ひる   ぜん   じゅう  そう
2004.07.19 蒜 山 縦 走 上蒜山(1202m)
中蒜山(1123m)
 (岡山県:川上村・八束村)
上蒜山より蒜山盆地をパノラマでご覧下さい












上蒜山〜中蒜山 縦走Map

西日本の軽井沢と言われる蒜山高原の上蒜山登山口から登り始め、ユートピアを経由して中蒜山へ縦走し中蒜山登山口の冷泉の湧く「塩釜」に下山するコースを歩く。今回は単独行で兄に登山口&下山場所まで送迎をお願いした。

コースタイム

上蒜山登山口駐車場〜15〜上蒜山登山口〜105〜8合目〜30〜上蒜山山頂〜25〜ユートピア〜40〜中蒜山山頂(昼食30)〜30〜五合目〜30〜中蒜山登山口(塩釜の冷泉)  (4時間30分)


上蒜山登山道入口 登山道入口の牧場 上蒜山登山口案内図

上蒜山登山口駐車場は、冬季はスキー場の駐車場となる川原の様な石が転がる広場の入口に看板が有る。ここで車から降り、200m位引き返した所に登山口まで800mの標識が有る。軽自動車が走れる幅の砂利道を山に向けて歩くと蒜山高原名物のジャージー牛を放牧した牧場に着く。牧場の中を歩き、山の麓の杉林に登山案内図がありここから山に登る。

上蒜山3合目より登山口の牧場 八合目から蒜山盆地 やっと八合目に到着

今回の山登りは、前日夜戴いたお酒が少々多すぎた様で、歩き始めると同時に汗が溢れ出し苦しい歩き始めと成った。(登りのコースタイムに大いに影響有り)5合目までアヘアヘ言いながら登り一汗出てから本来の調子に戻る。(反省:前日のお酒の呑みすぎにはくれぐれも注意!)

お酒の匂いに誘われてか、スズメバチのランデブーに再三遭遇するが、無視して歩いていると2〜3回体の周りを旋回して離れて行った。夏の山はスズメバチ対策も必要である。そうこうしながら、8合目まで登ると眼下に広々とした蒜山高原を一目に見渡す事が出来る。お茶を飲み景色を眺めながら小休止する。

尾根道を頂上を目指す 鞍部に到着(頂上は←左に進む) 上蒜山頂上で記念写真

8合目からは、緩やかな尾根道を所々にぶなの木がある林の中進むと、谷から吹き上げて来る風が汗の流れる背中に、一段と爽やかに感じる。トンボ(アキアカネ)の乱舞見て、池も水溜りも無い山の上に? 何処で生まれたの! とトンボに聞いた。上蒜山頂上の展望は林に遮られ余り良くないが、休憩中の登山者に記念の写真を撮って戴く。

上蒜山からユートピアを望む 中蒜山に進む急坂を振り返る 中蒜山下山分岐

上蒜山頂上からユートピアに向かう分岐に戻り、中蒜山へ向け急坂を下る。急坂の所々に、登り用のクサリが張って有る。ユートピアまで下りると再び中蒜山に向けて登りに向かう、笹の原っぱを渡る風が、笹に波の様な文様を写し生き物の様な躍動感を与えてくれた。

下山路は急坂 杉林の中を下る 所々にクサリが張ってある

中蒜山頂上に着き、眼下に見える蒜山盆地を眺めながら、お昼ご飯の「お結び」を美味しく戴く。谷から登って来る風は、寒さを感じる位に心地よく食事と小休憩を取り直ぐに下山する。中蒜山への下山道は、避難小屋から下蒜山従走路を少し進み、眼下に塩釜を見下ろす分岐から下り始める。

下山路には、所々にクサリが張って有る。杉林の中を地面に出た根っ子を足場にし足元を確認ながらゆっくり歩き、持参したお茶(1g)が底を尽き飲む量を制限しながら暑さに耐えながら下山する。

林を抜け、牧草畑に出てから平地を歩き、塩釜の冷泉を右下に見ながら、中蒜山登山口の駐車場「両備バス:塩釜ロッジ」に無事下山する。海の日の休日で観光客がマスの釣堀で大騒ぎしながら沢山の魚を釣り上げて歓声を上げていた。