かねがたにやま   あさなべわしガせん
2005.10.02 金ヶ谷山 朝鍋鷲ヶ山 1164m
1076m
    (岡山県:新庄村)

金ヶ谷山〜朝鍋鷲ヶ山縦走Map

コースタイム

<参考> 雨降りタイム

山の駅〜105〜金ヶ谷山〜45〜朝鍋鷲ヶ山(昼食)〜80〜山の駅(あじわいの宿新庄)

              登り:2時間30分      下り:1時間20分
新庄村は、カタクリの群生で有名な毛無山が良く知られているが、2005年岡山国体の山岳競技が開催される山と聞き、金ヶ谷山から朝鍋鷲ヶ山への縦走はどんなコースか興味本位で悪天候(雨の中)の中を歩いて来ました。

国体を半月後に控えたコースは登山道も良く整備された良い道であった。

登山口に続く林道入口 林道入口にある国体の看板 林道は砂利道で歩き易い
山の駅「あじわいの宿新庄」駐車場に車を止め、小雨が振り出したので、雨具を着込み雨対策をし、山の駅から50m位歩いた道の陶芸窯の建物の横を左に砂利道の林道を約2km歩く。国体の選手はこの道を一目散に走りタイムの短縮を図る所であろうが、林道も次第に登りが急になり、思ったより大変な道で有る。
04年話題に成った杉平茸 林道終点の登山口標識 登山口の階段
林道を登る道の両脇の杉の古株に、昨年メディアを賑わせた「杉平茸」が沢山出ており、有り難く採取させて頂いた。この茸は「すまし汁」にして頂くとほのかな香りと甘味の有る茸で昔から良く食べられている。杉林を過ぎ林道を更に進むと小さな広場で林道が行き止まりとなり、右側に登山道の階段が見える。
金ヶ谷山山頂 ブナ林の縦走路 朝鍋鷲ヶ山山頂のゴール
雑木林の尾根道を登り、木枠で作られた階段の3ヶ所目(120段)を登ると、毛無山&白馬山からの縦走合流点に辿り着くが金ヶ谷山山頂は未だ登らなければ成らない。古びた登山道をしばらく登りようやく金ヶ谷山山頂に着くが林の中で展望は良くない。この頃から、大粒の雨が降り出しブナ林は靄に霞み中々趣の深い景色に変わっていった。途中で、国体のトレーニングをしている選手5人位出会う。
朝鍋鷲ヶ山山頂 日本山椒魚(ギフサンショウウオ) 頂上に繋がる林道の終点
緩やかなアップ&ダウンを繰り返し尾根道を40分位歩くと送電線の鉄塔が見えて、朝鍋鷲ヶ山山頂の山岳競技ゴールに辿り着く。頂上は林も有り展望は今一であるが、鉄骨2階の展望台が設置してあり、お天気の良い日は(今日は大雨)大山や蒜山等が見渡せるそうだ。雨が止みそうも無いので展望台の下で、雨宿りをしながらお昼ご飯を食べ1時間の休憩を取って下山を開始した。

下山路は、四輪駆動車であれば走る事の出来る砂利道の林道が頂上まであり、このコースを下山する。雨は一向に小降りにならず、途中の道を日本山椒魚の一種の(ギフサンショウウオ)が歩いていたので、写真に収めた。林道の下山終点は旧県道「北房川上線」に合流(今はトンネルが開通)するので舗装された道を一路山の駅に向けて歩く。途中橋の上からしなやかに流れ落ちる「五段滝」を見物する事が出来、無事山の駅に下山する。