ふ じ  さん   と ざん
平成19年 8月 9日
      〜8月11日
富士山登山 剣が峰 3775.63m
(静岡県)


ルート

1日目
倉敷〜早島IC〜山陽道〜中国道〜名神道〜東名道〜西富士IC〜富士山五合目(テント泊)

2日目
五合目〜宝永山経由(御殿場登山コース)〜お鉢巡り〜頂上富士館 (宿泊)

3日目
頂上富士館〜ご来光見物〜五合目〜温泉入浴〜西富士IC〜東名道〜名古屋(ビジネスホテル泊)

4日目
名古屋〜名神道〜中国道〜山陽道〜玉島IC〜倉敷


富士山登山は今回で2回目であるが、会社の若者が男の子なら一度は富士山の「日本最高峰」に立ちたいと言い。6月に大山登山、7月に岡山県南の山を7時間歩き、訓練と体力作りを行って、登山初心者7名を連れ付き添い登山となった。

車に人数分のテント&寝袋を積み高速道路を一路富士山五合目に向け運転を交代しながら走るが、岡山から富士山登山口まで10時間のドライブは遠いの一言だった。

富士宮登山口5合目駐車場に19時に到着しテントを張り、コンビニで仕入れた夕食を食べ、駐車場のテントを今夜の宿とする。夜中、頭の前を車や夜間登山者が行きかい騒がしく中々寝られない。
五合目を出発 宝永火口 宝永山から山頂を望む
一夜明け外は天気も良く雲海の向こうに朝焼けの太陽が顔を出している。5時に起床し身支度をして朝ごはんを食べ、テントを撤収し6時に登山を開始する。

今回は、6合目から江戸時代宝永年間に噴火した「宝永火口」に向かい宝永山に登る。遠くから眺めると火口の姿が良く分かるが、足元は火山岩がゴロゴロとした只の悪路で登り難い。
大砂走りを登る 足元が崩れて行く 御殿場登山コース
宝永山から御殿場登山口から登る「大砂走り」を登るが、足元が砂に沈み登り難い。このコースは下山コースの人が次々と降りて来るが、登りの登山者は我々の他数名程度居るだけで余り登山者は居ない。大砂走りを抜けると足元の硬い急勾配の登山道が続き、15分登り5分休憩の繰り返しで登るが、若者たちは、初めての富士山登山で疲れ果て、5分の休憩が終わっても立ち上がろうとしない。休み過ぎは余計な疲れを招く事が分からない様だ。

途中の山小屋でお昼ご飯を食べ、休憩を繰り返しながら14時に30分に浅間神社に到着する。
山頂剣が峰に到着 湧き上がる雲の海 全員無事?登頂
浅間神社から急勾配の坂を喘ぎながら登り、気象庁の観測所の有る念願の日本最高峰「剣が峰」3776mの頂に全員無事?に立つ。湧き上がる雲を眼下に眺め記念写真に納まる。

若者たちは、登りの辛い様子から、目的を達成した喜びの顔に皆変わり、登頂の喜びに浸っていた。
二等三角点「富士山山頂」 薄く影富士を見る 山の向こうからご来光
山頂から左周りで「お鉢巡り」をし雄大な富士の裾野を遥か眼下に眺め、河口湖登山口から登った通称「富士山銀座」で登頂記念のお土産を選び、16時30分今夜の宿「頂上富士館」に入る。

早速、富士山定番の夕食(カレーライス)を頂き、宿の前から夕日に沈む「影富士」を眺め、余り話をする時間も無く19時の消灯時間となる。消灯後の山室は部屋一杯の泊り客の熱気で息苦しく中々寝付かれなかった。

4時に起床し身支度を整え朝食弁当を頂き山室を出て浅間神社前で「ご来光」を待つが前の山が邪魔で雲間からご来光を見ることは出来なかった。
剣が峰と観測所 富士山頂バイオトイレ 五合目に無事下山する
ご来光から暫くすると、太陽が空高く登り雲のない青空が広がった。土産物を買い求め郵便局で記念のはがきを投函し、6時に頂上を後にして富士宮登山道を下山する。土曜日と言う事も有って下山する人、これから登る人の波で所々ですれ違い渋滞が出る位の登山者で賑わっている。

9時30分予定通り無事下山し、富士宮の「天母の湯」に行き2日間の汗と疲れを洗い流し、西富士ICから高速道に乗るが、お盆の帰省ラッシュ渋滞の連続で進まない。名古屋で1泊し翌日夕方倉敷に帰りついた。

若者7人は全員無事「富士山山頂」を極めることが出来、大満足であった。