草の根ハシラ

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2001年12月

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12.31.mon

 いま現在、31日の午前0時20分すぎ。今年もあと23時間と30分で終わりですね。あしたのいまごろは「あけましておめでとう」となってるんですねえ。いよいよ2001年も締めくくりです。みなさんの一年はどうでしたか? 楽しかった一年、つらかった一年、キツかった一年、とても充実した一年、きっといろいろなんでしょうね。
 いまのご時世、「なにもかもが順風満帆」とは決して言えないかもしれないけど、それでもなにかひとつぐらいは希望というか、夢みたいなものが日々の暮らしのなかにあると思います。それは自分の愛車であったり、仕事かもしれないし、子供の成長、家族、恋人、仲間、音楽……なにかがきっと、自分にとっての幸せをもたらしてくれるものが、そばにあるはずです。どんなに小さな幸せであっても。それに気づいているとしたら、どうかそれを大切にしてください。
 ある人がこう言ってました。先行きが見通しにくいいまの時代、大切なのは「生き残ること」だ、と。生き残るっていうのは、誰かを騙したり、裏切ったりして蹴落とす結果としての意味じゃなく、自分らしさをなんとか保ちながら、いまここに踏ん張って立っている、という意味です。そのためには、自分のことをもっと知る必要があると思います。自分自身と、それから自分のそばにいる人たちのこと、自分がいまいる環境のことも知らないといけないんじゃないかと、そう思うわけです。
 ぼくにとっての2001年をふりかえると、まあこうして書き連ねてきたようなことをあらためて考えさせられます。正直に言って、決して楽な一年だったとは言えなかった。だけど、立ち止まることはできないんですよね。黙っていても明日はやってくる。明日がくれば、また立ち上がって、少しずつでもいいから歩きだしていく。それが「生き残る」ってことかな、と思います。こうしている間にも2001年が終わり、新しい年がやってくる。1月になればエンスー日記のvol.04も公開して、新しいコンテンツも作る……。まあそんなことも含めて、いまできることを少しずつこなしていこう、と思うわけなのです。
 なにはともあれ、2002年がみなさんにとって、そしてぼくにとってもよき一年でありますように。それではまた来年!


12.28.fri

 今日が仕事納めでした。やー、最近は一年がやけに早い……。
 昨日、27日は大きなイベントが2つありました。ひとつめは浜田省吾の広島ライブ。4年にわたるロングツアーの最終日……の一日前ということで、チケットがとれただけでもまあラッキーなんでしょうね。3時間半、全28曲、堪能しましたです、ハイ。
 で、ふたつめなんですが、そのライブのために広島市へ向かう途中、わがミジェット号がついに10万kmを越えました。ぼくがミジェットを手に入れたときは6万kmちょっとだったから、8年半で4万km弱。かなり遅いペースだけど、地道に刻み込んだ10万km、わりと感慨深いものがありましたね。オドメーターが「00000」になった瞬間は、ちょうど広島の三原を走ってました。もう10kmぐらい先だったら浜田省吾の生まれ故郷の竹原だったんで、ライブに行く道すがらとしてはなにかとタイミングがよかったんだけど、なにはともあれ10万kmです。
 ミジェットに乗りはじめた頃、正直いってこんなに長い間乗ることになるとは思わなかった。ひとつの節目を越えたな、という感じです。……と言ってるそばからナンですが、じつはミジェット、もうかなり以前に10万kmをオーバーしてるはずなんですね、これが。うちのメーターはかなり過少申告気味で、まあだいたいだけど、実際はたぶん13万kmぐらい走ってるはず。13万kmのくせに10万kmだとサバよんでるんですね、うちのやつは。
 とにもかくにも「00000」にリセットされたミジェット。次の「00000」はいつになるんだろうか? その頃まだ乗ってんのかな。ちなみに浜田省吾のライブ、サブタイトルは「THE SHOGO MUST GO ON」とうたわれてまして、これはブロードウェイのミュージカルにまつわる有名な言葉「THE SHOW MUST GO ON」をもじったもの。「どんなにつらくても、なにがあっても、だれもショーを止めることはできない、ショーはいつまでも続く」てな意味だったと思います。49歳になり、4年のロングツアーを終えようとしている浜田省吾の「引退なんてしない、まだまだライブは続く!」という気構えを表しているらしいんだけど、ここはぼくもひとつあやかりましょう。「THE MIDGET MUST GO ON」と!


12.25.tue

 「ギムレットにはまだ早い」という台詞がある。レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」という小説のなかで探偵フィリップ・マーローがつぶやく有名な台詞です。「ギムレットには早すぎる」という訳もあるようだけど、ぼくは「ギムレットにはまだ早い」のほうが響きがいいというか、なんとなくたしなめられている印象が強くて気に入ってます。
 酒はあんまり強くないぼくですが、お気に入りのバー、というのが一応ひとつありまして、そこでぼくがいつも飲むのがこのギムレットというカクテルなんですね。「ギムレットにはまだ早い」。その意味が知りたくて、その店に初めて行った時にまっさきに注文しました。ドライジンにライムジュースを加えたもので、まあめちゃくちゃ強い酒ってわけでもない、というのが第一印象でした。それ以来、そのバーに行くと毎回注文してます。ところが正直言って、心底うまいと感じたことはまだないんですね。まだお子さまってことなんでしょうか。
 カウンターの向こうでグラスを磨いてるマスターはもしかしたら「ギムレットにはまだ早い」という言葉の本当の意味を知ってるのかもしれないな、とたまに思うんですが、そんな小粋な(=クサい)質問はできるはずもなく、なかば意地みたいになっていっつも飲んでます。まあ案外、忘れた頃になにげなく飲んだ一杯が思いがけずうまくて、そのとき初めてギムレットの味を噛みしめることができるのかも。


12.24.mon

 またまた街へ出かけました。今日は幌を開けて走りましたよ。さすがに朝とか夕方はかなり寒いけど、昼間は快適ですね。手袋も帽子もいりません。青空が広がる、いい休日でした。
 夜は映画を観ました。巷で噂の「ハリー・ポッターと賢者の石」です。じつは2度目の鑑賞でして、1度目の途中で寝てしまったカミさんのリクエストに応えて、というわけです。内容については書きませんが、「クィディッチのシーン、I.L.M.はいい仕事したな!」とあらためて感心しましたね。
 なんでもあの映画、監督候補にS・スピルバーグの名も挙がってたそうで、もしそうなっていたら、主役のハリーはハーレイ・ジョエル・オスメント(A.I.のあの子役)がやってたらしく、舞台はアメリカの学校という設定だったとか。スピルバーグにならなくてよかったですね。あの映画はイギリスを舞台に、イギリス人のキャストでやったからこそ成功したんだと思います。まだ未見の方は、ぜひ映画館に足を運んでみてください。ちなみに今回はTHXサウンドシステムを装備した映画館で観ましたが、音響の迫力がまるで違いました。できるならTHXサウンドで。これも付け加えておきます。
 みなさんはどんなクリスマス・イブでしたか?
 メリー・クリスマス。


12.23.sun

 一日とんじゃいましたね。まあ気長にいきましょう。
 今日は用事があって街に出ました。年の瀬、クリスマス前、しかも日曜とあって、どこもかしこも大渋滞。で、停滞した流れのなかでボーッとしてたんです。そしたら、対向車線にユーノス・ロードスターを発見しました。しかも幌を開けてオープンにして。カップルか夫婦らしく、仲よくなにか話してる様子。クリスマスの買い物でもしたんでしょうか。とにかく楽しそうでした。
 今日は何台かオープンカーを見かけたけど、幌を開けてるのはその1台だけでしたね。
 他の人からすれば「寒いのにわざわざオープンにして……」と理解できないかもしれないけど、オープンカーはやっぱり幌を開けてこそ華。冬の夕景、渋滞のなか、幌を開け放ち、灯りはじめたイルミネーションや車のスモールライトにほのかに浮かびあがるそのロードスターはとてもかっこよかったですね。いい風景になってました。
 ぼくですか? えー、ぼくは幌を閉めてコーヒーすすってまして……。ちょっと反省。


12.21.fri

 今日、なにげなく「日記(仮)」でサーチエンジンかけたら、これがまあ出てくる出てくる! 「〜日記(仮)」とか、ずばり「日記(仮)」というページが鬼のように検索されて。というわけで、とりあえずタイトル変えました。日記というよりほとんど独り言ばっかりなんで、ちょうどいいかな、と。


12.20.thu

 最近、草の根掲示板への書き込みが続けてありました。書き込んでくれたみなさん、ありがとうございます! 正直言って、掲示板を立てた当初は「なにもないからとりあえず」といった感じで、自分としてはオマケみたいなもんだと思ってたんだけど、書き込みがあるとやっぱり単純に喜んだりします。
 日常って、そのほとんどが無意識にやってることとか、習慣でやってることの連続ですよね。朝起きて歯を磨いて、着替えて会社行って仕事して、メシ食って風呂入ってテレビ観て……そして眠る。イマジネーションを働かせなくてもできることがほとんどじゃないかなと思います。そんな生活の中になにか新しいものを取り入れるというのは、だからなんだかドキドキしてしまう。ましてやそれに不安材料がつきまとっていたりすると、もういつになく真剣にあれこれ考えてしまったりして、よけいにコーフンしてしまうもんです。刺激的ってやつですね。
 結果からいえば、あのときミジェットを買ったのは大正解だったな、と思います。まあいろいろと苦労もあったけど、おおげさじゃなく、ぼくの人生はちっぽけなオープンカー1台で大きく変わったと思うし、それはプラスのほうに変わっていったんだと信じてます。あのときミジェット買ってなかったら、いまこうしてあれやこれやと書きつづることもなかったかもって思うと、まああれは人生のターニングポイントのひとつだったのかな、とふりかえってみたりするのです。

 昨日の夜、「む、これはちょっとまずいぞ……」てな予感がしたと思ったら、案の定、朝起きるとノドをやられてました。みなさんも風邪にはくれぐれもご注意を。今日はジキニン一気飲みして、さっさと寝ます。


12.19.wed

 アメリカに行きたい、とずっと思ってます。これは学生の頃からの、いわば「夢」ですね。うちの本棚には学生の頃に買った「地球の歩き方〜アメリカ編」がずーっと鎮座していて、しかも改訂版とか「アメリカ・ドライブ」なんてものがちょっとずつ追加されてたりしてます。
 なんでそんなにアメリカへ行きたいのか? なんでアメリカに惹かれるのか? いろいろ考えたんだけど、結局はあの「いろんな顔がある」ってとこかな、と思ってます。いわゆる自由の国っていう表現はアメリカのほんの一部しか切り取ってなくて、それを一枚めくればいろんな表情があって、いろんな問題を抱えていて、そして知らない一面がまだまだある国、それがアメリカなんだと思うんですね。アメリカの映画を見てると、そのへんが見え隠れしてとても興味深い。とくに闘争を描いた映画には、アメリカのエゴがよく表れていると思います。
 まあ他の国も同じようにいろんな表情があるかもしれないけど、ぼくにとって心惹かれる国は、やっぱりアメリカ。それも田舎、というか少し前の時代の面影を残した地方都市とか荒野なんかに行ってみたいですね。ニューヨークとかロスアンジェルスみたいな都会もいいけど、フリーウェイをレンタカーで走りながら、いろんな町を訪れてみたい、それがぼくの夢なんです。
 じつは今年こそアメリカに行こうと決めてたんだけど、クリアすべき課題がクリアできず、ひとまず断念しました。来年は実現して、アメリカの地をこの目で、この足で、この手で確かめてきたいなとたくらんでます。


12.18.tue

 今日ネットをうろうろしてたら、おもしろい画像にたどりつきました。世界地図ってありますよね。横長で、地球上の大陸が全部載ってるやつ。北極と南極がバカッ広くて、面積比率では正しくないんだろうけど。で、それの実写版。たぶん人工衛星から撮った写真をつなぎ合わせて作ったんだろうと思われるその画像は、しかも全部夜なんですね。地球全部が夜。で、地上の明かりが写ってるの。それ見ると、どこに人が住んでて、どこに町があって、どこが人のあんまりいない土地か、もうまるわかり。
 当然ながら、わが日本は真っ白に輝いてました。日本列島の形のまんま。おもしろいな、と思ったのはインド。これが見事にまた真っ白。北のほうには確かヒマラヤ山脈があるんだろうけど、それ以外のとこ、インドのほぼ全面に明かりがついてる。そういやインドって、めちゃめちゃ人口が多い国だってこと思い出しました。
 アメリカって、東半分はなんか点々とまだらのように明るい所があって、それを光の線が放射状に結んでるんですね。あれってフリーウェイなんだろうか。そして西半分はひたすら真っ暗。カリフォルニアとかがある西海岸沿いは明るいんだけど、それ以外はほんと真っ暗。ああ、このへんはロッキー山脈とかネバダ砂漠があるんだなって、そこでまたあらためて思い出したりと、まあ見てて飽きなかったです。あんまり気に入ったんでDLして、会社で使ってるMacの壁紙にしました。闇夜に浮かぶ地球全土を見ながら仕事ってのもいいもんです。


12.17.mon

 えー、今日から日記をここにアップすることにしました。
 さっき思いついたところなので、タイトルもなにも決めてません。とりあえず「日記」です。ただしぼくは毎日更新するほどの強者ではないんで、まあ思い出したときに、なんか書きたいことがあったときに、フラフラッと更新かけていきたいと思ってます。で、これはまあなんとか不定期ながら続けていけそうだな、と感じられた頃にタイトルロゴなんかも作ろうと、そんなふうに企んでます。
 今日、NHKで浜田省吾の特番やってました。BS2で。一応ぼくファンだったりするんで観ました。内容についてここでは書きませんが、今月の27日に広島である彼のライブに行く予定なもんで、気分がいい感じに盛り上がりましたね。ちなみに浜田省吾、御年48歳だとか。今月29日が誕生日で、49歳になるそうですが、あの年齢で3時間とか4時間のライブやって、つまりその間ずっと歌ったり弾いたり跳ねたり走ったり踊ったりしてるわけだから、それはよく考えるとすごい体力ってことなんだとあらためて思いました。49っていったら上司より遙かに年上なわけで、ぼくの親父と10ぐらいしか違わないんだな、と。医者に言わせると、その年齢の普通のおっさんが同じことしたら、3分でブッ倒れるらしいと、どこかのサイトにありましたけど、あながちそれも大げさじゃないかも。
 自分が50ぐらいになったとき、さてどんなおっさんになってるのかと考えちゃいますね。まだミジェットに乗ってるのか、まだバイクに乗ってるのか、まだ後ろ髪長いのか、その髪すらもしかしてなかったりして……。まあ、あとまだ20年ぐらいありますから、気楽にいきましょう。
 しょっぱなからかなり書いちゃいましたね。調子に乗ってネタ切れしてもナンなので、また今度。


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