.ブレーメンの音楽隊  次へ        

このお話はみなさんご存じのお話を元に、私が都合良くミュージカル風に書きました。
養護学校時代に3学期の始業式の先生からのお年玉ということで10分程度に仕上げました。
保育園とか幼稚園の先生用とかでも行けると思います。
曲は音楽の堪能な先生につけてもらいましたので、もしご入り用の方はご連絡を。
一応振り付けもあったのですが、うろ覚えです。
もし使われるときはどんどん改作をしてくださっても良いのですが、ご一報くださるとうれしいです。

登場人物
ロバ  ロバの飼い主  犬  猫  ニワトリ  ウサギたち  
盗賊団のボス  子分(ヤン坊  マー坊  天気予報)   ナレーション

ナレーション

 これから、ブレーメンの音楽隊というお話をします。知っていますか?
どんな動物が出てくるかな?
 さて、むかしむかし、あるところの話です。
おや、向こうの方からとぼとぼと、歩いてくるのはだれだろう・・・?
ロバ ブヒヒ〜ン。(荷物を引っぱって飼い主とともに登場)
ブヒヒ〜ン。(舞台の真ん中で荷物の重さに座り込んでしまう)
飼い主 こら!こんなところで座り込んでないで、さっさと運ぶんだよ!
(といいながら、手を引っぱったり、お尻を押したりするが、ロバは全然動かない)
まったくもう。このロバときたら、年を取ったらろくに荷物も運ばない。
おまえなんか、もう、どこへでも行っておしまい!
(といって、ロバのお尻を一発け飛ばして、荷物を持ってぷりぷり行ってしまう。)
ロバ とほほ・・・。とうとう飼い主に追い出されてしまった。これからどうすれば良いんだろう・・・。
ナレーション ロバさん、ロバさん。困ることなんかないよ。ここからずーっと南にブレーメンという街がある。
ロバ ブレーメン?
ナレーション そう、そこはいつも音楽が溢れている美しい街。そこに行って音楽隊にはいるといいよ。
ロバ そうか、ブレーメンか。他に行くところもないし、行ってみよう!
(そこで、「にゃーあ」と声が聞こえる)
ねこさん、どうしたの?
私の役目はウチのネズミを捕まえることなんだけど、
途中で、どうしてもネズミが可哀想になって、逃がしてしまうの。
そうしたら、私の飼い主は『おまえは役に立たないからでていけ!』・・・って。
ロバ 追い出されちゃったのか。(猫、うなずく)
しょんぼりすることはないさ。僕と一緒にブレーメンに行って音楽隊に入ろう!
(♪歌8小節)(元気にうなずく猫。と、そのとき・・・・)
わーーーぅおーーーん。(悲しそうにとぼとぼと登場)
犬さん、そんなにしょんぼりしてどうしたの?
どうしたもこうしたもないよ。僕はいろんな人と仲良くするのが得意なんだ。
ほえたりかんだり、絶対しない!
だから昨日の晩も、僕のうちに来た人間と仲良くなって全然ほえなかったんだ。
だったら、飼い主にほめられたでしょう。仲良くするのは良いことだもの。
(悲しそうに首を振って)その人達は泥棒だったんだ!
なのに、全然吠えなくて、番犬の役目を果たさなかったからって、
飼い主に追い出されちゃったんだ。
ロバ がっかりすることはないよ、いぬくん。
僕らと一緒にブレーメンに行って、音楽隊に入ろう。
(元気よくうなずく犬。と、そのとき・・・・。)
ニワトリ コケコッコー・・・・。(気弱そうに)
ニワトリさん、どうしたの?
ニワトリ 私は恥ずかしがり屋でコケコッコーって言う声が大きな声で言えないの。
でも飼い主はそれじゃぁ、役に立たないからって・・。
追い出されたの?
ニワトリ 追い出される方がまだましよ!私はスープにされるのよ!(泣く)
ロバ 泣くことはないよ。みんなでブレーメンに行って音楽隊に入ろう!
そうよ、ブレーメンへ!
全員 ブレーメンへ!(歌い終わったら全員下手に去る
      ♪ブレーメンへ行こう♪
ブレーメンへ行こう ブレーメンの街へ 
歌を歌いながら 楽しく暮らそう
山を越えて(ヘイ)谷を越えて(ヘイ)
海を渡って さあ、進め!(ヘイ)
ブレーメンへ行こう  ブレーメンの街へ
夢がきっとかなう  ブレーメンへ(ヘイ)
(暗転)
ナレーション こうして4匹は音楽の溢れる街、ブレーメンへと向かいました。
そして・・・・・・夜が来ました。(明転)
 ココは、ウサギの家族が楽しく暮らしている森のお家です。
ウサギさん達は新しい年を祝ってパーティーを開く用意をしています。
・・・・おやおや?向こうの方から誰かがやってきましたよ。
(舞台上手より、歌いながら盗賊団登場)
         ♪盗賊の歌♪
おれたちゃ盗賊ー  悪いことが大好きさ。
どろぼう、うそつき、かっぱらい  何でもこいのワル
耳をかっぽじぃてきいとけよ 泣く子も黙る名前だゼ
ヤン坊 、マー坊 、天気予報  おれたちゃ、ワルの三兄弟
ボス おい、あの家が良いぞ。やっちまえ!
子分達 おー!こら、ごちそうをよこせ!これから俺達がココに住むぞ
(などと、口々にわぁわぁ言いながら刀で脅す。)
(ウサギたちは、おびえて逃げまどい、舞台下手に集まってふるえる。
(盗賊団はテーブルの上のご馳走をむしゃむしゃ食べ始める)
(と、そこへブレーメンの4匹が歌いながらやってくる)
クンクン。いいにおいだなぁ。美味しそうなごちそうの匂いがするよ。
ニワトリ あ、あそこに家があるわ。行ってみましょう。(家の中を4匹で覗く)
ロバ あれぇ、なんだかおかしいなぁ。ウサギさん達がかたまってふるえているぞ。
あれはきっと盗賊団よ。
どうしよう。
ニワトリ こわーーーい!
ロバ でも助けなくっちゃ。・・・・・・そうだ、僕にいい考えがある!
(4匹、集まって相談。)
いいかい、みんな。僕が「せーの」といったら、いっせいに、
『ぶひーん、ワン、ニャン、コケコッコー。』と叫ぶんだ!いいね。
せーの!!
4ひき ぶひーん、ワン、ニャン、コケコッコー!(だんだん大きくしながら3回繰り返す。)
(盗賊団はびっくりして腰が抜け、這々の体で逃げ出す)
(4匹、ウサギたちやったー!、ありがとうなどと喜び合う。)
ナレーション 無事にウサギさん達を助けた4匹は、お礼に美味しいごちそうを食べさせてもらい
元気にブレーメンに出発しました。
え?4匹はブレーメンに行って音楽隊に入れたかって?
もちろん。4匹は音楽と夢の溢れるブレーメンの音楽隊に入って
歌って踊っていつまでも幸せに暮らしましたとさ。
(全員でブレーメンへ行こうをもう一度踊る)                      終わり