おく ほ だか だけ
2014年10月 8日
   〜 10月12日

4泊5日(テント泊)
奥穂高岳登山 奥穂高岳 3190m
(長野県:松本市)



「標高日本第3位の頂」
Map

ルート
〔1日目〕
 倉敷(乗用車)〜山陽道〜中国道〜名神道〜東海北陸道〜高山〜平湯(バス)〜上高地〜小梨平 (キャンプ)

〔2日目〕
 小梨平〜明神〜徳沢〜横尾〜本谷橋(昼食)〜涸沢 (キャンプ)

〔3日目〕
 涸沢(パノラマコース)〜ザイテングラード〜白出のコル(穂高岳山荘)〜奥穂高山頂〜白出のコル(昼食)
 〜ザイテングラード〜涸沢小屋〜涸沢 (キャンプ)

〔4日目〕
 涸沢〜パノラマコース〜屏風のコル〜新村橋〜徳沢〜明神〜小梨平 (キャンプ)

〔5日目〕
 小梨平〜上高地(バス)〜平湯(乗用車)〜高山(市内観光:昼食)〜東海北陸道〜名神道〜中国道〜山陽
 道〜倉敷

昨年、単独で最高の「涸沢の紅葉」を堪能する事が出来大満足の話を山仲間にすると、紅葉の時期に挑戦したいと言う話に成り、夏前から日にちを設定し計画を立ていた。漸くその時が来たが、今年の紅葉は冷え込みが早く、9月の終わりに最盛期を迎えていた。昨年山頂に立てなかった「奥穂高岳」登山を目的に「上高地」に向かった。

晴天の中 高速道をひたすら走る 平湯温泉バスセンター」 に到着
6時30分に自宅を出発し、高速道路をひたすら走り、東海北陸自動車道「ひるがのSA」で昼食と休憩を取り午後3時に「平湯温泉」に到着する。今回の平湯行きは高山周辺の観光組2人も同乗し平湯で車を観光組に預けバスに乗り換え「上高地」に向かう。
平湯」 でバスに乗り換え 「上高地」へ 梓川」 の向うに 「アルプス」 の山並みが
低公害車のバスは「安房トンネル」を抜け30分で「上高地バスセンター」に到着する。途中から見る「大正池」周辺の景色は紅葉がかなり進んで居て散策する観光客が沢山居る。
「上高地食堂」下のお店で朝食・昼食の2食分の食料を購入し「小梨平キャンプ場」に向かう。
 ※キャンプ800円/人  お風呂600円/人
梓川沿いの 小梨平キャンプ場 「明神館」 から 「明神岳」 を見上げる
「梓川」沿いのキャンプ場は、昨年来た時とはテントを張る場所を制限され、直火の焚き火も今年からは禁止になっていた。管理棟(トイレ)に近い平地を選んでテントを張り、管理棟にテントの受付をしにに出掛け、夕食は持参した食料を戴き食堂で購入したビール(240円)で乾杯する。
「小梨平食堂」の売店で、レトルトのご飯を和紙のパックに入れお湯で5分炊くと「ふかふかのご飯」が出来上がる、優れ物のアイテムを発見し使ってみるが素晴らしく美味しい温かいご飯が出来た。(2枚入り50円)
静かに一夜が開け、簡単な朝食(紙パックでご飯)を食べテントを撤収して歩き始める。
道に落ち葉が沢山積もる ニホンザル」 が食事中
「明神」を過ぎた道の端で雑草の実を「ニホンザル」が子供を連れて食べて居り、登山&下山者のカメラ撮影の要求に答えていた。
徳沢」 で一休み 横尾は 「槍ヶ岳」 と 「穂高岳」 への登山者で賑わう
小梨平から約2時間で「徳沢」まで歩きザックを降ろし休憩を取る。山に向かう人山から帰る人が腰を下ろして沢山休憩を取って居る。
徳沢から約1時間歩き「槍ヶ岳」「穂高岳」の分岐点「横尾」に到着する。簡単な行動食を食べ「横尾大橋」を渡りいよいよ山に入る。
紅葉の中を登って行く 「本谷橋」 を渡る
道幅が狭くなり下山者とすれ違う際、左側を歩いて下山する人が多い事に気付く。本来、歩道も山道も人は右側を歩くのがルールと思って歩いて居たがそうでは無いらしい。次第に道の傾斜が急に成り出し、「本谷橋」の沢に到着する。「上高地食堂」で購入した「朴葉寿司」を昼食に頂き休憩を取る。
沢山の下山者とすれ違う 涸沢ヒュッテ」下 パノラマコースへの紅葉
登るに連れ山肌は赤く染まり始め下山者に判って居るが「涸沢の紅葉」の様子を尋ねると、この辺りの紅葉の方が素晴らしいと言う返事であり、既に紅葉が終わって居る様で苦しい足取りを更に苦しくし残念な気持ちで重たい足を進める。
ナナカマドの葉は殆ど落ちている テントが少ない 「涸沢テント場」
「涸沢」に到着してみると、テント場横にある「ナナカマド」も殆ど落葉し名残を残すのみで有った。テントの数も例年この時期にしては少なく皆さんも涸沢の紅葉が終わって居る事を逸早く感じていた様だ。
朝日に染まる 「北穂高岳」 「パノラマコース」 を登って行く
テント内の気温も夜中5℃と暖かく、寒さを想定して準備持参した「防寒装備」を使わずに済みそうだ。
翌日は、「モルゲンロート」(朝焼け)に染まる「北穂高岳」を見上げながら、念願の「奥穂高岳」登山に「パノラマコース」を登る。夏山で有れば一面のお花畑が向かえてくれるコースで有るが花は無かった。
ザイテングラード」 下から見上げる クサリを伝い登って行く
「涸沢小屋」からの合流点を通過し「ザイテングラード」(やせ尾根)の岩場を足元を確認しながらクサリを伝い少しずつ休憩を取りながら登って行く。
「穂高岳山荘」 上の岩場から 正面に 「槍ヶ岳」 がそびえる
「穂高岳山荘」に到着し休憩を取り、アタック装備を更に簡素化し身軽にして取り付きの垂直三段の梯子を登り、岩を伝いながら頂上を目指す。振返ると「北穂高岳」の向うに北アルプスの雄峰「槍ヶ岳」が悠然とそびえている。
西穂高岳」からのコース(ジャンダルム) 「奥穂高岳」山頂に到着
山頂付近まで登ると「西穂高岳」からのコースにそびえる「ジャンダルム」の黒い壁が現れ、北アルプスの厳しさを象徴している。
山頂に登り「日本アルプス総鎮守」「穂高神社嶺宮」の社に並んで記念写真に納まる。
下山後は「涸沢小屋」でおでんビールセットで乾杯 テントに帰り「穂高の夕暮れ」を楽しむ
「涸沢小屋」に下山し名物の「おでん・生ビールセット」(1200円)を早速戴き登頂の疲れを癒す。
テントに戻り横に成ると何時しかすやすやと夢の中、夜明けの涸沢の絶景を楽しみ、テントを撤収し、「パノラマルート」「屏風のコル」に向け、ロープ&クサリ場を越えて登る。
屏風のコルに到着して写真を撮るべくカメラを探すがカメラが無い。途中で体温調整でザックを降ろした時、忘れたのではないか。急遽カメラを探しに登って来た道を20分引き返すがカメラは無かった。
屏風のコルから「徳沢」に向け長い下りをカメラショックの暗い気持ちで下山し、「小梨平」から、「涸沢ヒュッテ」に電話すると、落し物でカメラが届いていた。後日、宅配便で自宅にカメラが届き、このホームページの写真として載せる事が出来た。※届けてくれた人・ヒュッテのスタッフに感謝・感謝!

「小梨平」でテント泊し、翌朝「上高地食堂」で朝定食を戴き、9時のバスで「平湯温泉」に帰り、観光組みと合流し「高山」で朝市を楽しみ昼食に「飛騨牛朴葉焼き定食」(1200円)を戴き、沢山の思い出を胸に高速道路を倉敷に向かい午後8時無事に帰着する。