2014年11月15日 小豆島
サイクリング&登山
寒霞渓 612m
(香川県:市)



「平和の群像」
作家 壺井 栄 「二十四の瞳」 映画化記念碑 (大石先生と12人の子供達)
Map

ルート
自宅:倉敷(車)〜R2号線〜岡山市(倉田交差点)〜新岡山港(フェリー)〜小豆島:土庄港(自転車)〜草壁

〜こううん亭:寒霞渓ロープウエー乗り場(徒歩)〜山頂駅〜こううん亭(自転車)〜草壁〜土庄港(フェリー)〜

新岡山港(車)〜自宅(倉敷)

手 段 区 間 距 離(片道) 時 間
自家用車 自宅(倉敷)〜新岡山港 32km 50分
フェリー 新岡山港〜土庄港 22.5km 1時間10分
自転車 土庄港から寒霞渓登山口(こううん亭駅) 22km 1時間30分
徒 歩 こううん亭駅〜山頂駅 1.75km 40分


11月も半ばと成り、瀬戸内地方にも紅葉の便りが聞こえて来始めた。最近自転車で「小豆島」を走って居ないので、「サイクリング」「山登り」を兼ねて「寒霞渓登山」に出掛けた。

新岡山港に両備フェリーが接岸 小豆島「土庄港」に入港
6時30分自宅を出発し、国道2号線を岡山市街に向けて走り、旭川大橋を渡り、「倉田交差点」を南進し「新岡山港」に到着する。港近くの公園の駐車場は満車のため「有料駐車場」(1日500円)に止め、車から自転車を取り出し「フェリー乗り場」に向かう。フェリー(自転車共片道1360円))は2便の7時20分発が港を離れ様としていて既に遅かった。1時間10分待ちで3便の8時30分に乗船し、穏やかな「瀬戸内海」をフェリーは滑る様に進み9時10分小豆島「土庄港」に入港した。
自転車をロープと車止めで固定 「平和の群像」 記念写真
港の傍の公園に有る、小豆島出身の作家「壺井 栄」「二十四の瞳:平和の群像碑」前で記念写真を撮り、以前DVDをレンタルで借りて観た「子供たちと若い女教師」による、戦争の悲惨さを題材の物語を思い出す。
「平和の群像」は昭和29年 監督:木下恵介・主演:高峰秀子 で「二十四の瞳」の映画化を記念して昭和31年に除幕された。
世界一狭い海峡 「土淵海峡」 最近話題の「エンゼルロード」(天使の散歩道)
土庄の市街地を少し走り、世界一狭い海峡「土淵海峡」に行く。(ただ狭いだけの何の変哲も無い閑散とした水路であった)国道に戻り、最近有名に成った潮の満ち引きに寄り島と島の間に砂の道が現れる「小豆島国際ホテル」前の「エンゼルロード」に行く。観光コースに取り入れられ、早朝にも関わらず沢山の観光客が散歩していた。
ロープウエー「こううん亭」駅に到着 寒霞渓「こううん亭」登山口
国道436号線に戻り、土庄町・小豆島町・池田町と大きなアップダウンを2ヶ所越え草壁より「内海ダム」を越え「寒霞渓ロープウエー:こううん駅」に向けひたすら標高差280mをギヤーを切替ながら登る。途中の風景は紅葉には未だ遠く色付く気配は無いが見上げる「寒霞渓」の山並みは「紅葉のグラデーション」が一面に広がっている。
「寒霞渓」への登りと「こううん駅」に向けた分岐を左に走りトンネルを越え暫く登ると、辺りの景色が別世界の様に明るくなり、「こううん駅」に到着する。
駐車場の端に自転車を止め、ここからは山頂駅に向けて整備されたコンクリートの道を山登りだ。
青空に紅葉が眩しい コンクリートで整備された登山道(遊歩道)
九十九折れの急坂では有るが幅の広い登山道(遊歩道)は紅葉のトンネルが続き、所々で眩しい青空が顔を出し、肌寒い風の中背中に汗を感じながら登って行く。
盛りを迎え綺麗に色付く紅葉 寒霞渓名所 「錦屏風岩」 の奇岩がそびえる
所々で立ち止まり、写真やビデオ撮影をしながら、紅葉した木々の中から突然突き出した奇岩の不思議な風景を楽しむ。
寒霞渓展望台」 に登る 展望台の観光客と登山者
寒霞渓「山頂駅」展望台まで登ると、車道をバスや乗用車で登って来た観光客が「かわらけ投げ」や写真撮影を楽しんでいる。近年近場の観光地に行くと早口の大きな声で喋る中国人の姿が目に付く。
紅葉に染まる渓谷を見下ろす 海に浮かぶ 「瀬戸内海」 の島々を見渡す
雲は早く流れ、登りで温まった体も寒さを感じる様に成って来たので、レストランに行きお昼ご飯を食べ様とするが、丁度お昼時で料理が届くまで1時間待ちを告げられた。レストランで食べるのを諦め出た所に有った露天の「うどん屋さん」に行き「素うどんと炊き込みご飯」を注文し、手際の悪いアルバイトの様な若者が作る、冷凍うどんをお湯で戻し出汁を掛けたうどんを食べる。(うどん=500円)
当初は、「星ヶ城山 816.68m」まで登る予定であったが、帰る時間に余裕が無いので登頂を断念し下山を開始する。
夕日に染まる 「児島湾大橋」 新岡山港」 に接岸
登山口に下山し、再び自転車にまたがり、苦しんで登って来た急坂をブレーキがきしむ音を立てながら最高時速が50kmを越えるスピードで一気に「草壁」の町まで下る。
国道に入り、「道の駅」や地元の「スーパー」に寄り休憩しながら、小豆島の特産品を「お土産」に買い土庄港のフェリー乗り場に走る。港に付くと丁度車を積み込み中のフェリーが有り、急いで乗船券を購入しフェリーに乗り込む。
船は凪の「瀬戸内海」を悠然と進み、西の空が茜色の「夕日」に染まり始めた「児島湾」に入り、「新岡山港」に接岸した。