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槍沢ロッジの夕食メニュー |
小雨の振る中を登り始める |
ババ平のテント場 |
17時からの夕食まで時間が十分有り、ロッジの外で持参したお酒を少し戴きこれから登る「槍ヶ岳」に思いを馳せる。「槍沢ロッジ」はお風呂(16時から)に入る事が出来るる為、順番待ちの列に並び一番風呂に入る。(石鹸・シャンプーは禁止)山の質素な夕食を戴き、20時過ぎに寝床に入ると直ぐに夢の中となる。
一夜明け外は雨が降っている。夜中の0時頃にトイレに起きた時は星空が出て居たのに残念だ。5時から食事を戴き雨装備を整えて小雨の振る中を出発する。
途中の「ババ平」ではテント泊の登山者が雨の中沢山テントを張っていた。 |
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沢に雪渓が見え始める |
依然として雨は降り続く |
播隆窟に到着 |
西鎌尾根分岐の「大曲」を通過し、いよいよ急坂に差し掛かり「槍ヶ岳」に近づくが生憎の雨の中、山は見えない。休憩を繰り返し「播隆窟」(槍ヶ岳開山の僧「播隆上人」が開山の際使ったと伝えられる岩穴)まで登る。 |
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槍ヶ岳直下の大天井岳分岐 |
槍ヶ岳山荘の簡素な夕食 |
食堂は超満員 |
「殺生ヒュッテ」分岐を通過し「槍ヶ岳山荘」直下の分岐まで登ると山荘が見え、小雨の中を到着する。山荘に入り、宿泊手続きを済ませ部屋に入り「自炊場」で持参した食材で昼食を戴く。雨の中を登って来た登山者の濡れた衣類で乾燥室は大混雑している。
夕食の開始時間の17時までストレッチ体操などで体を癒し、漸く夕食に有り付く、本日の泊り客は約300名で食堂は三回の入れ替えで対応するそうだ。 |
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夕方の晴れまでパノラマが広がる |
朝食を頂きアタックに備える |
雨支度をして出発 |
夕食後、之まで湧き上がっていたガスが晴れ「槍の穂先」が姿を現す。夕食後であり、雲上のアルプスのパノラマを眺め、頂上アタックは翌日にすることにして暫く大パノラマを楽しむ。山での時間の潰し方は様々であるが、早朝から雨の中を歩き疲れた体には寝床に入る事が一番であり早々と寝床に入る。
一夜明け、外は白く煙るガスの中で「槍の穂先」は見えないがアタックの準備をし羨ましく窓の外を眺める。吹き上げるガスも時々途切れるように成り、頂上アタック開始を決意し山荘を出る。 |
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槍の穂に登るすれ違い渋滞 |
感動の三角点タッチ |
殺生ヒュッテ下から槍の穂を見上げる |
山荘から「槍の穂」まで通常20分位で登る事が出来るが、ガスの晴れ間一斉に登山者が動き始め、上り下りのすれ違い渋滞が発生し中々前に進めない。「クサリ」や「ハシゴ」を登り、30分掛けて山頂にたどり着き感動の内に三角点(3180m)にタッチする。頂上は狭く記念の写真を交代で撮影し10分位の滞在で下り始める。「槍の穂」から降り、山荘で少し休憩をし名残惜しい気持ちを残しながら「槍ヶ岳」から下山を開始する。 |
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枯れ場と雪渓の向こうに槍の穂を望む |
大曲近くまで下山し緑が濃くなる |
夕暮れの横尾山荘 |
「槍ヶ岳」下の急坂は、登りのガスの中では見えなかった枯れ場が続き、雪渓を渡り石道の上を下る。大曲まで下ると花も多く咲き緑も濃くなり夏山の様相を感じさせてくれる。12時30分過ぎに「槍沢ロッジ」まで下り、昼食を食べ(ロッジでの食事は13時で終了)休憩の後、15時過ぎ今日の宿「横尾山荘」に到着する。「横尾山荘」は昨年の奥穂高登山の時も宿泊した宿で石鹸は使えないがお風呂(16時から)に入る事が出来る。二日分の汗を流し、鶏肉のソテーの夕食を戴き、カーテンで仕切られた一人用のベットで手足を伸ばしゆっくり休む。 |
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前穂高岳に射す「モルゲンロート」 |
上条嘉門治小屋の「岩魚の塩焼き」 |
霞の中「岳沢」が浮かび上がる |
一夜明け、外に出てみると前穂高の峰に朝日が射し「モルゲンロート」(ドイツ語で朝焼け)が展開されて居り、山頂から次第に中腹に掛けて輝いて出来た。朝食は5時から食べる事が出来たが、早朝出発組の食事の終わりを待ち6時から戴く。食後は談話室で雑誌を読んだり、山の話をしたり暫く寛ぎ、7時過ぎに荷物をまとめて宿を出る。横尾から約3時間歩き上高地まで下り、13時30分上高地発の「さわやか信州号」で京都駅帰り(高速道路が休日1000円で大渋滞をし2時間遅れで京都に着く)京都から22時前の新幹線で岡山(倉敷)に帰り、今年の北アルプス登山は無事終了した。。 |
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