や はず が せん
2009. 6.27 矢筈ヶ山 1359m
    (鳥取県:大山町)

                     大山参詣 「大山道」
山岳仏教が栄えたころに利用されていた、伯耆三山(大山・船上山・三徳山)のうち大山から三徳山を結んでいた修験道の一部を利用している登山道です。標高1105mの大休峠の近くには旧参道の名残である石畳があります。

コースタイム
川床登山口駐車場〜110〜大休峠〜40〜矢筈ヶ山〜20〜大休峠〜100〜川床登山口駐車場
 登り:2時間30分   下り:2時間
コースMap
川床登山口駐車場 阿弥陀川の橋を渡る 原生林の中を歩く
大山寺から大山国際スキー場を通過して少し下った林の中の川床登山口駐車場に車を止める。(駐車場として整備されて無いが路肩に10台位止める事が出来る)登山支度を整え早速歩き始め、10分足らず歩いた所で、阿弥陀川に掛かる橋を渡る。登山道は自然な道で自分の歩幅で楽に歩く事が出来る。
大山道の石畳 大休峠避難小屋に到着 綺麗な避難小屋の内部
登山道を暫く登ると400年前に作られた石畳(大山参詣「大山道」)となる。雨や露に濡れた石は苔が着いていてとても滑り易い。林の中(中国自然歩道)を登り、2時間弱で「大休峠避難小屋」に付く。内部は広く綺麗な避難小屋で15人位は泊まれそうだ。少し匂いが気になるがトイレも有り暫く休憩する。
大休峠より烏ヶ山を望む 矢筈ヶ山に向けて登る ブナの林に日差しが注ぐ
大休峠から烏ヶ山(からすがせん)の展望は、正しく、烏(からす)が羽を広げ今にも飛び立とうとしている様に見える。この山に名前を付けた人はこの角度で山を眺めていたのであろう。大休峠から矢筈ヶ山への登りは一気に急登となり息が弾む。浮石の多い登山道をブナの綺麗な林を眺め乍ら40分位登り頂上に到着する。
矢筈ヶ山三角点にタッチ 山頂から大山東壁を展望 そそり立つ子矢筈
山頂は狭く、15人位が休憩出来る広さだが、目の前に広がる「大山東壁」はアルプスの佇まいで素晴らしい展望だ。北に見える「子矢筈」の山頂で休憩をしている人が数人見える。(子矢筈への登りは写真の岩壁右側を登る)今回の登山は山頂で昼食を食べ休憩した後、登山ルートを川床登山口に戻る。

新緑のブナ林も気持ち良いが紅葉の頃、又歩いてみたいコースだ。