ゆふだけ  ・  くじゅう じゅうそう
平成21年9月19日
     〜9月22日
由布岳・九重縦走 由布岳 1583m
 中岳 1791m
久住山 1787m
(大分県:由布市・九重町)




「中岳より久住・三股山を望む」
Map

ルート
〔1日目〕 往路

倉敷7:00〜山陽道:玉島IC〜九州道:小倉南12:00〜田川〜嘉麻〜日田〜大分道:日田IC〜湯布院IC〜湯布院 15:30着  約8時間30分  道の駅:ゆふいん テント泊 「夕食:17:00 就寝:20:00」

〔2日目〕 起床:4:00 朝食:5:00 (由布岳登山)

道の駅:ゆふいん6:00〜由布岳登山口6:40〜マタエ8:50〜由布岳 西峰9:15〜お鉢巡り〜由布岳 東峰10:40〜由布岳登山口13:00〜やまなみハイウエー〜飯田高原15:00 長者原登山口駐車場:テント泊 「夕食:17:00 就寝:19:00」


〔3日目] 起床:4:00 朝食:5:00 (久住連峰登山)

長者原登山口6:30〜すがもり越8:00〜北千里浜〜久住分れ〜天狗ヶ城9:50〜中岳〜久住山10:00〜久住分れ〜扇ヶ鼻分岐〜牧ノ戸峠13:30〜長者原登山口14:45 長者原登山口駐車場 テント泊 「夕食:17:00 就寝:19:30」


〔4日目〕 起床4:30 朝食:5:00 復路

長者原駐車場6:00〜大分道:九重IC〜鳥栖JC〜九州道〜中国道〜山陽道:玉島IC〜倉敷14:00

9月の連休をシルバーウィーク言うらしいが、今年は5日連休であり高速道路ETC休日割引を利用して大分県の由布岳と九重連山登山を計画し友人と登って来た。

連休初日の高速道路は沢山の車で山陽自動車道の広島近くで事故があり1時間位のろのろ運転で進まないが成り行きに任せたテント泊登山のため時間を気にする事無く走る。

壇ノ浦SAで休憩 湯布院「健康温泉館」温泉入浴 道の駅「ゆふいん」ゲリラキャンプ
壇ノ浦SAで休憩し九州の渋滞情報を聞くと、福岡から鳥栖までの間35kmの渋滞と言う事で、小倉南ICで高速道を降り、田川から嘉麻経由で日田ICから大分自動車道に再び乗る。果たして時間短縮に成ったかは不明だが、退屈な「のろのろ運転」を回避出来た事は間違いない。

出発から8時間30分で湯布院に到着し道の駅「ゆふいん」で休憩とキャンプ場所を下見後、由布岳登山口周辺の状況把握に向かう。登山口周辺ではキャンプに適当な場所は見当たらなかった。

湯布院の温泉街に戻り、「健康温泉館:クアージュゆふいん」(日帰り入浴500円)で湯布院の湯に浸かり疲れた体を癒し、道の駅「ゆふいん」駐車場横の奥まった所にテントを張りお酒を戴きながら夕食にする。

※道の駅には24時間使えるトイレと飲料水と夜間照明がありゲリラ・キャンプにはベストポジションである。
朝焼けに染まる 「由布岳」 「由布岳」 登山口駐車場 登山口正面 「由布岳」
一夜明け、4時に起床し朝食を済ませテントを撤収し6時に由布岳登山口に向かう。天気は雲ひとつ無く晴れ渡り素晴らしい天気だ。登山口の駐車場には20台位駐車出来そうだが、既に満車状態であったが少しの隙間を探し駐車する。

晴れ渡った空に「由布岳」のシルエットがくっきりと浮かび上がり山頂からの展望が楽しみだ。
由布岳山頂が・・・ 合野越えまで登る 湯布院の町並みを見下ろす
駐車場から朝露の降りる草原の中を緩やかな登りを歩き7時に合野越え展望所に登る。合野越えから林の中を暫く登ると林の切れ間から湯布院盆地全体が黄金色に色付いた田んぼの中に浮かんでいる。

遥か遠くに明日登る「九重連山」が浮かび上がって居り、その向こうに「阿蘇山」が見える。
「マタエ」から西峰に向かう クサリ場を登る 狭い岩場の登山道
西峰と東峰の分岐点の「マタエ」から西峰に向け、岩場に這いつくばりクサリを伝いながら登る。資料収集時点で山頂付近の岩場を把握していたが、予想に反した岩場の連続であった。
三角点(西峰)にタッチ ミヤマトリカブトの花が咲く 岩場を乗り越えお鉢巡り
登山開始から2時間35分で西峰の頂(1584m)にタッチし、噴火口外周を「お鉢巡り」に向かう。細く切り立った岩の連続で足の運び方を考えながら岩を乗り越え細い道を歩く。
由布岳「東峰」登頂九重連山が雲に浮かぶ 山頂直下で暖かい昼食を食べる 西峰分岐のマタエに下山
西峰から1時間25分で東峰の頂に立つ。お昼には少し早いが朝御飯も早かった事も有り、頂上直下の少し広い所に腰を降ろし靴を脱ぎラーメンライスの昼食を戴きお昼休みにする。雲ひとつ無く晴れ渡った空の下、遥か遠くに九重連山を眺めながら暫し休息を取る。頂上付近は多くの登山者で溢れている。
駐車場は満車向かいに有料駐車場 飯田高原「正面に硫黄山の噴煙」 国民宿舎「コスモス荘」で温泉入浴
約50分の昼食休憩の後下山を開始、1時間40分で13時に登山口駐車場に下山する。

観光客の車で渋滞が発生している湯布院を後に本日の宿泊地の飯田高原に向け「やまなみハイウエー」を走り、15時長者原(ちょうじゃばる)登山口駐車場に着き、キャンプ場所を下見する。駐車場には沢山の大型のキャンピングカーやキャンプ道具を積んだ車も有り、今日の寝床をここに決め、駐車場横に有る国民宿舎「コスモス荘」の温泉(12時から16時:500円)に行き埃と汗を流す。
長者原駐車場でゲリラキャンプ 九重「長者原」登山口を出発 すがもり越に向かう
温泉の後は、駐車場横の芝生広場の東屋の端にテントを設営し持参した食料で夕食を作り本日の反省をしながら戴く。テント泊は我々を入れて6張り(キャンプ場では無いが!)で静かに休む事が出来た。

一夜明け、外は真っ暗であるが4時に起床しテントを撤収後、簡単な朝食を戴き6時30分「すがもり越」に向け九重登山口を出発した。
鉱山道路から山道に入る 「硫黄山」の噴煙を真近に見る 「すがもり越」に到着(三俣山登山口)
長者原から硫黄山道路(舗装)を30分位登ると道路から山道に入り、夜露で濡れた草でズボンの裾を濡らしながら、山肌一面に水蒸気の噴煙を上げる硫黄山下まで登り、硫黄山を遠巻に「すがもり越」に8時に到着する。

最初の計画では、三俣山山頂を折り返す予定であったが、時間の関係で「すがもり小屋」跡で休憩を取り、大きな石の上をコースを選びながら「北千里浜」に降りる。
久住分れ 北千里浜を振り返る 天狗ヶ城下の「御池」
山上とは思えない「北千里浜」の川原を「硫黄山」東側の景色を眺めながら歩き久住分れまで登り、空池、御池(みいけ)から天狗ヶ城山頂に立ち九州本土の最高峰中岳(1791m)山頂で360度の展望を楽しみ、折り返し空池から沢山の登山者が行き交う「ごろ石」の多い登山道を久住山に向け登る。
久住山山頂上に立つ 西千里ヶ浜を越えて リンドウが沢山咲いている
多くの登山者が昼食を広げる中を山頂で記念写真に納まり、風が少し吹く山頂の岩と岩の中の少しばかりの平地を探し昼食(具沢山のラーメン)を食べる。山頂から久住分れに戻り長蛇のトイレ待ちの列の横を久住非難小屋から西千里浜を通過し沢山のリンドウの花を眺め、扇ヶ鼻分岐を沓掛山のハシゴを登り牧ノ戸峠登山口に下山する。
扇ヶ鼻分岐から牧ノ戸峠方向 長者原の九重登山口ヘルスセンター お風呂の後の潤い
牧ノ戸峠登山口で無事の下山を祝い良く冷えた缶ビールで乾杯し、長者原に戻る路線バスの時間を調べるが便数が少なく1時間30分待ちの為、3.5kmを歩いて帰る事に決め舗装道路を歩くが登山靴では歩き辛い、1.5km位歩いた大曲の登山口の所で三俣山から下山して来た二人と出合話し掛けると小倉に帰ると言う事なので長者原まで軽四の後部に便乗させ戴き約2kmを助けて頂いた(感謝!感謝!)長者原の登山口ヘルスセンター2階の温泉(350円)で汗を流し屋外のテラスでおでんとビールで再び乾杯をし駐車場に帰りる。
温泉の窓越しに硫黄山の噴煙 再び長者原駐車場でキャンプ 中国道鹿野SA
駐車場の車からテントを取り出し、昨日と同じ東屋の傍に昨日と同じテント仲間とテントを張り簡単な夕食を戴きながら今日一日の反省をし早々にテントに入り暖かい寝袋で夢の中となる。

一夜明け、外はうす曇であるがテントを撤収し、朝食を戴き6時出発で久住ICから大分道を走り鳥栖JCから九州道に入り「めかりSA」で休憩を取る。SAのインフォメーションで道路状況を尋ねると山陽自動車道の徳山付近で事故の為、山陽道に通行止めが発生しているとの事で、中国道を広島北JCまで走り広島経由で山陽道を玉島ICで下車し14時過ぎ無事我が家に帰る。高速道路1000円割引で4日間の山登りを楽しむ事が出来た。(ありがとう!)