場でゆっくり休む事が出来、「ひぃーさん」が5時前に声を掛ける。以前は中々寝付かれず
朝寝をする「ひぃーさん」が、この所早起きをして行動が早い、すっかりテント暮らしに慣れたようだ。荷物
をまとめ、今回の最大の難所「五色台」に向けて6時に出発する。
「第81番札所白峰寺」は、瀬戸大橋を望む上り坂を延々と登り到着する。JTBキャンブッスの「熊野古道
を歩く」と言う本を読んでいると、「熊野へ参らむと 思えども 徒歩(カチ)より参れば 道遠し すぐれて山
峻(キビ)し 馬にて参れば 苦行ならず」と言う言葉が出て来る。解説には、遠く険しい熊野詣では、苦行
を伴うものであり、だからこそ熊野の神仏の加護は、徒歩で歩きぬいた者に、大きく、かつ厚かったと記し
てある。車社会の現代でも、四国八十八ヶ所霊場を歩いて巡拝される方が近年特に多い、難行苦行の中
に、遍路の本質を求める人達なのであろうか。それにしても、五色台の上りは厳し過ぎる。
第81番札所 綾松山 洞林院 白峰寺 (りょうしょうざん どうりんいん しろみねじ)
五色台の五峰の一つ、白峰にある。山門をくぐると御成門、客殿、勅額門、崇徳上皇をまつった
頓証寺殿が建つ。石段を上りつめた一番上に本堂、右に大師堂、左に千体阿弥陀堂がある。
第82番札所 青峰山 千手院 根香寺 (あおみねさん せんじゅいん ねごろじ)
仁王門をくぐると参道は石段で下り、再び上って右に大師堂、左に本坊、納経所がある。さらに石
段を上ると回廊型式の本堂。境内には怪獣・牛鬼の像もある。
第83番札所 亀毫山 大宝院 一宮寺 (しんごうざん だいほういん いちのみやじ)
仁王門の正面に本堂、その横に立派な大師堂が建つ。本堂前には楠木の古木がそびえる。境
内には地獄の釜音が聞こえるという祠、穴薬師もある。
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別格19番札所 香西寺 |
香東川沿いの自転車道 |
セルフうどん |
セルフの讃岐うどんの店を出て国道193号線を高松市内に向けて走ると、うどん屋さんが目に付く、先ほ
ど食べたところだが、麺食いの二人にうどんは別腹、又うどん屋さんに入る。この店のうどんは少し味が落
ちたが高松のうどんの値段は安い。
日本三名園で名高い、「栗林公園」を横目に見ながら高松の市内を走り、国道11号線を「第84番札所屋
島寺」へ向かう。屋島寺の上りは、ケーブルカーを使わず、麓に自転車を放置して良く整備された遍路道を
30分歩き屋島寺山門正面に上り付く。自転車で登る事の出来ない遍路道を何度か登ったが、山の上りは歩
き遍路に限る。
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セルフうどん2 |
屋島寺への遍路みち |
屋島寺から高松市街 |
5時30分に起床し荷物を受け取り6時に、屋島第一健康ランドを出発する。早朝の国道11号線を通学中
の学生の自転車とすれ違いながら走り、高松市から牟礼町に入り琴電の踏切を渡り急な坂道を上り、八
栗ケーブル乗場に6時40分に到着する。平日のためケーブルカーは7時30分からの運行となっており、
遍路道の上りを自転車で登れる所まで上り、自転車を放置して歩き遍路に変身する。
良く整備された遍路道を20分くらい上り、「第85番札所八栗寺」へ登る。早朝のケーブルの運行時間前
は参拝者も無く、掃除が済み打ち水が撒かれた参道を気持ちよく歩くことができた。本日1番の参拝者と
思い本堂でロウソクを立てようとすると、既に先客がいた。山深いお寺の誰もいない早朝の静まり返った
境内には、荘厳な風が流れていた。
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第84番札所 屋島寺 |
屋島第一健康ランド |
第85番札所 八栗寺 |
山門を潜り瓦葺に朱塗りの柱が綺麗な、何処と無く沖縄の色使いを思わせる鎌倉時代後期に立てられ
重要文化財に指定されている本堂にお参りをして、16時遍路道上り口まで下り、本日に寝床の「屋島
第一健康ランド」高松市屋島西町2274−5 電話087−841−1126 入浴料金1800円へ直行して
ゆったりと温泉に浸かり疲れを癒し、美味しい料理を頂、ワールドカップサッカー日本対ロシアの試合(1
対0で日本が勝利)を観戦しゆっくり休む事にするが、夜中に怪獣が現れ鳴き声が耳に付いて中々眠れ
なかった。
深夜割増700円 キャンペン期間中で入浴料金が1000円と割安料金で利用することが出来た。
第85番札所 五剣山 観自在院 八栗寺 (ごけんざん かんじざいいん やくりじ)
山門には大きなわらじがつり下げてある。本堂横にあるのは聖天堂。商売繁盛・夫婦円満などご利益が
あると言われ、これを参拝する信者も多い。
第86番札所 補陀洛山 清浄光院 志度寺 (ほだらくさん せいじょうこういん しどじ)
寺は海辺の近くにあり、寺の前には志度湾が広がっている。寺に伝わる「志度寺縁起」という絹本着色の
絵図六幅は貴重な品
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お遍路装束が良く似合う |
第86番札所 志度寺五重塔 |
志度寺でお接待を戴く |
志度寺から県道3号線をオレンジタウンを横に見ながら30分走り、9時25分「第87番札所長尾寺」へ到
着する。2002年、今年4月に志度町、長尾町、津田町、大川町、寒川町の5町が合併して「さぬき市」が
誕生した。長尾寺のお参りを終えて、いよいよ結願のお寺「第88番札所大窪寺」に向け延々と続く上り坂
を走る。途中、前山ダム湖畔に出来た「遍路交流サロン」で休憩しながら遍路資料を見る。遍路資料の中
に第5回自転車遍路(平成13年7月)の時に第47番札所八坂寺で錦の納め札を戴いた今治のお遍路さ
んの、納め札が展示されており、あらためて有名な方の納め札を手渡しで戴いた事に驚いた。
お茶を戴きながら30分位休憩をして、再び坂道を進むと「大師の水」でNHK高松放送局の名水取材テレビ
クルーから呼び止められ取材を受ける。(後日放送されたかどうかは分らない)曲がりくねった坂道を更に
上り、3年間掛け四国4県を自転車で走り続けた終着駅、「第88番札所大窪寺」に到着した。
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遍路交流サロン |
NHK高松放送局に取材を受ける |
結願達成 第88番札所 大窪寺 |
お腹も落ち着き、12時40分に大窪寺を出発して、上って来た道を延々と下る。こんなに長い距離を上
って来た事に感心しながら坂道を下り、「大師の水」を過ぎた所にさしかかったところで、ハンドルを取
られ転倒する。さほど怪我をした様子は無かったが頭を打ち血が出ていたので「ひぃーさん」が救急車
を呼んでくれる。さぬき市寒川町のさぬき市民病院で処置をして頂き、JR高徳線神前駅まで自転車で
走り、駅舎の傍で自転車を分解して高松行きに乗車する。ひぃーさんには荷物と自転車の搬送に大変
迷惑を掛けてしまった。18時30分過ぎのJR瀬戸大橋線マリンライナーに乗車して、JR茶屋町駅まで
「まさえおばさん」に車で迎えに来ていただき、20時過ぎ倉敷の我が家に帰り着く。
白峰寺のお参りを済ませ、陸上自衛隊の演習場を右にみながら、またもや上り坂を、青色吐息でペタル
を踏み五色台の坂を上り、一転して気持ちの良い下り坂をすいすいと下り、「第82番札所根香寺」に到
着する。緑に包まれた山門脇の茂みの向こうに「牛鬼」の像が異様な姿で立っていた。
標高360mの根香寺から坂道を6km下り、自転車遍路では始めての「別格第19番札所香西寺」へ立ち
寄る。これも、今回の自転車遍路の工程に余裕が有ったからお参り出来た。別格の雰囲気は88ヶ寺の
雰囲気とは何処と無く違い華やかさは無いが、地元に根付いた匂いが有り、記念に別格の男数珠玉を
受ける。
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大窪寺門前八十八庵 |
名物打ち込みうどん |
大窪寺門前のお店 |
第88番札所大窪寺「結願」のガッツポーズ チャリ遍ラー「倉敷のおじさん」
第79番札所 金華山 高照院 天皇寺 (きんかざん こうしょういん てんのうじ)
長い参道を抜けると中央に白峰官の社殿。左手に本堂、大師堂が建ち、社殿へ続く石畳を境に
して右手に本坊(納経所)がある。
第78番札所 白牛山 千手院 国分寺 (はくぎゅうざん せんじゅいん こくぶんじ)
宇山門をくぐると松林が続き、その奥に本堂がある。松林の間に点々と昔の金堂の礎石が残っ
ている。大塔の形をした大師堂や客殿、鐘楼(梵鐘は国の重要文化財)などが境内に建つ
2002年 6月 9日 (日)
萩ノ丘運動公園キャンプ場〜第81番札所白峰寺〜第82番札所根香寺〜第83番
札所一宮寺〜別格第19番札香西寺〜第84番札所屋島寺〜屋島第一健康ランド(泊)
第84番札所 南面山 千光院 屋島寺 (なんめんざん せんこういん やしまじ)
四天門をくぐると正面に朱塗りの本堂、その右横には蓑山大明神、本堂奥には大師堂、鐘楼などがある。
左には宝物館、凝灰石が白く一面に広がって雪が積もったように見える「雪の庭」がある。
香西寺から「第83番札所一宮寺」までは香東(ごうとう)川自転車道をサッカーや野球のグランドを見な
がらすれ違う車の心配も無く、6.5kmすいすい走りお昼過ぎに到着する。お腹の虫が騒ぐのでそそくさと
お参りを済ませ、お寺に近い最近出来たばかりのセルフの讃岐うどんの店に飛び込む。
さすが本場の讃岐うどん、セルフの店とは言え一味違う「おろしぶっかけ」を食べ讃岐の雰囲気に浸る。
2002年 6月 10日 (月)
屋島第一健康ランド〜第85番札所八栗寺〜第86番札所志度寺〜第87番札所長尾寺〜
〜第88番札所大窪寺寺〜JR神前駅〜JR高松駅〜JR茶屋町駅〜倉敷(自宅)着
第85番札所 五剣山 観自在院 八栗寺 (ごけんざん かんじざいいん やくりじ)
山門には大きなわらじがつり下げてある。本堂横にあるのは聖天堂。商売繁盛・夫婦円満などご利益が
あると言われ、これを参拝する信者も多い。
第86番札所 補陀洛山 清浄光院 志度寺 (ほだらくさん せいじょうこういん しどじ)
寺は海辺の近くにあり、寺の前には志度湾が広がっている。寺に伝わる「志度寺縁起」という絹本着色の
絵図六幅は貴重な品
八栗寺の遍路道を引き返し、再び国道11号線を30分走り、緑の中に勇壮な姿の五重塔が映える「第8
6番札所志度寺」へ到着する。先日、屋島寺でも目に止まった初老の遍路装束の良く似合う二人連れに
再び出会い、写真を撮らせて頂いた。お参りを終えて出発しようとしている所へ、お参りに来たおばあちゃ
んに声を掛けられ、自転車遍路の話を少しして、お接待に喉が渇くから途中でジュースでも飲みなさいと
200円戴き納め札を渡す。このお接待は大事にポケットに入れて大窪寺で結願の賽銭箱に入れることに
する。
第87番札所 補陀落山 観音院 長尾寺 (ふだらくさん かんおんいん ながおじ)
山門をぬけて最初に目にはいるのが、仁王門の門前の左右に一基ずつある石の経幢。これは重要文化
財に指定されており、上部に宝珠がのっている。
第88番札所 医王山 遍照光院 大窪寺 (いおうざん へんじょうこういん おおくぼじ)
山々にはさまれた谷間の寺は静寂そのもの。境内には、本堂、大師堂、阿弥陀堂、鐘楼門などが建ち、
本堂奧には優美な二重多宝塔がある。奧の院には、大師が修行した岩窟もある。
大窪寺に参拝した感動より、坂道を自転車で上る苦しみから解放された安心感のような、緊張していた気
持ちに、ぽっかりと穴が開いた変な気持ちであった。掛け軸に88番目のご朱印を戴き、結願証を大切に
自転車に積み、大窪寺門前の名物「八十八庵の打ち込みうどん」を戴く、鉄鍋で煮立てた味噌仕立てに
野菜の沢山入った美味しい煮込みうどんであった。
合 掌