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乗鞍行きバス乗り場「朴ノ木平駐車場」 |
平湯温泉バス乗り場 |
飛騨清見ICを降り、秋の高山祭りで観光客が溢れる高山の街を通り抜け、乗鞍高原行きのバス乗り場「朴ノ木平無料駐車場」に車を止め(5日間)、「平湯温泉」行きのバスを待つ。 |
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バス(低公害車)に乗り上高地に向かう |
年々狭く成る「大正池」 |
平湯温泉で「上高地」行きの低公害バスに乗換40分位で木々に覆われ一段と狭く成った「大正池」を横目に「穂高」の玄関口「上高地」に到着する。 |
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上高地に到着 |
観光客で賑わう「カッパ橋」 |
「上高地ビジターセンター」で事前に準備して来た「登山計画書」を提出し、「上高地食堂」下の売店で明日の朝食と昼食を購入し、時間も早く未だ観光客の多い「かっぱ橋」を通りキャンプ地の「小梨平キャンプ場」へ向かう。 |
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「小梨平キャンプ場」で寛ぐ |
「小梨平食堂」の夕食 |
適当なキャンプ場所を探し、ザックを置き受付にキャンプの手続き(700円/1人・泊)をしに行く。飲料水を確保しテントに戻りお湯を沸かしてコーヒーを入れ早朝より500kmの長距離を走った疲れを岳沢を眺めながらしばらく寛ぐ。
「小梨平食堂」の夕方食堂営業は16時より始まるのでキャンプ受付で戴いた生ビール割り引き券(150円の割引)を持参して食堂に夕食を食べに行く。キャンプ場で知り合った方と同席し山談義をしながらビールを戴く。
夕食は「いわな定食」を注文したが、写真の様な小さな岩魚の塩焼きが乗る簡素な定食であった。
売店で高山の地酒を購入しテントに戻り飲み物を戴き明日に備え早々に眠りに付く。 |
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小雨の中「小梨平キャンプ場」を出発 |
「徳沢園」で休憩 |
5時に起床し、お湯を沸かしインスタント味噌汁を作り、昨日売店で購入した「おむすび」2個を戴きテントを撤収し7時「小梨平キャンプ場」を出発する。
約1時間歩き「明神館」に到着し小休止して「徳沢」を目指して歩き始める。 |
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「横尾山荘」前で休憩する登山者 |
立ちはだかる「屏風岩」 |
「徳沢園」から1時間で、多くの登山者が休憩を取る、槍ヶ岳登山との分岐点「横尾」に到着する。
しばし休憩をし、垂直に1000m切り立つ「屏風岩」を横目に見ながら次第に上りに向かい「本谷橋」を目指す。 |
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「本谷橋」で昼食タイム |
「涸沢」下の見事な紅葉 |
小梨平から約4時間歩き「本谷橋」に到着、昼食(マルタイの棒ラーメン+上高地の鱒寿司)を休憩しながら戴く。次から次ぎに登って来る登山者を眺めながら約1時間の休憩を取り、「涸沢」への坂道を重いザック(約20kg)を担ぎゆっくり登って行く。
「涸沢」下まで登ると、「穂高」の山並みをバックに谷沿いの「ナナカマド」が真紅に紅葉し素晴らしい景色を見せ始める。 |
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涸沢からパノラマコース(屏風のコル)への登山道 |
紅葉に染まる「北アルプス」の山並み |
やっと「涸沢」に到着、「涸沢ヒュッテ」から上の紅葉は少し終わりに近い様だが、テント場周辺の紅葉は最盛期を向かえ、一昨年より一段と鮮やかな色合いを見せている。
「涸沢小屋」へのルートを少し登った、一昨年と同じ「紅葉したナナカマド」を垣根にテントを張り、受付にテント泊の手続きに行く。 (700円/1人・泊:200円値上りしていた) |
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平日で未だテントの少ないテント場 |
テント場下の紅葉 |
明日は、「奥穂高岳登山」の予定で有り天候が気に成り情報を得に「涸沢小屋」に行く。
涸沢小屋から見るテント場は平日でも有りテントの数も少なく辺りの紅葉に静かにテントが馴染んでいる様に見える。 |
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マイ・テント横の「ナナカマド」の紅葉 |
一昨年と同じ場所にテントを張る |
16時を過ぎると気温が急激に下がり始め、マイ・テント(ライペン・ドマドーム一人用)の中で換気口を開け夕飯を作り、美味しいお酒を戴きラジオ聴きながら時を過ごす。
夜半から風雨の音が大きくなり、「みぞれ」が積もったテントを滑り落ちる音がし、朝外に出て見るとテントの周辺は昨夜降った雪混じりの「みぞれ」がカチカチに凍り付いていた。
テント内の気温は2℃であったが外は氷点下の寒さであった様だが「モンベル・ダウンの寝袋」は快適で寒さを感じる事は無かった。。 |
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「涸沢小屋」付近の紅葉 |
涸沢上の横道を「ザイテングラード」に向かう |
次第に明るく成り、「穂高」の山並みを赤く染める「モルゲンロート」を暫く眺めるが「北穂高」や「奥穂高」辺りはガスが掛かり始め雲行きは悪そうだ。
涸沢小屋から紅葉したナナカマドの中を「ザイテングラード:痩せ尾根」に向けて登り始める。 |
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「ザイテングラード」取り付きで |
次第に雲行きが悪く成る |
ザイテングラードの取り付きまで登り空を見上げるとガスは一段と低く立ち込め天候は少しずつ悪く成って居る。
涸沢を見下ろすとテントも山小屋も小さく、遥か向こうに「常念岳」の山並みが浮かんで居る。 |
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岩場を乗り越え「白出のコル」へ |
ガスの中を「穂高岳山荘」に到着 |
次々と登って来る登山者の後姿を眺めながら、岩場や鎖場をゆっくり&慎重に歩き、ガスの中を「穂高岳山荘」の岩畳と岩のテーブル広場に到着する。 |
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山荘の中で昼食を戴く |
次第にテントの数が増える |
「穂高岳山荘」に入り天候を確認すると、「山岳警備隊」の情報で「奥穂高岳」へは吹雪の可能性が有る為登山を控える様に指導されており、ガスが掛かり展望も無く楽しく無い為、山荘で早い昼食にラーメンを注文して美味しく戴く。
暫く休憩を取り、登って来た道をひたすら下山する。涸沢小屋付近まで下山するとテントの数は倍以上に増え、色取りどりの花が咲いている。 |
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涸沢小屋のお湯 (500ml=100円) |
岩肌を朝焼け(モルゲンロート)が染める |
「涸沢小屋」まで下山しビールを飲みながら休憩を取り、マイ・テントに帰り夕食(カレーライス・スープ・焼肉)を作り寛ぐ。
夜は風も無く静かで星も沢山輝き明日の晴天を予感させてくれる。一夜空け、朝食を戴き「穂高」に広がる「モルゲンロート」を眺め、テントを撤収し上高地への下山準備を始める。
下山する日に成って天候が回復 ああぁ残念だ! |
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帰る日に成って天気が回復する |
晴れ渡る「穂高」の山並み |
「涸沢ヒュッテ」に行き、用便を済ませお土産を買い、デッキで「北アルプスの紅葉」を目に焼き付け9時下山を開始する。 |
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「屏風のコル」へ向かう岩場を通過 |
「槍ヶ岳」が姿を現す |
下山は山荘下から、「パノラマコース」を「屏風のコル」へ向けロープを張った所々狭い道幅の岩場を数ヶ所越え、登りを繰り返しすと「槍ヶ岳」の姿が次第に大きく観えて来る。 |
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次第に高度が上がる 「屏風の耳より穂高の山並み」 |
屏風の耳より表銀座「常念岳」の山並み |
「屏風のコル」に到着すると登山道の脇にザックが沢山置かれ、体ひとつで多くの登山者が「屏風の耳」に向けて登って居る。
ここまで歩いて来て穂高のパノラマを観に登らない訳は無い、穂高を一望出来る山頂に向けてひと頑張り登ると目の前に「雄大な大パノラマ」が広がっていた。パノラマコースを歩く時は是非登り雄大なロケーションを眺める事を進言します。 |
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長い下りを終え林道から「新村橋」へ |
「新村橋」を渡り「徳沢」へ |
屏風のコルから「新村橋」までの下りは大小岩の多い急な長い坂道が続き雪解け水の流れる沢を渡り、梓川沿いの林道まで、未だか未だかと言う思いで歩く。梓川に掛かる吊橋「新村橋」を渡り、「徳沢」からの平坦な遊歩道を歩きようやく無事下山した事を感じる。 |
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「徳沢」でザックを降ろして休憩 |
「小梨平キャンプ場」より「岳沢」を見上げる |
「徳沢園」でザックを降ろし、乾いた喉を生ビールで潤し暫く休憩を取る。天候が回復し「日本一の涸沢の紅葉」をひと目見たいと言う思いで重いザックを担いで登って来る登山者が後から後から続いて居た。
「徳沢」から「小梨平」までは、帰りの最終バスの時間に間に合うように急足で歩く下山者に付いて歩き予定時間より早く「小梨平キャンプ場」に到着し、受付に行き手続きを済ませテントを張るスペースを漸く見付け(連休で沢山のキャンパーでスペースが殆ど無かった)、4日間入って居なかった風呂(500円)で疲れと汗を洗い流し首まで浸かり満足するまでお風呂を楽しみ、テントに戻り残った食料で夕食を作り美味しいお酒を戴くと疲れが一気に沸き出して来て、何時の間にか夢の中と成る。 |
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上高地より平湯温泉へバスで |
平湯バスターミナルに到着 |
最終日はひたすら車で倉敷に帰る工程だ。8時「上高地」発のバスに乗り「平湯温泉」で「朴ノ木平」行きのバスに乗り換え10時に寄り道をする「飛騨高山」に向け「朴木平駐車場」を出発する。
帰りの高速道は10月の連休中であるが何れも渋滞も無くスムースに走り数回の休憩を取りながら18時に無事我が家に到着した。 |
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