せん    つう    ざん
 2008.05.07 船 通 山 1143 m
(島根県:奥出雲町)

登山Map

                  (鳥上滝コース)  鳥上滝登山口〜鳥上滝〜頂上(往復) 

                              登り : 1時間30分
                              下り : 1時間   

船通山(鳥髪の峰)は、素盞嗚尊(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治し、高天原(たかまがはら)から降臨した地とされている伝説の山 (出雲国風土記では「鳥上山」とされている)

何時もの山仲間三人と倉敷を7時に出発し国道180号を北に「新見」から国道182号を「神郷」から「足立」に走り、県境を越え「生山」から国道183号を「矢戸」から県道に入り船通山登山口に10時に到着する。
何時もは、高速道路を走るが、今回のコースは道も良く意外と楽に走る事が出来た。

鳥上滝登山口から登る 新緑の中を沢沿いに登る オオカメノキの白い花が咲く
ゴールデンウイークも終わり、「鳥上滝登山口」の駐車場の車は少なく、カタクリ登山客は幾分少なくなっている。身支度を整え斐伊川の源流の沢を新緑の中登り始める。登山道から空を見上げると、木々の若葉が青い空のスクリーンに柔らかく映し出されている。「鳥上滝」を過ぎると林の中に「オオカメノキ」の白い花があちこちに咲いている。
登山道は新緑がまぶしい 山頂近く木道周辺にカタクリが咲く 満開の可憐なカタクリの花
「亀石登山口」からの合流点付近まで登ると、カタクリの花が点在し始め、道は木道となり両脇にロープが張られている。(山全体のカタクリを地元で保護している)濃い紫色の5cm位の花は一輪では目立たないが群生すると紫のじゅうたんとなり素晴らしい光景となる。
山頂のカタクリをカメラに収める 少し遅いが沢山のカタクリの花が咲く 豪華な昼食を準備中
頂上まで登り、リュックを降ろすと直ぐにデジカメ撮影を始める。左上写真のロープの内側にはカタクリの花が一面に咲いている。例年5月始めが最盛期で花は咲き終わりを見せていたが、咲き遅れた花が沢山咲いていた。お花畑を見渡す場所にシートを広げビールを飲みながらバーナーで思い思いの料理を始める。(冷凍ピラフを登山中に自然解凍しフライパンで炒めコッフェルでスープを作る)
山頂は沢山の登山者で賑わう 山頂のカタクリの群落 昨日の雨で勢いの良い「鳥上滝」
頂上は一面芝生で多くの登山者が後から後から登って来て昼食休憩を始める。カタクリの花を見ながら昼食を済ませ、温かいコーヒーを戴き、1時間30分位の休憩の後下山を開始する。途中の鳥上滝は昨日の雨も有り水量が多く白い水しぶきを上げ流れ落ちていた。
小説「砂の器」で有名な「JR亀嵩駅」 亀嵩駅舎内で戴く名物出雲そば 出雲坂根駅構内から湧く延命水
1時間ばかりで駐車場まで下山し、ヴィラ船通山「斐乃上温泉」でお風呂に入る。(日帰り入浴:400円)温泉でサッパリした後は、松本清張の小説「砂の器」で有名となった「亀嵩:かめだけ」の駅舎内で香り高い出雲蕎麦を美味しく戴く。(テーブルが4台と座敷が有り外に駅のホームが見える)
国道314号を「奥出雲おろちループ」に向けて走り、JR木次線「出雲坂根駅」構内で湧き出る「延命水」をペットボトルに詰め、備後落合から新見を経由し、一般道を走り19時に無事倉敷に到着する。