さみ あるぷす じゅうそう
2012年02月26日 沙美アルプス縦走 299m
龍王山
(浅口市)

送電鉄塔巡視路「沙美アルプス」を歩く

沙美アルプス縦走Map

倉敷市の西、玉島地区黒崎から浅口市の安倉峠に向け、中国電力の送電鉄塔巡視路を瀬戸内の海と島々を眺めながらトレッキング出来ると聞き、ネットで情報を収集し登山口と下山口に車を駐車する事が出来るか、現地の下見をして何時もの山仲間4人と縦走した。

国道2号線、鴨方町六条院東の交差点を南に折れ寄島町に向かい、安倉峠手前の駐車スペースに車を1台置き、峠を下り寄島町の海岸線沿いに日本の砂浜100選に選ばれた「沙美の浜」を通り玉島黒崎地区の「黒崎公園」まで走り公園の傍に車を止め縦走の準備を完了する。

「黒崎公園」には仮設のトイレが有り利用する事が出来る。
公園南側「ブドウ畑」間の細い道を抜け竹林を過ぎると、雑木林の中の急登がいきなり始まり、息を弾ませながら10分位登ると林を抜ける。

道には落ち葉が積もり、踏み段の無い急勾配の坂は歩き難い。
登り切った所の、中国電力の玉笠13号鉄塔下に出る。

尾根沿いを暫く進み雑木林に覆われた坂を登り下りして174mピークに到着する。

ピーク手前を南に「弁慶岩」まで下ると展望が良い。
玉笠bP5鉄塔を過ぎ、下り切った所に、昔から沙美地区と玉島地区の往来の有った「沙美峠」に交わる。
(現在は、人がやっと歩ける程度の山道)

この道を通り抜け更に雑木林の道を登り玉笠bP6鉄塔に向かう。
玉笠bP6sS塔まで歩くと東南方向(瀬戸大橋方向)に水島灘の島々を一望する事が出来る。
玉火bP9鉄塔を過ぎ、尾根道を進むと大きな岩を御神体に奉る「明見宮」への分岐が有るので少し下りお参りする。

南側に道が有り、沙美西地区から登る事が出来る様だ。
「明見宮」から巡視路に戻り、暫く進むと「龍王宮」への分岐が来る。

「龍王宮」に向けて登ると付近は雑木が刈り掃われ西北にJR鴨方駅方向を展望する事が出来る。
南側に少し戻った所に、コンクリートブロックで囲まれた小屋の奥に「龍王宮」が奉られている。

小屋の裏側に「龍王宮」の石碑が隠れるように建っている。
更に戻り、南方向は最近雑木が刈り掃われた様な平らな広場が有り、古代の「狼煙台」でも有った様な平坦で見晴らしが良く素晴らしく展望が開けている。

手前に「龍王宮」にお参りする人の為と思われる新しい「仮設トイレ」が造られていた。
「龍王宮」から送電線(玉火)の下を西に歩き坂道を下った所で県道471号に出る。
舗装道路を北に少し下り又山道を登る。
道路から急登の坂道を山に入る。
一山越して下った所に南浦集落と鴨方町六条院との往来に使われていた旧道に「石仏」が祀られている。
「旧南浦峠」から送電鉄塔玉笠bQ0の下を通過し、丈の低い木々の茂る尾根道を進み、199.7mピークにをから坂を下ると県道284号の安倉峠に出る。

道を渡り、作業小屋(資材置き場)の右側を山に入り玉笠bQ3鉄塔を目指し坂を登る。
「鴨方・龍王山」近くまで登ると南向きに大きな岩が数ヶ所有り岩の上からの展望が素晴らしい。

「鴨方・龍王山」289.4m山頂は雑木が刈り払われており笠岡方向の展望が良い。
「龍王山」から安倉峠に向けて引き返し駐車場所でリュックを降ろし「黒崎公園」に止めた車を回収した。

  縦走時間 5時間30分(龍王山折り返し含む)  休憩:玉笠鉄塔bQ0下  約1時間