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小雨の中 「折立」 駐車場に到着 |
駐車場で車中泊 |
倉敷を早朝(3:30)に出発して「高速道路ETC深夜割引」を利用し「仮眠」しながら、11時前に富山市内に到着し、大型スーパーで買い物を済ませ、お昼ご飯を戴き、「有峰口」より林道(有料1,900円)を走り、13時過ぎ「折立」に到着した。天候は時折小雨の振る悪天候で有ったが、予報は回復傾向であり、ゆっくりとした時間を楽しみ「車中泊」をして翌日に備える。 |
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早朝 「太郎平」 へ向け登山開始 |
「三角点」 を過ぎ木道を歩く |
少しガスは残るものの天候は回復傾向であり、「薬師岳登山口」から「太郎平」に向け、長い急坂とアップ&ダウンを繰り返しながら息を弾ませながら登って行く。 |
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「ニッコウキスゲ」 |
「太郎平」 へ長い登り |
荒れた坂道の横には「ニッコウキスゲ」が黄色く大きな花を咲かせて居り、疲れで沈んだ気分を盛り上げてくれる。水分補給は「熱中症対策」の為、小刻みにスポーツドリンクを少量ずつ飲んで居るが、兎に角暑く汗が流落ちる。 |
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「太郎平小屋」 に到着 |
沢を登り 「薬師岳」 に向かう |
お昼前に「太郎平小屋」に到着する。歩きながら小屋に到着したら冷たく冷えた「コーラ」を飲もうと決めて頑張って歩いたので、早速コーラ(350mg400円)の一揆飲みで、喉をコーラが「シュワーッ」と、しぶきを上げながら通り過ぎて行く。「太郎平」から15分位歩いて「薬師峠キャンプ場」に行き、テントを設営し一休みし、アタック装備で「薬師岳」山頂を目指し登り始める。 |
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大きな 「雪渓」 が残る |
「薬師平」 から 「黒部五郎岳」 |
大きな石が積み重なる「沢」を登り、谷間に残る大きいな「雪渓」を越え展望の開けた「薬師平」に出る。この平原の向うに「鷲羽岳」「槍ヶ岳」「三俣蓮華岳」「黒部五郎岳」が一望でき素晴らし「北アルプス」の絶景を「大パノラマ」で眺める事が出来た。 |
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「シナノキンバエ」 「ハクサンイチゲ」 |
アルプスのアイドル 「雷鳥」 |
谷間に「残雪」が残り、日当りの良い斜面の雪が解け、漸く春を迎えた斜面に「シナノキンバエ」や「ハクサンイチゲ」の高山植物が一斉に咲き乱れ、低く斜面に這い蹲った「ハイマツ」の下からアルプスのアイドル「雷鳥」が一羽気持ち良さそうに散歩していた。 |
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「薬師岳山荘」 |
「薬師岳」 へ登る |
薬師岳山荘まで登り休憩を取り更に「薬師岳」山頂を目指す。「森林限界」を過ぎ「白い砂」が一面に広がる「前峰」まで登ると眼下に「雲ノ平」や「太郎平」が見渡せる。 |
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「薬師岳」 山頂 2926m |
「薬師峠テント場」 |
山頂は時折、濃いガスが吹き上げ視界を妨げるが晴れ渡った青空の「北アルプス」の素晴らしい景色を眺めながら、持参した「マルタイ棒ラーメン」を炊き休憩を取りながら遅い「お昼ご飯」を戴く。山頂で20分位休憩を取り素晴らしい展望に大満足で下山に向かう。
「薬師峠テント場」に下山すると、テントの数は格段に増え賑わいを見せていた。 |
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夕食を戴き 「我が家(ライペン ドマドーム1)」 で寛ぐ |
沢を渡り 「薬師沢小屋」 へ向かう |
小屋に行き「テント設営手続き」を済ませ、冷えたビールを購入し「我が家」に戻り目の前に広がる山並みを眺めながら本日の目的達成に満足し美味しいビールが喉を通り過ぎた。
一夜明け、大半のテント泊者は暗い内から撤収していたが、本日の行動予定は「雲ノ平」までなので時間的に余裕が有り、ゆっくり朝食を戴きテントを撤収し「雲ノ平」に向けて出発する。
※薬師峠テント場の手続きは14時過ぎテント場の「小屋」で受け付け。 |
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エメラルドグリーンの澄み切った水が流れる 「薬師沢小屋」 |
「雲ノ平」 へ急坂を登る |
橋の架かった沢を3ヶ所越えて「薬師沢小屋」に到着しザックを降ろし飲み物を購入して休憩をする。(薬師沢は水が豊富行動用を補給)
休憩しながら昼食を食べていたお嬢さんが、足を痛めこの先の歩きに不安を訴えているので、一緒に歩く事にする。
谷間の大きな石が積み重なった急坂を延々と登り、「雲ノ平」玄関口の「ベンチ」に到着する。 |
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青空が広がる 「ベンチ」 よりの眺め |
「アラスカ庭園」 で休憩 |
「ベンチ」まで登ると視界は一気に開け、昨日昇った「薬師岳」が夏空を背景に映し出され「雲上の楽園:雲ノ平」のスタートを告げていた。
始めに訪れた「アラスカ庭園」は「シラビソ」の木立と背景の山々が写真で観るアラスカの「針葉樹林帯」の雰囲気を伺わせていた。 |
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「薬師沢小屋」 から 「お嬢さん」 と一緒に歩く |
「雲ノ平テント場」 |
次に訪れた「奥日本庭園」は「枯山水」の「箱庭」を感じさせる景色で、名前を付けた人の感性の豊かさに敬服するものであった。(花は余り咲いていなかった!)
両サイドを林に囲まれた木道の平らな道を進み、「雲ノ平山荘」に到着し、テント場の手続きを済ませ1kmほど先のテント場に行きテントを張る
※綺麗なトイレと豊富な湧き水の水場が有る。 |
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「高天原」 へ急な下り坂 |
沢を渡り 「高天原」へ |
一夜明け、当初の予定には無かった「雲ノ平」で2泊し「高天原温泉」に行く事を「太郎平小屋」のご主人が薦めてくれたので予定を変更しテントを張ったまま「高天原温泉」に向かうことにした。
昨日、折角登った「雲ノ平」から「黒部川上流部」に下り、橋を渡り「高天原」を目指す。 |
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「高天原」 に到着 |
「高天原温泉」 チップ制 200円 |
沢を渡り暫く歩くと林を抜け「高天原」の湿地帯に出て展望が開け、「尾瀬湿原」の風景を思わせる「ニッコウキスゲ」や「ワタスゲ」の群落が出迎えてくれる。 |
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河原の傍に男女別 「露天風呂」(河原にもう一つ) |
「高天原温泉」 を楽しむ 「倉敷のおじさん」 |
「高天原山荘」から15分位歩き谷川に出ると目前に「高天原温泉」が現れ沢を渡り、早速脱衣場で裸になり、4日振りにお風呂(温泉)に浸かる。
温度は41℃で何時までも出たくない気分で、急に振り出した雨を凌ぎながら1時間30分「温泉三昧」を楽しんだ。 |
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ランプの宿 「高天原山荘」 |
梯子を登り 「雲ノ平」 に帰る |
「高天原山荘」に戻り、何時ものアルファー米のご飯に飽きたので、お昼ご飯に「カレーライス」を注文し、久し振りに本物のご飯(米)の甘さを感じながら美味しく戴く。温泉で汗と汚れを4日振りに洗い流し着替えをしたが、帰りの急坂で汗まみれに成り元の汚ネズミに戻ってしまった。 |
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雲海に浮かぶ 「黒部五郎岳」 |
祖父岳登りで 「薬師岳」 をバックに |
「雲ノ平テント場」の二日目も静かな夜を過ごし、一夜明け、前方の雲海に「黒部五郎岳」がその存在を示すかのように悠然と浮かび、何時まで眺めても飽きることが無かった。
テントを撤収し、「雲ノ平山荘」に宿泊したお嬢さんと待ち合わせ、「三俣山荘テント場」に向け歩き始める。 |
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「スイス庭園」 と 「薬師岳」 |
「祖父岳」 から 「雲ノ平」 を望む |
歩き始めて直ぐに、「スイス庭園」に行く木道の分岐が有り「スイス庭園」に足を運ぶと「薬師岳」を背景にして眼下に、昨日出掛けた「高天原」が広がり、その雄大な眺望はスイスの「山並みと牧歌的」な雰囲気(スイスには一度観光で行った事が有るが)を感じた。
「祖父岳」を大きく迂回する様な登りを山頂付近まで登ると、今度は2日間過ごした「雲ノ平」が小さく見え、先に行くなとばかりに足を引き止める。(黒部五郎へのバイパスルートは急斜面に残雪有り) |
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悠然と 「槍ヶ岳」 がそびえる |
「黒部川源流」 を渡る |
「祖父岳」から「黒部川源流」に下る「九十九折れ急斜面」から見る景色は、北アルプスの「王様 槍ヶ岳」が連なる山々を従え堂々と鎮座している。「三俣山荘」や「鷲羽岳」暫く眺め、急斜面を下り「黒部川源流」を渡る。(川の水は少なく靴を少し濡らす位で「渡渉」に問題は無かった)川を渡り、湧き水の流れる小川の辺で、ザックを下ろしお湯を沸かし昼食を戴く。 |
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「三俣テント場」 から 「鷲羽岳」 |
「鷲羽池」 の向うに 「槍ヶ岳」 |
黒部川源流から「三俣山荘」に登り、ビールで喉を潤し休憩を取りテント場に向かう。未だお昼過ぎで有りテント場は空きスペースが沢山有り、雨の心配(雨が川に成って流れる)の無い好適地を選んで「我が家」を立てる。
足を痛めた「お嬢さん」とは、ここでお別れし「お嬢さん」は「三俣蓮華岳」を越え「双六小屋」を目指し重い足を引き釣りながら登って行った。(下山後、苦しい思いをしながら翌日「新穂高温泉」に無事下山の連絡が有った)
「三俣テント場」から早朝「鷲羽岳」に登り山頂で「ご来光」を眺める予定で有ったが、「安全を優先」し夜が開け明るく成ってから登り始める。 |
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「鷲羽岳」 山頂征服 |
反対側にカールに抱かれた 「黒部五郎岳」 がそびえる |
良く晴れた「鷲羽岳」山頂から360度の展望を望むことが出来、正に「北アルプス南部」全ての山々が一目で見渡せる様だ。山頂からは明日歩く「黒部五郎岳カールコース」を目で追いながら休憩を取り30分の滞在で下山にする。 |
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「三俣蓮華岳」 登りのお花畑 |
「黒部五郎小屋」 うどん(1000円) |
三俣のテント場に戻り、テントを撤収し「三俣蓮華岳」への登りを「双六」に向かう人「黒部五郎」に向かう人など、登山者の後姿を眺めながら歩き始める。雪の解けた斜面一面に綺麗に咲き誇った高山植物の「お花畑」が短い夏を惜しむように広がり登山者の目を楽しませてくれる。
お昼前に「黒部五郎」のテント場に到着し「黒部五郎小屋」でお昼ご飯に「うどん」を食べ、デザートに「りんご」「キュウリ」「トマト」を戴く。久し振りに生野菜や果物を口に入れ殊更に生の新鮮さを感じた。 |
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「黒部五郎テント場」 を早朝に出発 |
「黒部五郎岳」 にモルゲンロート |
未だ、夜が明けない3時30分に起床し、温かいコーヒーを飲み簡単な朝ご飯を戴き寝静まったテント場でテントを撤収し「折立」に下山するべく「カールコース」を歩き始める。太陽の上昇と共に周辺は明るくなり始め「黒部五郎岳」一面が「モルゲンロート」(朝焼け)で紅く染まり雲ひとつ無い背景に映し出される。 |
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「雲ノ平」 の向うから朝日が昇る |
なだらかな 「黒部五郎カール」 を登る |
朝日は「鷲羽岳」の向うから上り始め「黒部五郎岳」をスポットライトで照らす様に映し出し、次第にカール一面を照らした。緩やかな登りの平地に川の様に続く石の道を暫く登り、やがてカールの淵の急斜面を九十九折れに登り、「中俣乗越」との分岐点到着する。 |
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カールは大きな岩がゴロ(五郎)ゴロ(五郎) |
「黒部五郎岳」 山頂 |
分岐にザックをデポし体一つで大きいな岩を伝いながら見渡す限り遮る物の無い展望の山頂に到着する。今回の山行は今日まで6日間晴天が続き、夫々の山の頂より「北アルプス」の「大パノラマ」を思う存分堪能する事が出来た。 |
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「太郎平」 に向け長いアップ&ダウンを歩く |
「北ノ俣岳」 山頂 |
「黒部五郎岳」より「中俣乗越」に下り、緩やかなアップ&ダウンを繰り返し、太郎平方向から早朝より歩き始めた登山者とすれ違いながら、「赤木岳」を通過し、「薬師岳」が一望出来る「北ノ俣岳」山頂で小休止を取り、「太郎平」を目指しひたすら歩く。
早朝に「黒部五郎テント場」を出発したので「太郎平小屋」にお昼時に到着した。昼食にカレーライスと味噌汁を注文し、ビールを飲みながら休憩し美味しく戴く。
「太郎平」から「折立」へは6日前に登って来た、延々と続く長く荒れた道を下り、「ベンチ」から林の中に入り、標高が下がるに従い体感気温は著しく上昇し、暑さと戦いながら、無事「折立」の駐車場に下山する。
帰り道は、「亀谷温泉」「白樺ハイツ」で汗と埃で汚れた体を3日振りに洗い流し、富山市内の焼肉レストランで久し振りの肉料理を戴き、コンビニの駐車場で仮眠をしながら時間調整をして深夜の高速道路を走り、翌朝に倉敷に帰る。 |
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