しろ  うま  だけ  じゅう  そう
平成19年 7月 21日
      〜7月 23日
白 馬 岳 縦 走 白馬岳 2932m
(長野県 : 白馬村)


ルート
〔行 き〕 ツワーバス
倉敷駅(6:30)〜山陽IC(7:30)〜(名神・中央・長野)豊科IC(14:00)〜栂池高原(15:40)〜栂池パノラマウェイ〜栂池山荘(16:50着・泊)  約10時間

〔帰 り〕ツワーバス
猿倉(10:00)〜タクシー〜白馬村(温泉11:20発)〜スイス村(昼食13:30発)〜豊科IC〜(長野道・中央道・名神道・山陽道)山陽IC〜倉敷駅着(21:00)
約11時間
コースタイム
栂池山荘(7:10)〜80〜天狗原〜110〜白馬乗鞍岳〜45〜白馬大池(昼食・30)〜130〜小蓮華山55〜三国境〜60〜白馬岳〜20〜白馬山荘(16:10・泊) 9時間 

白馬山荘(4:30)〜240〜白馬尻小屋〜90〜猿倉(10:00)  時間30 


毎年、夏の時期に3000m級の山登りを計画しているが、今年は北アルプスの高山植物と大雪渓で人気の有る、白馬岳登山ツワーに参加した。生憎、梅雨明けが遅れ、ガスと小雨の中高山植物のお花畑は見る事が出来たが、北アルプスの大展望は見る事が出来なかった。 白馬岳は、又、おいで!と言っている様だ。

倉敷を早朝出発し、高速道路をひたすら走り、栂池山荘に夕方5時前に到着する。岡山から北アルプス登山は移動に時間が掛かり大変だ。栂池山荘はお風呂も有り浴衣に着替えて夕食とビールを戴き4人部屋に4人と十分な広さの中で休む事が出来た。
栂池高原パノラマウェイで栂池山荘へ ガスの中天狗原を歩く 白馬乗鞍岳への登り
鳥の鳴き声で目を覚まし外を覗いて見ると、湧き上がるガスの切れ間に白馬乗鞍岳の雪渓が見え隠れしており、ガスは多いが雨は降っていない。6時から朝食を戴き7時過ぎに天狗原を目指し登山を開始した。天狗原では薄日も差し天候の回復に期待を込めて大きな岩を伝いながら白馬乗鞍岳に向かう。
ガスの切れ目白馬大池が顔を出す ツガザクラ 白馬大池から雷鳥坂を登る
白馬乗鞍岳から白馬大池までの道は、大きな岩がゴロゴロと連なる上を伝いながら足元の不安定な所を歩く。お昼も近くなり、白馬大池で栂池山荘で戴いた昼食の「おにぎり弁当」を戴くが小さなおにぎり2個では物足りなく、山小屋でカップラーメン(300円)を戴く。 流石にビールは遠慮した!30分の休憩の後、先程とは違って歩きやすい尾根道の雷鳥坂を登り、小蓮華山を目指し高山植物の綺麗なお花畑を眺めながら歩く。(花の名前は聞いても直ぐ忘れるので覚えている程度の花の写真を載せてみた)
コマクサ 突然雷鳥が現れる シナノキンバイ
兎にも角にも、花の山「白馬岳」と有名で有り、この時期は至る所が高山植物のお花畑が広がる。小蓮華山直下の岩場で夏羽に衣替えをした「雷鳥」2羽が姿を現す。この時の為に持参した工学10倍ズームのデジカメで雷鳥の姿を捉える。
小蓮華山から三国境に向かう シコタンソウ ガスの中白馬岳登頂
小蓮華山から長野側が切り立った断崖の尾根道をガスと時折降る小雨の中をお花畑を眺めながら三国境に向け進む。三国境(越中(富山県)・越後(新潟県)・信濃(長野県)三国の境)まで登ると、雨が一段と強くなり風も出てきた。三国境から1時間程でガスで曇り何も見えない白馬岳(2932m)に登頂した。折角の白馬岳登頂で有るが展望が利かないのは残念である! 山頂から白馬山荘まで15分位下り16時10分山荘に無事到着する。

白馬山荘の夕食は、焼き魚・揚げ物・サラダ・煮物等有りご飯もお代わり自由で十分な量が有ったが標高も高いがビールの値段(500ml800円)も高かった。食後は有名なレストランスカイプラザで仲間とワインを戴きながら本日の反省をする。悪天候のせいも有り宿泊者は少なく、たたみ1畳以上の広さを確保出来ゆっくり手足を伸ばす事が出来、明日の早朝出発に備え20時前に床に就く。
白馬大雪渓を下る キヌガサソウ 白馬尻から猿倉に下山
3時30分起床し、天候が良ければ白馬岳に再登頂の予定であったが、外は夜半から雨が降り再登頂は断念し、宿の折り詰め弁当をヘッドライトの明かりを頼りに戴き、下山の支度を整え外に出てみるとガスと大雨で今日も展望は期待できそうも無い。4時30分白馬大雪渓目指して下山を開始する。

小雪渓手前でアイゼンを装着し、45度は有ると思われる雪渓をトラバースしアイゼンを外すが、今年は残雪が多いそうだ。葱平(ネブカッピラ)まで下山し再びアイゼンを装着して約2kmの本格的な雪渓下りが始まる。雪はグサグサに緩み比較的歩きやすい。染料で雪上にコースを書いたルートを周囲の沢からの落石に注意しながら白馬尻小屋上でアイゼンを外す。白馬尻小屋に8時30分到着し中で暖かいインスタントコーヒー(100円・セルフ)とパンを戴き休憩する。白馬尻小屋から道幅の広い砂防道路を猿倉まで下り、タクシーで白馬村駐車場のバスまで移動し「ガーデンの湯」でお風呂に入り、一路、倉敷に向かい高速道を走り、21時無事倉敷に帰着した。