だいせん  ゆきやま   とざん
平成22年2月7日 大山雪山登山  弥 山 1709m
(鳥取県:大山町)



溝口ICから伯耆富士(大山)を望む

Map

ルート
南光河原駐車場〜夏山登山口〜6合目非難小屋〜山頂:弥山(昼食)〜6合目非難小屋

〜行者尾根〜元谷〜大神山神社〜大山寺〜南光河原駐車場
  
                   登り : 3時間  下り : 2.5時間

冬の大山登山を計画し、天気予報とにらめっこしながら、高気圧が大山を覆う最良の気圧配置となり、早朝4時総社ICから大山寺を目指してひた走る。米子道の湯原ICから「冬用タイヤ規制」が出ていたが路上の雪も殆ど無く溝口ICで米子道を降り、桝水高原経由で大山寺に7時前に到着する。

南光川原駐車場 夏山登山口 2合目
未だ薄暗い南光河原駐車場に到着してみると、駐車スペースは殆ど埋まりやっと1台分が空いていたので車を止め、アイゼンを装着し登山準備を済ませ、−3℃の肌が引き締まるピ〜ントした空気を感じながら夏山登山口から登り始める。
昨日降った新雪も先発の登山者に踏み固められ歩き易くなっている。
3合目 4合目から 6合目非難小屋
3合目からは木々の枝に霧氷が付き白いブナの巨木が林立し、晴れ渡った青空をキャンバスに映えている。4合目から観る登山道正面の三鈷峰は白く輝き無雪期には無いアルプスの雪山の様相だ。6合目非難小屋まで登ると視界が一挙に開け雪の白と岩肌の黒の大山北壁が姿を現し厳しい冬山が迎えてくれる。
スノボーを担いで頂上を目指す 7合目 8合目から木道を
6合目からの登りは大山北壁から吹き上げる−8℃の強風に手袋の中の手がしびれを感じてくる。8合目まで登ると風も治まり、木道は所々雪が飛ばされておりアイゼンの爪で歩き難い。
風雪で成長した大山キャラボクのミニモンスターが立ち並ぶ姿を眺めながら、頂上を目指す。
頂上方位盤 雪に埋もれる山頂非難小屋 ツェルト内で昼食戴く
山頂に到着すると20人位の登山者が昼食や休憩を取っており、山頂方位盤で記念写真を撮る。眼下に広がる米子平野は出雲から宍道湖、中海、島根半島、弓ヶ浜、皆生温泉街を見渡す事が出来無風快晴で気温も+5℃と上り気持ち良さを感じる天気と成った。
持参したツェルト(2〜3人用)を張り(雪山での訓練を兼ねる)中に食事スペースを確保する。
暖かい本格ラーメーン 弥山まで歩く 山頂からスキースノボーで滑降
ツェルトの中で、暖かい本場「博多タラーメン」を炊き残ったスープにお餅を入れ、お腹を撫でながら満腹を確認する。外に出てみると登山者は次から次に登って居り、スキーを背負ったグループやスノーボードを背負った若者が滑走準備をしている。中でも目を留めたのは、二十歳位の女性のスノーボーダー「りんちゃん」だ。(写真:紅いウエアーの女性)
りんちゃん準備中 弓ヶ浜まで晴れ渡る
りんちゃんは準備を済ますのも待てない様な速さであっと言う間に姿が見えなく成ってしまった。空は晴れ渡りSkyブルーの日本海が鏡の様に光っている。頂上付近の雪は例年より少ないそうだが、沢に張り付いた雪の中を大きなシュプールを描きスキーで滑降する様はゲレンデでは味わえ無い大気味が有りそうだ。
目的を達成し下山中 北壁が白く輝く 7合目付近
1時間30分位頂上で景色を満喫した後、名残惜しい気持ちを残しながら下山を開始する。お日様に照らされた大山北壁は倒壊が進んでいる山肌を白い雪が化粧をしてとても綺麗な姿だ。
6合目非難小屋から 無事駐車場に降りる 雲ひとつ無く晴れ渡る
6合目非難小屋外で休憩をした後、少し下った所から行者尾根(無雪期は歩く事は出来無い)を元谷に下り、大神山神社、大山寺を通過し南光河原駐車場に無事に下山する。

博労座駐車場から見上げる大山は雲ひとつ無く晴れ渡り、雪山登山を暖かく迎えてくれた。