かがやき <CD【K’s melody】【和のぬくもり~秋・冬コレクション】収録曲>
思いがけなくそのチャンスは突然やってきました。
2007年、岡山県で行われた「まなびピア岡山」、その総合開会式での演奏を任されました。
聞けば秋篠宮様と紀子様の御前演奏・・・!!ヒェ~~~!とばかり驚きました。
ケイ子「私のようなものが本当によろしいのでしょうか?」
関係者「はい、お願いします!」ということでえらいことになりました。
曲はどうしよう。これは作るしかない!とばかりに宮様の御前演奏として「品欠」の私が『品格』を感じられるように作らせていただいた・・・つもりです(^^ゞ
一生のうちこのようにありがたいことはもうないだろうなぁ~。一生の宝物です。本当に感謝しかありません。
↓↓「かがやき」はこちらのサイト【SOUND】から視聴できます♪
http://columbia.jp/artist-info/mutsumori/album.html
薔薇のワルツ <CD【K’s melody】収録曲>
新しい曲ができるとまずライブでお客様に聞いていただくことにしています。
曲のタイトル名も付いていないことがほとんどで「こんな感じの曲です」みたいな形で発表しています。
この曲も初演はタイトル無し状態でお客様からどんなイメージだったか、いいタイトルはないかとお尋ねしたところ
「薔薇のイメージ」をいただいたことから『薔薇のワルツ』とタイトルをつけました。
曲のタイトルって最初から付いている場合とイメージで作る場合と色々です。
余談ですが、そういえば亡き師匠沢井忠夫先生に17弦の曲を委嘱したときに先生が
「『六つの詩』って先に曲名つけたから6楽章も作ることになって大変だったよ」って言われたことがあります(笑)なるほど・・勉強させていただきました!ハイ。
↓↓「薔薇のワルツ」はこちらのサイト【SOUND】から視聴できます♪
http://columbia.jp/artist-info/mutsumori/album.html
Spring <CD【K’s melody】【春おとTRADITIONAL】収録曲>
長い間お仕事をしていると色んな依頼もくるもので、
2006年の春、「一日郵便局長」という大役を仰せつかりました。
「一日郵便局長」と書かれたタスキを斜めにかけ、郵便局にある郵便物の仕分け機械のボタンを押し、
職員の方々に「お仕事頑張ってください」と声をかけてまわり、式典で訓示を述べ、
局長室の椅子に座りサインをし・・・というような貴重な体験をさせていただきました。
そのあと、ロビーにて一般のお客様の前でミニコンサート♪
その時、忙しい職員の方々やお客様に朝のさわやかなイメージの「音の手紙」を届けられたらと作りました。
現在はメールが主流で「手紙」って書く機会が随分減りましたが、
自分の字で自分の言葉で気持ちを伝えるって大事なことだなぁとつくづく思うこの頃です。
春の香り <CD【K’s melody】【春おとTRADITIONAL】収録曲>
春の使者、可憐な「蝶」が舞うようなそんなイメージで作った曲です。
が、しかし・・・果たしてお聴きくださった方がそのようなイメージで聞かれたかどうかは不明です(笑)
歌のない音楽は聴く人の想像を掻き立てるものです。
みんなちがってみんないい(by 金子みずゞ)のです。
一度、皆さんの聞かれたイメージをお聞きしてみたいです。
私の中にはこの曲のイメージ映像があり、
「アサギマダラ」という蝶が花から花へとフワフワ移りゆく・・・
いつかこの蝶との共演を夢見ています(笑)
風の谷 <CD【Leaves】収録曲>
この曲の副題をご存知でしょうか?
「Nep」といいます。
「Nep」(ネップ)とは北海道にある小さな村、音威子府村(おといねっぷむら)の愛称です。
稚内と旭川のちょうど中間くらいに位置しています。
北海道で一番小さな村です。
娯楽施設もない村ですが、村唯一の宿泊施設「天塩川温泉」があります。
ここの露天風呂はおススメです!
ただ、北海道の中でもトップクラスの極寒地ですので冬に行くときはかなりの覚悟が必要です。
ベビーピンクのうた <CD【K’s melody】収録曲>
初めて色を意識して作った「カラーソング」です。
ベビーピンク色のごとく可愛い曲です。(自分で言ってる!笑)
だからか女性の方の多くが「可愛くて好き」と言ってくださいます。(私ではなく曲が!・・です。笑)
頭のイントロは変拍子にしてみました。
曲はポップなものからバラード系まで色々つくりますが
この曲は(もう解散しましたが)私の好きなグループ「TULIP」の影響を受けてる感じがします。
憧れのミュージシャンには程遠いけど頑張ってます!ワ・タ・シ!
↓↓「ベビーピンクのうた」はこちらのサイト【SOUND】から視聴できます♪
http://columbia.jp/artist-info/mutsumori/album.html
風がやさしくなったなら <CD【Leaves】収録曲>
この曲は初めてプロっぽく?!高原のホテルにお箏を持ち込み曲作りをしました。
風が心地よく吹き抜ける緑の丘に立って
そのイメージを曲にしました。
ちなみに「楽器を持ち込んで曲作りをするので
他のお客様の迷惑にならないよう一番端の部屋を」と予約をしたら
ホテルの方が気を遣ってくださりスィートルームのような立派なお部屋を用意してくださいました。
いいホテルだわ~!
そのホテルは岡山県の建部町にあります。
sar doja! <CD【倉敷物語】収録曲>
お箏は純邦楽でしっとりと上品なイメージがありますが
実際に弾いている私はそれとは真逆の人間で
お箏でカッコよさを表現したくって
スティーヴィー・ワンダーの「Sir Duke」のような
みんなでユニゾンを楽しむ軽い陽気な曲を作りました。
タイトル名はもちろんスティーヴィーを意識して「sar doja!」
意味は「さぁこんなんできたで!どんなもんじゃ!」
みたいな・・・倉敷弁です(笑)
でもやっぱりスティーヴィーの曲とは程遠いなぁ~。
PAra!PA!PAra!PA! <CD【K’s melody】収録曲>
「PAra!PA!PAra!PA!」(パラッパ
パラッパ)という言葉自体は
「ケセラセラ」のような「気にしない 気にしない なんとかなるさ」的な私の作った造語です。
この曲の秘話を書かずにはいらないくらい
たくさんの方々から
「あれは何と言っているのですか?」
「何ができたのですか?」
「どこにできたといっているのですか?」
と聞かれます。
曲の中でレコーディングのメンバーが何かを叫ぶフレーズがあります。
みんな同時に叫ぶのですが
とにかく声の大きいキーボード奏者の声がひときわ勝っていて(笑)
マイクを囲んで隣りに立っていたスタッフのひとりの目のふちにできたヘルペスをみて
「目にできもんができました~!」
と叫んでいます(笑)
そんでもってレコーディングが完了し、mix
downの作業に入る際、
この言葉が問題にならぬかとレコーディングプロデューサーが会社に確認までしたという
邦楽の世界ではありえないエピソードが(汗)
ちなみに私は「エビフライが食べた~い!」と叫んでます(笑)
↓↓「PAra!PA!PAra!PA」はこちらのサイト【SOUND】から視聴できます♪
http://columbia.jp/artist-info/mutsumori/album.html
Leaves <CD【Leaves】【和のぬくもり~秋・冬コレクション】収録曲>
この曲が生まれなかったら私の作品が世の中に出ることもなかったかも・・・
と思える大切な作品です。
いつも私を支えてくれてたひまわりのように明るい生徒さんが
更年期障害で部屋から出られなくなったと聞き
いてもたってもいられなくなった私にできることは音楽しかありませんでした。
彼女を癒してあげられるようなそんな曲をと思ってお箏の前に座り
ポロポロと爪弾いているうちに出てきたメロディー
あっという間に形が出来上がり、すぐに彼女に届けたくてカセットテープに録音し、
どしゃぶりの雨の中、彼女の家まで届けたことを今でも覚えています。
だって、雨の中、暗い住宅街で道に迷って車を前進させたりバックさせたりで
車をちょっとブロック塀にこすってしまったもんで(笑)
倉敷物語 <CD【倉敷物語】収録曲>
私は倉敷に住んでいるので「倉敷らしい曲を演奏してください」と言われることが多々あったのですが
「これぞ倉敷」という曲が思い浮かばず、それなら作ろう!と思って作った曲です。
倉敷に都会から「アンノン族」と呼ばれた若いお姉様方が押し寄せた1970年代の頃、
みんなそれぞれにいろんな出会いや別れの物語があっただろうと想像し
そんな懐かしさと思い出を感じてもらえればとメロディを思い浮かべました。
そのころまだ小さかった私はアンノン族の華やかなお姉様方を横目で見ながら
私も大きくなったらあんな風なおしゃれな大人になれるのかなと思っておりましたが
やはりアヒルの子はアヒル、白鳥にはなれませんでした(残念~)
ゆる風 <CD【K’s melody】収録曲>
曲は男性に好まれる曲と女性に好まれる曲があるようです。
この曲は男性ファンが多く、ライブやコンサートの後、
男性のお客様が「ゆる風好きです!」と言ってくださいます。
あぁ私ではないのか・・曲なのね・・・
と若干さびしい気もしますが(笑)
曲を気に入っていただけるのはとてもうれしいです!
↓↓「ゆる風」はこちらのサイト【SOUND】から視聴できます
♪
http://columbia.jp/artist-info/mutsumori/album.html
~つづく~
こんな感じで少しずつ作品解説裏話をUPしていきます。音楽と共にお楽しみください。