通算11日目

2004.3.15(月)晴れ

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     薬王寺 〜 内妻海岸


 今回はゆっくりと一人で歩くつもりでいた。
しかし昨年一緒に歩いた浜松の石津さんがゆっくりでいいぜひ今回も一緒に行こうという。

 それで昨晩23番 薬王寺宿坊で合流した。

私は宿坊へ泊まるのに納経なしではどうも気が引ける、今回始めて納経帳1800円を買い印をもらう事にした。
   再会の  笑みが迎える  へんろ宿・・・石津

 朝5時起床 6時前 長い石段を登り本堂へ向う、寒い! 身震いがするようだ へんろは我々の他に5人ほど来ていた 若いお坊さん二人が現れて勤行 30分ほどで終わった。
   春の朝  無常の経が   堂に満つ・・・石津
俳句は快調のようだ 宿坊へ戻り朝食を済ませ7:15薬師会館出発国道55号線を西へ向う24番 最御崎(ほつみさき)寺までは83.3kmある、先は長い何日で行けるか。
去年リタイヤした山河内駅まで6.8kmが意外と遠く感じた。
寒葉峠を越え日和佐町から牟岐町へ入った山の中の国道を黙々と歩く。

22.5km歩いて牟岐駅前の食堂で昼食、カツ丼600円を食べたが油が古いのかちょっといやな臭いがし美味いとは思えなかった。
姫路から来たと言う定年退職のへんろ、今日の泊まりは5km先の番外霊場鯖大師宿坊だと言う。
我々もそこにしますか 石津さん
「最初から元気を出しすぎて去年みたいになったらおしまいですよ ゆっくり行きましょう」
しばらく歩くと牟岐警察署の敷地の一角にテントを建て「へんろ無料接待所」を作っていた今日は定休日でお茶の接待はなかったが重いザックを降ろし椅子に腰掛け休憩させてもらった、これだけで十分だ歩く者にとってはどんなにありがたいことか。

牟岐警察休憩所 左・休憩所 段差のない歩道 内妻海岸


トンネルが次々とあるがトンネル内に歩道がない路側帯の白線があるだけだ トラックは白線の上や路側帯を走り我々とすれ違う時だけ中央に寄りあとはまた白線を踏んで走るトンネル内を歩くのは命がけだ、騒音排気ガスもひどい。

2km歩いて内妻海岸の民宿「やさか」に泊まる事にした 景色も宿も申し分ないが洗濯設備がないのが欠点。
早く着いたのでビールと酒飲んで昼寝。
夕方海岸を散歩した美しい岩がそこかしこにちりばめたように配置されていた自然は一流の庭師に優る芸術家だ。

  内妻海岸(うちづま)の 岩に暮れ行く 春の海 ・・・石津 

    歩  数  27200歩   歩行距離  24.1km 

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3/14宇野〜日和佐 3,050
おさいせん 10
納経帳・納経代 2100
薬師会館宿泊料 7,325
3/15スポーツドリンク 150
昼食(カツ丼) 600
ビール・から揚げ 1200
本日計 14,435
累 計 102,525